開発/発売元 マスターピース
「ザ・コンビニ」による経営シミュレーションゲームの火付け役として知られるマスターピースの最新作「ザ・コンビニIII ~あの町を独占せよ~」の体験版。開発元は、本家本元のマスターピースで、4月19日に発売を予定している。現在公式サイトでは、開発担当の現在の様子をライブカメラに収めたものを公開するなど、6年ぶりの新規プロジェクトを全社を挙げて盛り上げるユニークな試みが満載なので一度見ておくといいだろう。
「ザ・コンビニIII ~あの町を独占せよ~」は、「ザ・コンビニ」の続編にあたるシリーズ最新作。IIが抜けているのはライセンス先がすでに発売しているため。ゲームシステムは前作から劇的な変更はなく、マシンスペックを問わず快適にプレイできるフル2D、ウィンドウ表示を採用。デスクトップアクセサリー感覚で、作業の合間に楽しめるライトなゲームになっている。
体験版では、シナリオ(1)を1年間プレイできる。ファイルサイズを見てもわかるように、サウンド、ムービー関連のほとんどが削られており、サウンドエフェクトは一部のみ、BGMはMIDIのみとなっている。所有店舗数も最大2店舗までとなっている。ただ、いずれの制限もIIIのゲームプレイ自体にはほとんど影響なく、最新機器がてんこ盛りされた21世紀型コンビニの経営を思う存分楽しめる。
ゲームの進め方は、まず最初にシナリオごとに異なる初期資金を手に、本店の立地を決める。続いて店舗の内装を決め、店員を雇用し、最後に営業時間と利益率を決めれば準備は完了。店がオープンすると定期的に客が足を運び、それぞれ好きな商品を購入していく。プレーヤーは客の流れや売れ筋情報をチェックして、定期的に手を打っていく。
「ザ・コンビニ」のゲームとしておもしろいところは、効率を考えていかなければならないところ。たとえば、通路は1人しか通れない。利用中の客に行く手をふさがれた客は、怒って何も買わずに帰ったり、待ち行列を作ったりする。入り口から入ったお客がいかにスムーズに目的の売り場にたどり着き、キャッシャーを通って出口にたどり着けるか。究極の陳列法を考えながらあれこれ考えるのが「ザ・コンビニ」の魅力だ。
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