発売元 SCI
'69年に公開された同名のアクション映画をモチーフにしたアクションレースゲーム「The Italian Job」のPlayable Demo。開発元は、「Grand Theft Auto」シリーズで知られるTake Two Interactiveのバイオレンス専門ブランドRockstar Gamesで、もともとはプレイステーションで発売された作品だ。とはいえPC版では、最大6万色による高解像度表示に対応し、車のモデリングに磨きがかけられ、テクスチャにはフィルタリングが施されるなど、パソコンモニタで見ても無理のないグラフィックにパワーアップしている。
「The Italian Job」は、世紀の大泥棒Charlie Crokerとなって、400万ドルの金塊の狙うべく、ロンドン、トリノ、アルプスを転々としていくアクションレースゲーム。といっても車から降りて派手な銃撃戦を展開するわけではなく、基本はカーチェイスで、「GTA3」同様、警察やマフィアを敵に回して派手な逃走戦を展開していく。
街の大通りをクラクションをばんばん鳴らしながら車と車の間を縫うように駆け抜け、狭い裏道や時には歩道も使いながらとにかく逃げまくる。プレイスタイルは、「Midtown Madness」にちょっと近い感じで、通りを走る車の流れやアーケード街や地下道、路側の安全地帯、広場などなど、街の作り込み具合はさすがRockstar Gamesの作品といった印象だ。
Demoでは、ロンドンを舞台にした「Mission 7: Keeping It Up」とトリノを舞台にした「Mission 6: The Getaway」の2ステージを楽しめる。いずれも後半のステージで難易度は高め。というより、刑務所から逃亡する「The Getaway」はゲームの途中で、強制的に終了してしまうためクリアできない。いずれも前の車にひたすらついて行く内容になっていて、車との距離が離れすぎるとリタイアになる。ダメージを受けすぎたり、警察に掴まってもアウトだ。
何度かやり直していくうちにだんだん通りを流れる車全体の動きがわかってくる。「ここはちょっと遅らせて、ここは歩道をショートカットして」というふうにひとつずつ押さえていくのがいいだろう。電柱、タクシー、一般車、ゴミ箱などはある程度ぶつかっても問題ないが、ロンドンバスばかりはぶつかるとこちらが吹っ飛ばされてしまう。真っ赤な2階建てバスをどう攻略するかが、ロンドンステージのポイントだ。
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