発売元 Dream Catcher
ハンガリーのゲームデベロッパーDigital Realityが現在開発している大作SFリアルタイムストラテジー「Hegemonia」のRolling Demo。これは、同じシーンを繰り返し再生するNon Playable Demoのこと。といっても、プリレンダームービーを垂れ流しているわけではなく、全編リアルタイムレンダリングで処理されたプレイ中の映像に近いプログラマブルムービーになっている。画面を見ればわかるように、かなりパワフルなフル3Dのグラフィックエンジンを採用しており、めくるめくパーティクル処理とともにド派手な艦隊戦が堪能できる。実にうまいデモンストレーションプログラムだ。
「Hegemonia」は、スペースオペラ節全開のSFリアルタイムストラテジー。美しい3Dグラフィックや質感に優れた艦船のモデリング、ドラマチックな宇宙戦の演出など、現在世界でもっともホットなゲーム開発市場である旧東欧圏らしい、クオリティの高い作品だ。ヨーロッパでの発売元Cyro Interactiveが先月倒産したことにより、一時、取り扱い先がなくなっていたが、北米市場ではDream Catcherが発売するようだ。発売時期は今秋を予定している。
「Hegemonia」は、パッと見た感じではMicrosoftの「Freelancer」に近い印象があるが、ゲームジャンルは3Dリアルタイムストラテジーだ。画面をぐりぐり回し、状況に応じて拡大縮小を繰り返しながら宇宙艦隊を指揮して、敵艦隊を撃破していく。Demoではそうしたシーンをたっぷり見ることができる。
Demoではメニュー等は一切表示されず、定期的に視点を変えながら、大艦隊同士の戦いが描かれる。大型艦船が撃破されると派手な爆発とともに画面が揺れる演出があったり、各艦船にはバリアーが張り巡らされ、バリアーの反射シーンや貫かれるシーンがなかなか格好いい。視点を任意で切り替えられればもっと良かった気がするが、内容、ボリュームともに大満足のDemoだ。
(C) 2002 Dreamcatcher Interactive, Inc.
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