【特別企画】
【アストロシティミニ全タイトルレビュー】「ワンダーボーイ」
緻密に計算された、絶妙な敵やアイテムの配置に刮目せよ!
2020年11月27日 00:00
主人公の少年ボーイを操作して敵を倒したり、障害物や谷間を飛び越えながら前進し、ゴール地点までたどり着くとクリアとなるアクションゲーム「ワンダーボーイ」。操作はレバーの左右でボーイの移動、攻撃ボタンを押すと石オノなどの武器を投げ、ジャンプボタンを押すとジャンプする。攻撃ボタンを押しながらレバーを入力すると通常よりも速く歩き、スピードが上がった状態でジャンプすると、より遠くまでジャンプすることができる。
敵キャラクターに触れるか、画面外に落下すると即ミスとなり、ボーイのライフ(体力)がゼロになった場合もミスになる。ライフは石につまずいたり、一定時間が経過するごとに減少するが、バナナやリンゴ、メロンなどの得点アイテムを取れば回復させることができる。また、炎やツララ、前方から転がってくる岩など、特定の障害物に当たった場合は一発でミスになることもある。
1980年代からゲームを遊び続けているオールドファンであれば、本作は1986年に発売されて大人気を博したファミリーコンピュータ用ソフト、「高橋名人の冒険島」の原作であることをおそらくご存知だろう。基本ルールはどちらも同じだが、本家「ワンダーボーイ」はファミコン版に存在した隠しタマゴや、ボーナスステージなどのフィーチャーが登場せず、敵の種類や出現パターンも異なっている。なので、ファミコン版はさんざんプレイしたけど、本作は未プレイという人にもぜひおすすめしたい。
タマゴの中からときどき出現するスケボーに乗ると、ボーイの移動速度がアップする。敵や障害物に1回触れただけでスケボーは消えてしまうが、即ミスにはならないのでバリア代わりに利用できるメリットもある。ただし、スケボーに乗っている間は強制スクロールへと切り替わり、立ち止まって攻略パターンを考える時間がなくなってしまうため、着地に失敗して敵に捕まったり、画面外に落下するリスクが増す。スケボーに乗った場合と乗らない場合とで、それぞれ違った攻略パターンが必要になるところも、本作ならではの面白さだ。
本作の一番の面白さは、基本アクションがジャンプと武器を投げることの2種類しかないにもかかわらず、ありとあらゆる攻略パターンの構築が求められるところにある。石オノは放物線状に飛び、しかも射程がそれほど長くないので、ただボタンを連打しているだけではなかなか敵を倒すことはできない。一度戦った敵の出現場所と行動パターンは可能な限り覚えておき、出現したら即狙い撃ちできるようにしたい。
上下または左右に動いたり、ボーイが乗った瞬間に急上昇、あるいは下降するなど、さまざまな動き方をするリフトが登場するのも本作の特徴だ。さらに中盤以降のステージでは、攻撃ボタンを押してダッシュしながらジャンプをしないと先へ進めない場所が頻出し、たった1回のジャンプのミスが命取りになる場面がひっきりなしに続く。ジャンプが小さ過ぎても、大き過ぎてもミスになる絶妙なリフトの動きといい、着地点が少しズレただけで、たちまち敵や障害物の餌食になってしまう、巧妙なステージデザインの数々には本当にうならされるばかりだ。
得点アイテムの配置もこれまた絶妙。ジャンプの軌道がちょっとズレただけで、もう二度と取れない場所に高得点のメロンが出現したかと思えば、画面外に落下しないギリギリのタイミングでジャンプすると、その軌道上にちょうどアイテムが連続して並んでいたりして、獲得に成功したときの快感を大いに高めてくれる。得点アイテムは一定時間が経過すると消えてしまうので、素早くかつ正確な操作テクニックが求められるので、たとえ序盤のステージであっても、アイテムをすべて取ったうえでクリアするのは意外と難しい。慣れるまでの間は、ライフの残量に余裕がある場合は無理に狙わず、敵を倒すか、障害物を避けることに専念するといいだろう。
各ステージに1個だけ存在する、ボーナス得点アイテムのドール(人形)、および隠しアイテムをどれだけ発見、かつ獲得できるかもプレーヤーの腕の見せどころ。ドールを取ってステージをクリアすると、クリアボーナスが通常の2倍になるので、ハイスコアを狙うためには必須のアイテムだ。しかも、本作は一定のスコアに到達するごとに1UPする(※最初は3万点、2度目は10万点、以後7万点おきに1UP)ので、欠かせない。また隠しアイテムは、1~3回目は1,000点が入る得点アイテムが、4回目には1UPアイテムが出現するので、こちらも1コインクリアを目指すためには超重要ポイントとなる。
ちなみに、本作は全32ステージあるが、最終ラウンドとなる8-1(29面)以降に進むためには、1-1~7-4までの全28ステージでドールを取ることが必須条件になる。序盤のステージでは、誰でもすぐわかる場所にドールが置かれているが、ステージによっては特定の敵や障害物を倒さないとドールが出現しない場所もあるので、発見するだけでもかなり苦労することだろう。すべてのドールを取ってクリアするのは非常に難しいが、腕に自信のあるプレーヤーは攻略パターンの作りがいが有り余るほどあるので、ぜひチャレンジしていただきたい。
難易度は高めだが、敵の倒し方、ギミックの避け方、そして各種アイテムの獲得パターンを、少しずつ構築しながら攻略していくのが実に面白い元祖「ワンダーボーイ」。たとえ1回でも敵に触れたり、着地に失敗したら即ミスになるからといって、本作を「死にゲー」などと安直に批判するのは、勘違いも甚だしいと断言しておきたい。なぜなら、古典的なジャンプアクションゲームならではの、まさに噛めば 噛むほど味が出る、スルメのような歯ごたえが楽しめる逸品だからだ。
©SEGA/LAT







































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