発売元 THQ
THQの人気プロレスゲーム「World Wrestling Federation Raw」のPlayable Demo。同作はXbox版が今年2月に先行発売(日本では角川書店から10月3日発売予定)され、それをベースにしたPC移植版を第4四半期に予定している。どうもベタ移植のようで、解像度は640×480ドット固定、グラフィックオプションも演出のオンオフ程度しかないようだが、コンソールゲームらしいわかりやすいゲームデザインでさくさくプレイすることができる。PC向けのプロレスゲームそのものが大変レアな存在なので、プロレス好きはぜひ試してみよう。
「World Wrestling Federation Raw」は、アメリカのプロレス団体World Wrestling Federation(WWE)をフル3Dで再現したプロレスシミュレータ。先述したようにXbox版がベースとなっているため、キャラクタの移動にカーソルキーを使うコンソールライクなインターフェイスになっていて、ゲームパッドでのプレイも可能。A、S、D、C、Eあたりのキーを使ってさまざまなアクションを行なうことができる(キーカスタマイズは可能)。
DemoではEXHIBITIONモードでコンピュータを相手に1対1の対戦が行なえる。使用できるキャラクタは「The Rock」と「Kane」の2名。最近のプロレスゲームのスタンダードが良く分かってないので、以下、手探りで書いていくが、ちょっとおもしろいなと思ったのは、画面下の赤と青に両分されたメーターの存在。
最初は純粋にサッカーのように、試合の流れというかレスラーの勢いみたいなものを表しているかと思ったら、実はそうではなく、単純にお客の反応を表している。技をかけるとこのバーが自分側にググッと伸び、伸びきれば必殺技を繰り出すことができる。しかし、同じ技ばかりかけていては観客に飽きられ、逆にバーがぐんぐん下がるといった具合。魅せるプレイをシステムとしてうまく組み込んだ仕様といえる。
レスラーが繰り出せる技の演出もなかなか見事で、技を確定させると自動的に視点が切り替わるほか、迫力満点に見えるように残像処理される。また、大技にもなると炸裂する瞬間に場内からフラッシュがびしばしたかれ、テレビ中継でも見ているような錯覚に陥る。DemoにはReadmeすら付属していないので、実をいうと技の出し方がよくわからないままプレイしてしまったのだが、それでも10種類以上の技が繰り出せたし(といっても、同じ技をまた出せと言われても困るレベル)、十分に楽しめた。プロレスファンならずとも楽しめる佳作だ。
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