発売元 Pan Vision
ECTSで人気を博していたバギーや戦車に搭乗して戦うアクションシューティング「BANDITS-Phoenix Rising」のPlayable Demo。GRINブースではMatroxのParhelia-512による3画面同時出力モードでデモンストレーションが行なわれていたが、それとまったく同じバージョンだ。
同作で特徴的なのはECTSレポートでも触れているように、マルチモニタ表示を強く意識して開発されているところで、単独起動型のセットアッププログラムで、画面のアスペクト比を環境に合わせて変更することができる。標準では「4:3」になっていて、ワイドスクリーンの場合は「16:9」に、2画面環境の場合は「8:3」に、3画面環境の場合は「12:3」に設定することで、最適な画面出力でプレイすることができる。
Demoでは、シングルプレイが1ステージ、マルチプレイが2ステージプレイできる。マルチプレイはIP直打ち式なので気軽には遊べない。しかし、ブースで見た限りでは、マルチプレイが超絶のおもしろさなので、ぜひ友人を誘ってプレイしてみるといいだろう。
シングルプレイもなかなかおもしろい。乗り物はBadger(アナグマ)という名の装甲バギー固定だが、武装は変更可能で何度も楽しめる内容になっている。シナリオ内容は敵の囲みを突破してEscape地点まで到達すること。ステージの途中には敵バギーがひしめいている。特定の数だけ出現するかと思えば、沸くようにいくらでも現われるので、敵は発見次第すみやかに撃破し、ぐんぐん目的地へ進んでいく必要がある。
敵との戦闘が気分爽快で、インターフェイスはFPSそのまま。バギーの移動にもW、A、S、Dキーを使用し、マウス操作で車の向きの変更およびファーストウェポンの照準の調整を行なう。バギーはかなりスピードが出るので、そうした状況下での出会い頭の撃ち合いがおもしろい。砲座固定式のセカンドウェポンは使い方が難しいかわりに威力が抜群で、特にショットガンは近距離で命中させると一撃で敵バギーを粉砕することができる。
セカンドウェポンの砲座は前方に据え付けられているため、敵が真正面にいなければ当たらないという弱点がある。走行スピードを緩めて向きだけ変えていると、敵のマシンガンに狙い撃ちされるし、スピードを上げすぎると戦闘にならなくなってしまう。位置取りをするための細かい車体操縦とスピード感抜群のゲーム展開。ここらあたりが同作の魅力といえそうだ。
(C) GRIN Inc. 2002
ダウンロードはこちら(Impress)