発売元 Dreamcatcher
ポーランドのデベロッパーLemon Interactiveが今春発売を予定している、宇宙空間を舞台にしたフル3Dのリアルタイムストラテジー「Project Earth」のDemo。ヨーロッパでは「Starmageddon」のタイトルで発売が予定されている。今回のDemoはまだ暫定的なものということで、戦闘らしい戦闘も起こらず、動作も不安定な印象。「Home World」ばりの戦闘を予想するとちょっと肩すかしを食うだろう。
「Project Earth」は、Relic Entertainmentの「Home World」のお株を奪うような、スペースオペラ全開の3Dリアルタイムストラテジー。独自開発の3Dエンジンによる美しいグラフィックが最大のウリで、公式サイトを見る限りでは、戦闘よりシナリオより何はともあれまずは「リアルな宇宙空間を堪能してほしい」ということだ。
Demoではチュートリアルとオープニングデモを含むキャンペーン序盤がプレイできる。キャンペーンではEarth Forces陣営とDaemons陣営の戦いが描かれるが、DemoではEarth Forces陣営のみを選択できる。
キャンペーンのオープニングデモでは、巨大戦艦のような特大のオブジェクトのひしめく宇宙艦隊が目前を通過する様子が描かれる。プリレンダームービーではなくすべてリアルタイムレンダリングで処理され、ビジュアルの美しさもさることながら、その演出に圧倒的なインパクトが感じられた。CGムービーをなくすという試みは、本作のみではなくほかのタイトルにも数多く見られる現象で、欧米のPCゲーム市場でちょっとした流行になりつつある印象だ。
なお、このDemoで困るのはインターフェイスが一切不明なところ。チュートリアルをプレイすることで、画面視点の変更や艦隊の移動方法などは学べるものの、それ以外の操作がまったくわからない。いろいろ調べてみたが、Ctrl+数字でグループ化、Iキーでミッション内容の表示、Aキーですべてのユニットの選択、Rキーで艦の修理などはわかったものの、肝心の艦砲射撃の方法がわからなかった。ひょっとするとまだ機能として含んでいないのかもしれない。スペースオペラ好きは試してみるといいだろう。
(C) Lemon Interactive 2001.
ダウンロードはこちら(3D Gamers)