発売元 マイピック
アーケードでデビュー後、さまざまなコンソール機に移植されたシューティングゲーム「式神の城」のWindows版「式神の城 EX」の体験版。Windows版の体験版は、以前、Xbox版の攻略本に付けられたことがあるが、今回公開された体験版はこれとは内容が若干異なり、プレイできるステージが一面増えている。発売日は8月8日を予定し、価格は5,800円。ファイルサイズもほどほどなので、気軽に試してみるといいだろう。
「式神の城」は、霊能力を備えたキャラクタを操り、鬼と化した敵キャラクタを倒していくシューティングゲーム。製品版では総勢6名のキャラクタが登場するが、体験版ではそのうち玖珂光太郎と結城小夜のふたりを選択できる。プレイできるステージは、「ステージ1-1」と「ステージ2-1」の2面。モードはPractice Modeのみで、難易度設定を変えて繰り返し楽しむことができる。
「式神の城 EX」のゲーム内容は、敵弾が雨あられとと降り注いでくるハードコアなシューティングゲーム「式神の城」そのものだ。画面設定に「モニター通常置きモード」、「モニター縦置きモード」に加え、アーケード版をそのまま再現した「オリジナルレイアウトモード」も追加されており、アーケード版そのままの雰囲気でゲームが楽しめるところもいい。実に遊びごたえのあるシューティングゲームだ。
「式神の城 EX」をプレイしていて気になったのは、Xbox版のグラフィックをそのまま流用しているため、PCモニタでプレイすると画面内のあらゆるキャラクタのエッジが目立って見えてしまうことだ。その一方で、地上の3Dモデルはコンソール版よりくっきり見渡せるようになって、空中戦のリアリティが増している。グラフィックに関しては一長一短といったところだ。
しかし、タイトルページ以外のフォントがそのままなのはいただけない。コピーライトを新しく挿入できるのであればフォントも変えられたはず。マイピックは海外ゲームのローカライズに関しては国内随一のクオリティを誇るメーカーだが、今回の移植に関しては「おやおや?」と首を傾げざるを得ない。今後の開発に期待したいところだ。
なお、ゲームの詳しい内容については石井ぜんじ氏執筆の攻略連載ピックアップ アーケード「式神の城」を参照頂きたい。
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