発売元 Electronic Arts
Electronic Artsが放つ新たなミリタリーアクションシューティング「Battlefield 1942」のSinglePlay Demo。現在、米国ではまだクローズドβテストが行なわれている状況だが、早くもDemoが登場した。発売時期は9月頃が予定されているが、開発は予想以上に順調のようだ。来るべきMultiplay Demoの登場に備えて、これでじっくり練習しておくといいだろう。
「Battlefield 1942」は、第二次世界大戦をモチーフにしたアクションシューティング。戦史に名を残した指折りの激戦地をリアルスケールに近い形で再現しているところが最大の特徴で、ミリタリー系アクションシューティングでいうと「Operation Flashpoint」と「Medal of Honor: Allied Assault」の中間ぐらいに位置し、ゲーム性は「Tribes 2」にやや近い。大規模な集団戦が醍醐味だ。
Demoでは北アフリカ戦線のトブルク攻防戦をプレイできる。「Medal of Honor」のシングルプレイのように、事前に作戦計画やミッション内容などはなく、マルチプレイ用のマップを1人でプレイするというスタイルだ。敵はもちろん仲間も全員CPUなので、メッセージを交わして部隊を指揮するといったことはできないが、これがマルチでプレイできればどんなに楽しいかといったことは容易に想像できる内容になっている。
プレイしてみて最初に感激するのは、マップのどでかさと雰囲気の良さだ。グラフィックは間引きなく隅々まで綺麗に描かれ、遙か彼方では閃光とともに爆発音が連続して聞こえ、雰囲気を盛り上げてくれる。基本は砂漠を匍匐前進して進み、前線の手前で双眼鏡やスコープを覗いて、敵の座標をチャットで送る。今回はSingleplay Demoなので、その必要はない。
プレーヤーはまず最初に独軍、英軍のいずれかを選択し、そのあと兵科を選ぶ。兵科はScout(斥候)、Assault(突撃兵)、Antitank(対戦車兵)、Medic(衛生兵)、Engineer(工作兵)の5種類。それぞれ能力や装備が異なるが、いずれを選択しても、戦車に乗れるし、機関銃も操れる。このあたりの自由度の高さがたまらない魅力だ。
「Battlefield 1942」は戦車や戦闘機、爆撃機といった大型兵器が戦いの中心になる。トブルクでは戦車と装甲車のみが登場し、空いている車両があれば、手当たり次第乗り込み、自由に主砲をぶっ放すことができる。操作は歩兵とほぼ同じで、マウス操作で砲塔を自由に旋回させることができる。戦車にひとりで乗ると、左クリックで主砲、右クリックで機銃となるが、この操作をふたりで行なうことも可能。CPUが操作している戦車に近づいて、Eキーを押せば砲塔上部の銃座に就く。砂漠は起伏が多く、CPUはぐりぐり砲塔を回して敵を見つけようとするので、3D酔いするところが難点だが、この開放感は素晴らしい。
ちなみに動くのが面倒くさい場合は、キャタピラ上部に乗っかることも可能。ただし、戦車戦に突入した場合は急いで戦車から離れないと爆風で自分だけ死ぬことになる。戦車に同行する場合は、後ろをついて行った方が安全のようだ。
あと知っておくべきシステムとしては、フラグのある拠点や歩塁では弾薬が無制限になるという点と、要塞の中の薬品棚に近寄るとHPが全回復するという点。そうした状況になると画面右にアイコンが表示されるので一発でわかる。ちなみに、歩塁にある固定銃座は、銃器がオーバーヒートするまで無制限に撃ちまくれる。よく練られたシステムだ。
(C) 2002 Digital Illusions CE AB.
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トブルクは史実どおり戦車戦がメインになるが、歩兵戦もなかなか楽しい。最高なのは敵戦車の進行方向に地雷を仕掛けたり、スナイパーライフルで戦車後部のエンジン部分を狙って、戦車撃破に成功した瞬間だ。もっとも、戦車の爆風に吹っ飛ばされたり、鉄条網に引っかかって死亡したりと結構死にやすいので無理は禁物
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戦車はすぐ隠れられる小高い坂に陣取り、小刻みに前進、後退を繰り返しつつ攻撃していけばまさに鬼神のような活躍が可能。ただし、敵に側面や後ろに回られてしまうとあっさりやられてしまうので、味方のサポートは必須だ |
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(2002年7月22日)
[Reported by 中村聖司]