開発元 コーエー
発売から約1カ月になるコーエーの信長シリーズ第10弾「信長の野望 蒼天録」の体験版。この体験版は、製品発売後に開発されたもので、7月5日に公開されたアップデートプログラムの内容は含まれていないものの、製品同等のクオリティでゲーム序盤部分を試すことができる。190MBと久々の超弩級サイズだが、全国マップが丸ごと収録されており、サウンドクオリティも製品版同等と、そのボリュームに見合う実に贅沢な体験版になっている。
「信長の野望 蒼天録」のゲーム内容についてはレビュー記事を参照してもらうとして、体験版の内容について紹介すると、シナリオ「1560年夏 桶狭間合戦」が2年間限定で楽しめる。選択可能な勢力は、松永久秀(三好家、第3軍団長)、松平元康(今川家、第2軍団長)、真田幸隆(武田家、第3軍団長)、柴田勝家(織田家、第1軍団城主)の4勢力が用意されている。
いずれも戦国時代を代表する名将揃いで、全員大名ではなく軍団長もしくは城主というところがポイント。もっともスタート時点の身分はあくまで仮のもので、独立して大名になることもできるし、主君からの命令で城主に降格されることもありうる。2年間といってもわずか8ターン(16フェイズ)なので、出撃せずに内政ばかりこなしているとわずか10分足らずで終了してしまう。さいわい選択できる勢力は戦力的に整っているところばかりなので、バンバン出撃して野戦や攻城戦を楽しむといいだろう。
なお、体験版のその他の制限事項は以下のとおりとなる。
●ゲームデータのセーブおよびロードは実行できない
●メニュー「自分で武将を作成する」は選択できない
●メニュー「BGMを聴く」は選択できない
●難易度の設定など、一部プレイ環境の設定が行なえない
●オープニング、エンディングムービーは未収録
●BGMの曲数が(製品版よりも)少なくなっている
●合戦の野戦場および城のグラフィックスの点数が(製品版よりも)少なくなっている
プレイしていて気づいたのは、忍者対決シーンのムービーや、外交シーンなどのアニメーションがカットされている。ちなみにチュートリアル機能は体験版にも含まれているので、「信長の野望」シリーズ未体験者でも安心してプレイできる。内政、合戦のみならず、さまざまな楽しみ方ができるので、ぜひ試してみていただきたい。
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