発売元 ボーステック
11月22日にニュースでお伝えした、'80年代のPCゲームをWindows上に蘇らせようとするプロジェクト「Project EGG」。その第1弾となるPC-8801版「イース」の体験版。30分の時間制限があり、セーブ/ロードが出来ない以外は製品版とまったく同じ仕様でゲームが楽しめる。ボーステックはこの体験版を使った「Zwei!! 初回限定版」などが当たるキャンペーンも行なっているので、ぜひ試してみよう。なお、体験版は30分経過したあとも何度でも繰り返しプレイできる。
ゲームを起動するとまずはオプション設定画面になる。ここでゲームパッド使用の有無やサウンドクオリティの設定(11kHz~44kHzまでの3パターン)、ウィンドウ表示かフルスクリーンかなどの各種設定を行なう。デフォルトではウィンドウ表示、キーボード使用の設定になっているが、言うまでもなくフルスクリーン表示、ゲームパッド使用のほうが格段に遊びやすい。また、ウィンドウ表示の場合、ウィンドウ左下にタイムリミットが刻々とカウントされる。これが意外と焦らせるので、何か特別の理由がない以外はフルスクリーン表示でいいだろう。
なお、ここで「その他」にある「終了時にセーブデータを生成」のチェックボックスをクリックしておくと、30分経過後、インストールしたフォルダにセーブデータが作成される。これをボーステックにメールで送ればキャンペーンへの応募は完了となる。詳しい情報は同社の公式サイトで確認していただきたいが、締め切りが12月5日の23時59分までと短いので、いいところまでいったら忘れないうちに送っておこう。
ゲームのほうはというと、もうどうしようもないぐらいに8801版である。しかも、しっかりウェイトをかけていて、懐ゲーらしい独特のまだるっこしさまで再現している。たとえば、ゲーム開始時やフィールドの切り替え、建物への出入りなどがそう。現行のPCならコンマ数秒で処理できるはずだが、「フリーズしたかな?」と不安になる一歩手前ぐらいの待ち時間で処理される。
キャラの動きも当然「イースI・II完全版」のような滑らかな動きではなく、ドッドッドッといった具合で、モンスターの動きが読みにくくそれだけ半ずらしにも慣れが必要となっている。余談だが、8801版ではLV2になるのに200もの経験値が必要なのだが、敵を倒したときに2しか経験値が貰えない。もちろん、敵100体倒す必要があるわけではなく、イベントをクリアすることで敵を倒す数は軽減できる。逆に言えば、イベントを見逃すとバランス的に非常にツラいゲームになっている印象だ。
(C)2001 Nihon Falcom (C)2001 BOTHTEC/(C)2001 PEGASYS (C)2001 ProjectEGG
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