発売元 Global Star Software
大航海時代の海戦を再現したリアルタイムストラテジー「Age of Sail II」の新作「Privateer's Bounty: Age of Sail II」のPlayable Demo。ロシアのゲームデベロッパーAkellaは、海を題材にしたゲームを得意とするメーカーだが、本作もロマン溢れる海洋冒険ゲームというか、波濤とその後の静寂を想起させるダイナミズムに溢れたリアルタイムストラテジーだ。
「Privateer's Bounty: Age of Sail II」は、帆船の時代の海戦をリアルに再現した3Dリアルタイムストラテジー。両舷に多数の艦砲を備えた戦艦はもちろん、タル型の原始的な潜水艦、そして気球など、ゲーム世界ではなかなかお目にかかれないレアな素材で、RTSを構成している。
本作は、タイトルにもあるように私掠船(民有武装船)による敵艦隊の襲撃および拿捕を最大のウリにしているが、Demoでプレイできるのはオーソドックスな艦隊戦が楽しめる「Star Battle」のみ。ただし、シナリオは5本も収録されており、ボリューム感はたっぷりだ。
ゲームシステムは完全なRTSで、与えられた艦船を指揮して、敵艦隊を撃ち破ればいい。艦船が複数の場合は、海上をドラッグして複数選択した状態で到達地点を示していけばいい。砲撃は基本的にオートで、両舷に扇状に示された射程圏内に敵艦隊が侵入すると自動的に砲撃を始めてくれる。
砲撃戦が始まると、両艦隊がそれぞれ射程まで近づいて、まるで殴り合いのような乱戦に突入する。戦力が劣弱な方は、敵の射程から逃れようとし、優勢な方はゆったりと舵をとりつつ、鬼のような砲撃を敵にたたき込む。艦船はダメージを受けるとマストがおれ、次第に舵がきかなくなる。ある程度ダメージを受けてしまうと勝手に白旗を揚げ、マストがすべて折れると走行不能となり、拿捕待ち状態となってしまう。
RTSに必要な瞬間的な手さばき、判断力はあまり要求されず、ゆったりとした時の流れの中で、2手先、3手先を読みつつじっくりと戦略を考えていく大人向けの作品というイメージ。製品版では最大16人までの同時対戦に対応し、3本の史実キャンペーンが用意されるという。まずはこのDemoで自分のフィーリングに合っているかどうか確かめてみるといいだろう。
Copyright "Akella" 2002
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