開発/発売元 コーエー
コーエーの「三國志」シリーズ最新作「三國志VIII」の体験版。シナリオ「190年」を2年間プレイできる(190年1月~191年12月まで)。プレーヤー武将は西暦190年に登場するすべての武将が選択可能となっている。VIIIで復活した交代プレイによる8人プレイが体験版でも有効なので、2年間とはいえ濃密な楽しみ方ができる。
機能的な制限は、以下のとおり。
・シナリオは「190年」のみ(製品版は184年~234年の全51シナリオ)
・戦場は3パターンのみ(製品版は都市の数だけ異なる戦場が用意されている)
・セーブ/ロードができない
・チュートリアルモードおよび新登録武将モードが使用不可
・オープニングを含むすべてのムービーが未収録
・BGMおよびサウンドエフェクトが未収録
・環境設定ができない
(メッセージ速度は「普通」、ゲーム難易度は「初級」、ゲームモードは「史実」固定)
サウンドが鳴らないのが少し寂しい感じだが、上記要素を除けば製品版とまったく同じ内容なので、ちょっとしたおトク感がある。余談だが、システム的には体験版で中国全土を統一することも可能なようだが、この場合エンディングムービーは流れない。プレイ回数やプレイ期間に制限は設けられていないので、心ゆくまで楽しもう。
ちなみにシナリオ「190年」は、董卓が小帝(弘農王)を弑虐し、中国全土の諸将らが袁紹を盟主に反董卓連合を結成するところからスタートする。このあたりのいきさつは、オープニングイベントとして詳しく知ることができ、イベント終了後、プレーヤーは最初に選んだ武将となり、2年間プレイすることになる。
シナリオ的に反董卓連合軍対董卓軍の大決戦がいきなり始まるため、出来れば一大イベントに名を連ねる有力武将でプレイした方がより多くの楽しみが味わえるだろう。もちろん、完全に勢力争いの蚊帳の外にいる遼東の公孫度あたりで、内政ばっかりやっていてもいいし、孫堅プレイでもりもり南方へ領土を広げるプレイスタイルもありだ。この途方もなく自由度の高いプレイスタイルこそが「三國志VIII」の魅力のひとつなので、気軽に楽しんでいただきたい。
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