発売元 Electronic Arts
Electronic Arts本年度の要注目タイトルのひとつ「The Sims Online」のプロモーションムービー。Maxisタイトルのムービーは毎回そうだが、今回も実写とゲーム映像を上手に組み合わせたテレビCM風の内容に仕上がっている。「The Sims(邦題「Sim People」)」とはまた違った、新しいオンラインエンターテインメントの一端をかいま見ることができるので、ぜひ見ておこう。
突然だが、MMORPGをはじめとしたオンラインゲームをプレイしていると、チャットだけで時間が過ぎていってしまうことがよくある。最初は目的達成の手段のひとつとしてチャットを利用しているつもりが、いつのまにかハマりこみ、手段が目的に転化してしまう。こうしたロールプレイ中におけるチャットの魔的な魅力を、リアルスケールで再現された仮想コミュニティスペース「Sim Town」に封じ込めたのが「The Sims Online」だ。
平たく言うと「The Sims」におけるお隣さんがすべてプレーヤーになったのが「The Sims Online」。しかし、プレーヤー単位は家族ではなく1人で、仕事、恋愛、子育て、遊び、現実世界で出来るあらゆる可能性を仮想世界の中で試すことができる。家から家への移動は、車を走らせる必要はなく、クリックひとつでOK。オンライン状態のプレーヤーの家を訪問したり、プレーヤーの誰かが経営しているカジノやクラブ、プールバー、ブティックに遊びにいってもいい。「The Sims」をプレイしたことがある人なら、この作品の凄まじい魅力が理解できるだろう。これは大ヒット間違いなしの作品だ。
ムービーではプールバーでの結婚式から始まり、「Everyone in the pool!」のかけ声に合わせみんな一斉にプールに飛び込む。タキシード姿の新郎もクルクルっと回転して(「The Sims」では着替えの際、そういうアクションを取る)水着姿で駆け出していってしまう。取り残された新婦にフォーカスされると、そこから一転して実写に代わり、続いて庭でバーベキューパーティーを楽しむ仲良しグループが映し出される。家屋には泥棒が侵入し、コンロが燃え上がり火事になり、シャワーを浴びる女性を覗く男性など、実に平和(?)な日常生活が描かれる。
その後、カジノへと場面が移り、客が「More entertainment!」というと空から舞台と共にバンドグループが振ってきて、「More slot macines!」というとスロットマシーン7台が空から降ってくるという具合。プレーヤーが望むことはすべて実現可能という風刺だろう。見ていてやりたくなってくるムービーだ。
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