開発/発売元 アンバランス
アンバランスから3月21日に発売される予定の鉄道シミュレータ「電車でGO!3 通勤編 ダイヤ改正」の体験版。「電車でGO! 3 通勤編 ダイヤ改正」は、以前ニュースでもお伝えしたように、関東、近畿、九州の各路線を収録した鉄道シミュレータ。アーケード版からの完全移植で、PS2向け最新作とはまたひと味違う、落ち着いた雰囲気のビジュアルが印象的な作品だ。
体験版では数あるゲームモードのうち、ファミリーモードで鹿児島本線813線二日市~博多間の二日市~春日間、4区間をプレイすることができる。操作はキーボード、ゲームパッド、ジョイスティック、専用コントローラに対応し、ForceFeedbackによる振動プレイも楽しめる。ゲームを起動するとオープニングデモのあと、オートデモがスタートし、このあたりの雰囲気はいかにもアーケードらしさが感じられて好印象だ。
何度かプレイしてみたが、時間帯は夜間固定で、降雨のオンオフは調整できるものの一度も降らなかった。グラフィックはさすがは完全移植を謳うだけのことはある丁寧さで、アンバランスがPC向けに発売している同シリーズの中でもダントツの美しさだ。周囲の家屋やビルの窓はひとつひとつ丁寧に明かりがともされ、住宅街の息吹が伝わってくる。ただ、それらに光源が割り当てられているわけではないので、電車が通過する間に瞬いたり、光量が変わったりといったことはない。
プレイしながら唯一気になったのは背景処理。背景は空も含めて1枚のテクスチャをベタッと貼り付け、電車の方向転換とともにスライド処理されるが、どういう処理を行なっているのか、走行中、小刻みに縦揺れする。画面前方の左右には家屋を始めとした多数のオブジェクトが配置され、優れた滑らかさで迫ってくるため、よけい気になってしまう。製品版ではぜひ修正を期待したい。
(C) (C)TAITO CORPORATION 1996,2002
JR東日本,JR西日本,JR九州 商品化許諾済
制作協力: 株式会社ジェイアール東日本企画
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