発売元 Got Game Entertainment.
タイトル画面に縦書きで「津波」の文字が輝く、「SHOGO: Mobile Armor Division(昇剛)」、「Oni(鬼)」以来のジャパニメーションアクション「Tsunami 2265」のPlayable Demo。メックのメタリック感を出すためのカッキリテカテカ系のトゥーンレンダリング処理がユニーク。ただ、グラフィックはDirectX 7レベルであまり過度の期待は禁物だ。
「Tsunami 2265」は、荒廃化が進んだ2265年の未来の日本を舞台にNeon ShimaとNaoko Hikariの主人公2人が熱い戦いを繰り広げるアクションシューティング。メックに搭乗して敵メックを相手に激闘を繰り広げるアクションパートと、2人の主人公を操って物語を展開していくアドベンチャーパートにわけられ、Demoではこのうちアクションパートがプレイできる。
驚いたのは主人公ふたりの設定で、Neon ShimaはSamurai(侍)、Naoko HikariはRonin(浪人)。ヒーローが侍という設定はまだしも、赤いメックに搭乗するヒロインNaoko Hikariが浪人という設定は無茶がありすぎるというか、逆に芸者にされなかったことに安堵すべきなのか。これはもう読まなかったことにするしかない。
さて、Demoでプレイできるアクションパートは、単機で敵メックがひしめく拠点に潜入し、際奥を目指していく。いきなりゲームが始まるので、なにがなんだかよくわからず、ときおり挿入されるイベントで、物語の概略がかろうじて掴める程度。やや不親切だ。
基本操作はカーソルキー+マウス。カーソルキーで8方向への移動、Spaceキーでジャンプ、マウスの左右クリックで2種類の武器を操ることができる。横移動に限って背中のホバージェットが起動し、横滑り射撃が行なえる。戦闘の際はこれをうまく活用することが重要になる。Demoではキーカスタマイズが行なえないため、遊びにくいと感じたら素直にゲームパッドでプレイしてみるといいだろう。
Demoステージの内容そのものは少し淡泊で、敵の数が少ない割には回復アイテムがたっぷり転がっているため、難易度も低い。発売時期は欧米で8月を予定。これからの作り込みに期待したい痛快ジャパニメーションアクションだ。
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