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本日到着! DEMO & PATCH

~2002年8月26日版~

    【アクションシューティング】
    「America's Army: Operations 'Recon'」Airborn/Ranger Pack [46MB~]
  • 開発/発売元 AMERICAS ARMY

     「America's Army: Operations 'Recon'」待望のAirborn/Rangerパッチ。同作のユニークなところはそのリリース方式だ。まず基本セットがリリースされてプレーヤーにアメリカ陸軍の基本訓練を受けさせ、次にSniperSchoolパッチで狙撃能力を磨き、プレーヤーは段階的にアメリカ軍の訓練内容、任務を学んでいくことができる。今回リリースされた2つ目の大型パッチで、プレーヤーはアメリカ軍での空挺資格を得るための空挺訓練と空挺部隊任務と、特殊部隊への登竜門ともいえるレンジャー訓練をつむことになる。

     プレーヤーはまずAirbone Schoolに入隊し、250フィート(約75m)の高さの訓練塔(250feet Tower)を使って落下傘降下における着地の方法を学ぶ。背中に背負った落下傘によって落下速度がじゃっかん落ちているとはいえ、空挺降下はフワリと地面に降りるわけではない。風の具合にもよるが、ビルの2階か3階あたりから飛び降りたくらいの衝撃はあるのだ。当然そんなところから訓練もなしに飛び降りたらよくて捻挫、悪くて骨折は当たり前である。

     では何故、空挺訓練を受ける人たちがそんな勢いで地面に降りて怪我をしないかといえば、PLF(パラシュートランディングフォール、日本で言えば五接地着地方法)をマスターしているからだ。PLFとは着地時の衝撃を和らげるための着地方法で、足が地面についた瞬間に、両足→右ふくらはぎ側部→右太もも側部→右側でん部(尻)→左背中肩甲骨といった順に体全体の5点を使って衝撃を分散させつつ着地する。

     ゲーム内では着地の瞬間にEキーを押せば、プレーヤーキャラがくるりと回ってPLFを見事に決めてくれるが、失敗すると任務を始める前に死亡したり、足を痛めて移動速度が鈍りチーム全体の攻撃タイミングを乱すなど、いいことは何も無いので繰り返し訓練をつんで見事なPLFを決めてほしい。

     250feet Towerの訓練を見事終了したら次は上空1,250フィート(約380m)を飛ぶC-17輸送機から、地上に書かれた白円の内側に降下するLive Jump訓練だ。C-17の中ではジャンプオフィサーが「30 Seconds!(降下30秒前!)」と号令をかけ、それに対して訓練生が確認の意味での復唱を返し、ジャンプオフィサーの「Ready! Go Go Go!!!!」の掛け声で飛び降りるなど、実際に降下する場合の手順を一通り踏んでいて(本来だったらこの前に装備の確認などが入る)、雰囲気もバッチリだ。

     この訓練でプレーヤーは落下傘の紐を引っ張って降下速度を調整したり、降下方向を変更することを学ぶ。Wキーを押せば降下速度はゆるくなるし、ADキーはそれぞれ左へ旋回、右へ旋回する。Sを押せば降下速度が上がる。ちなみに空中でEキーを2回連打すると、パラシュートを切り離す。当然待っているのは落下死亡事故なので、安全と思われる高度に降りるまで決してEキーには触れてはいけない。空挺訓練が終わった後に行なわれる空挺ミッションでこれをやってしまうとかなり恥ずかしい。

     250feet Tower、LiveJumpというふたつの訓練課程を見事合格したプレーヤーには空挺資格が授与され、第82空挺師団へ配属された後、FLS Assaultと呼ばれる敵拠点への降下強襲任務に入る。敵拠点上空を通過するC-17輸送機から空挺隊員がいっせいに飛び降り、敵のこもる拠点を制圧するという任務だ。

     降り方にもよるが、基本的にゆっくりと降下してくる隊員たちは敵から丸見えなので、着地するタイミングや着地地点をうまく調整しないと、地面に着く前に蜂の巣にされてしまう。周囲とタイミングを十分にはかって降下し、隙の多い着地直後を狙われないよう着地から進撃までをスムーズに行なうのが勝利の鍵だ。FLS Assaultは夜間、暗闇の中で行なわれる任務ということもありナイトビジョンを使わなければならないが、ナイトビジョンを使うと視界がかなり狭まるので、着地の際は下を向いてタイミングをしっかりとろう。

     さて、空挺資格を持ち空挺任務をクリアしたプレーヤーにはレンジャースクールでの訓練が命じられる。このレンジャースクール、本来は4回目のレンジャーパッチで追加される要素であったのだが、レンジャー用のミッションだけを4回目のパッチに回し、レンジャー訓練部分だけがエアボーンパッチに包含されている。

     レンジャー訓練では2種類の戦闘訓練が用意されており、ひとつは高低差の激しい山岳地帯を舞台に道なき道を使って指定された地点をめぐる攻撃側と、それを待ち伏せして防ぐ防御側の間で繰り広げられるMountain Ambush。周囲を沼と暗闇に囲まれた基地の中におかれた重要書類をめぐって競い合うSwamp Raidというふたつの訓練が用意されている。

     両訓練ともレンジャー部隊用の訓練らしく「敵を撃ち倒す」ことが主目的ではなく、あるオブジェクト(拠点なり物なり)を確保することがメインの任務だ。とは言うものの、本来、レンジャー訓練といえば何週間も山の中にこもり、地図とコンパスを頼りに拠点を踏破していく行軍&サバイバル訓練がメインだ。ただ、この訓練は忍耐力や洞察力、屋外での偵察能力などを身に着けるものなので、これをゲームにしてしまうとさすがに面白くない。結局、屋外で行なう準戦闘訓練風のミッションを用意したのだろう。しかし、せっかくアメリカ陸軍が売り上げを考えずに予算度外視で作っているゲームなのだから、ゲームとしての訓練ではなく、訓練としてのミッションを用意してほしかった。

     ちなみに今回配布されたエアボーンパッチは3種類あり、
    ・0から入れる場合のフルバージョン:230MB
    ・基本訓練(Ver1.0.0)だけ入っている人用のバージョン:75MB
    ・スナイパーパッチ(Ver1.1.1)まで入っている人用のバージョン:46MB
    の3つに分かれているので、現在のバージョンにあわせてダウンロードするパッチを選択してほしい。

     さらに今回リリースされたエアボーンパッチには、結構バグがあったらしく、先週日曜日に急遽Ver1.2.1のバグフィックスパッチが臨時リリースされている。こちらはエアボーンパッチを導入した後に入れよう。

     さて、残るパッチはレンジャーパッチのみだが、8月下旬リリースとアナウンスされているもののスケジュールはかなり押しているように推測される。最後のレンジャーパッチがでるのは9月と見て間違いはないだろう。それまで、十分遊び尽くしてほしい。

    (C) 2002 AMERICAS ARMY.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

訓練塔を使った降下訓練。下から見上げると「高そうだなぁ」と思ってしまうが、実際吊り上げられてみると途方もなく高い。降下が始まってから着地するまでわずか数秒だ

輸送機から飛び降りるLive Jump。機内はまっくらで、エンジンの轟音とそれに負けない教官のがなり声が響き渡る。ミッションと異なり、訓練では自動的に空に投げ出される。真下をよく見て、うまくパラシュートを操縦しよう

本パッチのメインとなる空挺降下強襲ミッション。選択すると自動的にサーバーに接続され、降下側にまわるか、防衛側にまわるかはランダムで決定される。降下側ではスタートしてすぐ輸送機から隊員たち続々と降下していく。着地後は弾がピュンピュン飛び交うなかを突き進んでいく。臨場感たっぷりで、まさに手に汗握る展開だ

レンジャー訓練教程。前回まで敵スナイパーの使う銃はSDVドラグノフだったが、今回のパッチからモシン-ナガンライフルに変わっている。これは映画「スターリングラード」で、主人公のヴァシリ・ザイツェフが使っていた銃としても有名な一丁だ

■■ 注意(編集部)■■

・使用環境などの情報はリンク先の情報を参照してください。

・各社が公開しているデモ版は、パッケージ版ではないため使用環境などによっては正常に動作しない場合がありますが、GAME Watch編集部ではその責を負いません。ウィルスなどによる被害も同様です。デモ版、PATCHなどのインストールは自己の責任において行なってください。

・GAME Watch編集部では、個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

・更新は、原則として土、日、祝日を除いて毎日行ないます。


(2002年8月26日)

[Reported by 中村聖司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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