発売元 Electronic Arts
今秋イチオシのビッグタイトル「Battlefield 1942」のMultiplayer Demo。米国では8月16日に公開され、一足先に盛り上がっている。日本でもお盆まっただ中に手に入れて、魅力の虜になっている熱心なファンも少なくないようだ。すでにインターネット上には100を超えるサーバーが常時立っているような状態。まだの人は急いで参戦しよう。
「Battlefield 1942」は、第二次世界大戦におけるヨーロッパと南太平洋の激戦区を、陸海空三軍の規模で再現した大規模アクションシューティング。ゲーム概要についてはファーストインプレッションでお伝えしたとおりだが、Multiplayer Demoではその評価に使用したβ版に収録されているウェーキ島上陸作戦を32人対戦で楽しむことができる。
ウェーキ島上陸作戦は'41年(昭和16年)12月21日に日本とアメリカの間で行なわれた戦い。ゲームでは日本軍は翔鶴級正規空母もしくは秋月級駆逐艦からスタートして、ウェーキ島全域の制圧を狙い、対する米軍は空や海から続々と侵攻してくる日本軍を撃破し、コルセアに乗り込んで空母と駆逐艦を撃沈するのが目的となる。
島全域を制圧とか、空母を撃沈するといったどでかい目標もいい感じだが、本作の最大の特徴は型破りのゲームシステムで、たとえばスパイ映画さながらに敵空母にパラシュートで降り立ち、甲板に勢揃いしている九九式艦上爆撃機を手榴弾で撃破したり、これまたアニメさながらに航空機の主翼に乗っかってパラシュート降下で島へ上陸できたりする。それでいて、フル3Dで描かれたビジュアルは美しく、各種ディテールもしっかり描き込まれており、ゲームとしてのクオリティも非常に高い。
第2の魅力としては多くの乗り物や固定砲の存在がある。乗り物は、先述した艦上爆撃機を始め、トラック、ジープ、戦車などが用意され、固定砲は迫力抜群の沿岸砲、駆逐艦の主砲、砲座が360度回転できる対空砲、拠点の入り口に設置されてある機銃などが用意されており、無人であればEキーで自由に利用することができる。
こうした強力な武器を場当たり的に利用するだけでも十分楽しめるのが凄いところ。もちろん、普通に歩兵としてプレイすることもできるが、空からは爆弾が振ってきたり、間近で戦車砲が炸裂したりと、安全地帯が存在しない非常に緊張感の高いゲームプレイが最大の醍醐味だ。
ちなみにときおりテクスチャが虹色に変色したり、剥げたりといった現象も見られるが、こうしたトラブルは製品版発売時には綺麗に解決されているはずだ。FPSファンはぜひプレイしておこう。
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