発売元 DreamCatcher
ドイツのゲームデベロッパーDiscreet Monstersの新作アクションアドベンチャー「Auryn Quest」のPlayable Demo。Ubi Soft Entertainmentの「Myst III」の類似ゲームかと思ってプレイするまではあまり期待していなかったのだが、フル3Dグラフィックの世界を1人称視点でプレイするという、アクションシューティングスタイルのゲームデザインがなかなか新鮮。ゲーム内容もアドベンチャーというよりむしろアクションゲームに近い印象だ。
「Auryn Quest」は、ミヒャエル・エンデのファンタジー小説「ネバーエンディング・ストーリー(邦題:はてしない物語)」をモチーフにしたアドベンチャーゲーム。プレーヤーは小説のヒーローAtreyuとして、破滅の危機に瀕している幻想世界ファンタジアの救出に乗り出していくことになる。
ファンタジアの世界は、ビジュアルの美しさに関してはせいぜい「Quake II」レベルだが、素晴らしく壮大で茫漠としており、ターミナルからテレポートして別の独立した世界へ飛び、個々の謎を解いていくことになる。Demoではそのうちのひとつ「Gaya's Lava Dungeon」ステージをプレイできる。
前述したように1人称視点でゲームが展開する。インターフェイスもW、A、S、Dで移動を行ない、あとはShiftキーで走り、SpaceキーでジャンプとFPSそのままなので、アクションゲーム感覚でさくさく物語を進めていけるところが特徴だ。視点も自由に回せるため、「Myst」シリーズ同様の臨場感の高いゲームプレイを楽しめるのもいい。
その一方で、「Tomb Raider」シリーズみたいな1歩足を踏み出せば即死してしまうような危ない箇所が連続するなど、序盤からひやひやするシーンが多く、緊張感の高い内容だ。フランスや日本で開発されるアドベンチャーゲームとは若干毛色の異なる作品だが、内容そのものはそれほど難しくないので気軽にプレイしてみるといいだろう。
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