開発/発売元 Phantagram Interactive
韓国の大手ゲームメーカーのひとつPhantagramが現在βテストを行なっているファンタジーMMORPG「Shining Lore Online」のオープニングムービー。同社の発表によれば、2月初旬よりスタートしたβテストの会員数が、開始2カ月すでに15万人を突破したという。現時点ではまだ韓国での発売時期や海外での展開などは明らかになっていないが、ムービーから受けた印象は、日本での展開は初めから射程距離に置いている感じだ。
「Shining Lore Online」は、昨年あたりから韓国を中心としたアジア圏で異様な盛り上がりを見せつつある、2~3頭身の可愛らしいアバター(化身)を主人公とした、どちらかというと冒険より人々とのコミュニケーションに重きを置いたMMORPG。グラフィックはフル3Dを採用し、NC Softの「Lineage 2」と共にMMORPGの大作のひとつとして大ヒットが予想されている。
ムービーでは男女織り交ぜたアバターたちが、パンダやイノシシ扮する悪役どもに追いかけられ、間一髪、召還獣らしき巨大鳥に救われるシーンが描かれる。映像は高精細のプリレンダームービーで、視点の深度や遠景の縮尺も正確に描き分けられ、クオリティは非常に高い。純粋にクオリティだけでいえば、韓国随一ではないだろうか。ムービーの制作は国内ではなく米国とのことだ。
ムービーの内容はハイファンタジー路線ではなく、アバターたちはマスコット的可愛らしさで描かれ、日本的な柔らかいファンタジー世界が展開されている。具体的にいうと、「ファイナルファンタジー IX」の各種イベントムービーの雰囲気にそっくりだ。私はムービーを見た瞬間、黒のワルツ3号との戦闘後に再生されるイベントムービーや協賛のコカコーラが流していたテレビCMを思い出してしまった。
余談が長くなってしまったが、「Ragnarok Online」、「Asgard」など、可愛らしいアバターが活躍するMMORPGが好きな人なら間違いなく楽しめるムービーだ。今後、英語版もしくは日本語版のクライアントが入手できたら、詳しいゲーム内容をご紹介したい。
(c) 1999-2002 Phantagram Ltd. All Rights Reserved.
高解像度版のダウンロードはこちら(Phantagram Entertainment)
低解像度版のダウンロードはこちら(Phantagram Entertainment)