開発/発売元 techland
ポーランドのソフトウェアメーカーtechlandが発売しているレースゲーム「Pet Racer」のDemo。理由はよくわからないが、出荷対象は自国限定で、言語もポーランド語のみとなっている。これがアドベンチャーゲームだったらまさしくお手上げだが、レースゲームなので読めなくても何とかなる。
「Pet Racer」は、パステルタッチの3Dグラフィックが印象的なコミカルなレースゲームだ。Demoではシングルプレイを2コース楽しめる。ゲームのノリは「マリオカート」そのまんまで、グラフィックレベルはあまり高くないが、隅々まで手抜きせずにフル3Dで描いたコースでのハチャメチャレースが好印象だ。
レースの前にまずは車を選ぶ。Demoでは最高速に優れたF1風の車と、小回りの利く小型車の2種類を選択できる。車とワンセットになっているのが、ゲームの主人公であるペットたちだが、これが小動物を可愛らしくして2足歩行できるようにしたものではなく、何というか、火星人の亜流のような何がなんだかよくわからないキャラクタになってしまっている。Pet Racerはキャラクタゲームではないから、キャラに魅力が足りなくてもあまり問題ではないが、この造形には驚かざるを得ない。
レースでは6台が一斉にスタートする。コースの途中にはプレゼントボックスが宙に浮かんでおり、これを取ることでさまざまないたずらアイテムが使用できるようになる。Demoで確認できたのはトマト弾みたいなものを炸裂させるバズーカ砲と、敵車のタイヤをパンクさせる蜂の巣の2パターン。
こういったアイテムで互いに邪魔しながら混戦状態で進めると楽しいが、たいがいは自分だけ混戦状態から抜け出て、1周差を付けて完走するか、逆に自分だけ集中的に狙われてビリを独走するかのいずれかになる。要するに、レースバトル部分のバランス調整のツメがまだまだ甘い。ただ、ゲーム性はともかくとしてポーランド製のDemoは珍しいので、そういった意味での新鮮さが本Demoのウリだ。
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