発売元 Empire Interactive
おもにヨーロッパ方面でセガのタイトルの流通/販売を行なっているEmpire Interactiveの新作「Virtua Tennis」のDemo。オリジナルタイトルは「パワースマッシュ」といえば、「ああ、あれか」というユーザーも多いはずだ。
このPC版は日本より先にコンソール展開されたDC版をベースにしているようで、640×480ドット/16ビットカラー固定ながら(製品版ではOptionで変えられるかもしれない)、良質のビジュアルでプロテニスの醍醐味が味わえる。Readmeを見たところ、推奨環境がPentium III 800MHz以上、ビデオメモリ32MB以上と、結構重めとなっているが、今月イチオシのスポーツシミュレータだ。
「パワースマッシュ」シリーズのプレーヤーならご存じのとおり、「Virtua Tennis」はゲーム性よりリアリティを重視したゲームデザインを採用している。操作方法はカーソルキーでプレーヤーの移動、Aキーでスイング/スマッシュ、Sキーでロビングとなっている。ゲームパッドで操作できないのが残念だが、操作系統は単純なので、ラクに操れるはずだ。
DemoではEXHIBITIONマッチのSinglesを最大1セットまでプレイできる。ゲーム数は2ゲームマッチから6ゲームマッチまで自由に変更でき、ジュースの有無、コンピュータレベルの設定(4段階)なども行なえる。プレーヤーが担当する選手は米国のJim Couriserで、ピンチの体勢でも妙なところからラケットが伸びる「Various Shot」を得意としたオールラウンドプレーヤー。対するコンピュータ選手はロシアのYevgeny Kafelnikovで、ボールを追う気を失わせる強力なバックハンドを得意としている。
先述したようにゲーム難易度は4段階で設定できるが、デフォルトの「NORMAL」からして滅茶苦茶に強い。初めのうちは全ゲーム、ストレートで持って行かれるような有様で、プレーヤーの足回りのクセと、ボールのスピードについていけるようになるまでは、「EASY」でプレイした方が無難だろう。ただ、キャラクタの動きやゲーム全般の雰囲気などは非常に良くできているので、仮に負け続けても楽しめる名作だ。
(C) SEGA CORPORATION, 1999, 2000 (C) SEGA / Hitmaker, 2000. All rights Reserved. Published by Empire Interactive. PC version developed by Strangelite. Empire Interactive is a registered trademark of Empire Interactive Europe Limited.
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