開発/発売元 JoWooD Productions
ドイツの至宝ミハエル・シューマッハが子供の頃にレーステクニックを学んだというカートレースを最新グラフィックスでゲーム化した「Michael Schumacher Racing World - Kart 2002 -」のDemo。Rookie Versionとは、製品版のPro Versionに対するお試し版の意で、ただのDemoにとどまらない丁寧なつくりが印象的だ。
本作は起動画面にもゲームタイトルにもミハエル・シューマッハを全面に押し出しているが、彼が登場してぶっちぎりのスピードで走ったり、彼仕様のスーパーカートが登場したりということはないようだ。とはいえ、名前だけのこけおどしタイトルではなく、コースの作りおよびサウンドエフェクト、カートのモデルデータなどは実にクオリティが高い。カートの挙動に関してはちょっと比較材料が少なすぎてよくわからないが、きびきびとした動きと、ハンドル、アクセル、ブレーキだけという簡単操作で、初心者でも遊びやすい。
製品では3つのレースクラスで全16コースを走行できるが、Rookie Versionではこのうち4ストローク200ccの「FUN」クラスで、神戸コースを走ることができる。ゲームモードはTraining、Time Trial、Campionshipの3タイプ用意され、このうちTime Trialは専用サーバに接続してランキングを競うことができる。
サーバーへアクセスするためにはあらかじめ公式サイトでの登録が必要。DemoでもRookie身分でオンラインモードに参加することができるが、記録の登録はできないようになっている。走行後、トップ10の記録と自己タイムを比べることができるだけといういわばお試し参加である。
神戸コースは、薄暗い建物内に設置されたアップダウンのきつい立体型のコースで、ヘアピンカーブが多く、カートならではのドリフト走行が楽しい。海外のDemoとしてはファイルサイズも非常にコンパクトなので気軽に試してみるといいだろう。
(c) 2002 JoWooD Productions Software AG
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