開発元 Electronic Arts
プロゴルファー タイガーウッズになりきってUS PGA TOURを体験できるゴルフシミュレータ「Tiger Woods PGA TOUR 2002」のDemo。Demoでは米国フロリダ州Sawgrass holesの16、17、18番の3ホールをプレイできる。
ティーグラウンドに立ってまず始めに驚くのはグラフィックの美しさだ。前作「Tiger Woods PGA TOUR 2001」同様のフル3Dによる描画を継承しつつ、それでいてまるで実写のような迫真のゲーム画面を実現している。Demo用のコースにSawgrass holesの16、17、18番を選んだのは、おそらく水面が多いためだろう。実際、この水面の処理こそ本作最大のウリで、絶えず穏やかな風に吹かれてゆらゆらと揺れ、木や雲が映り込む描写は自然で滑らかだ。さらにショット前は右ドラッグでTiger Woodsを中心にゲーム視点をぐりぐり回すことができ、このフルインタラクティブのゲーム性が実に素晴らしい。
Demoでプレイできる3ホールは、いずれも池ポチャに注意しつつ、風向きに気をつけながらフルスイングすれば楽にパーの取れる低難易度のコース。インターフェイスはカーソルをスイング位置に合わせ、左クリックしたままマウスを一度手前に引いて、勢いよく押し出すというスタイル。カーソルを少し下にさげて、左クリックしたまま左右にずらすと打つ方向を変えることができる。トップ/バックスピンは、メニューバーのスライドであらかじめ設定しておくだけでいい。難しい操作は何ひとつない親切設計だ。
Demoはさくさく進めていけば10分程度で終了する程度のボリュームだが、再プレイのたびに風向きが代わり、何度でも楽しむことができる。16、18番ホールはイーグル、17番はホールインワンが狙える。なお、ナイスショットを放つと、「さすがタイガーウッズ !」とばかりに観客たちが大歓声を送ってくれる。観客の姿は見えないものの、視点によって歓声の方向とボリュームが変わるようになっていて臨場感たっぷりだ。実際彼がそう思うのかどうかは別として「そろそろタイガーチャージ狙ってみるか」という気分になる。うまい演出である。
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