発売元 Microids
スコットランドに本拠を置く英国のゲームメーカーSteel Monkeysが手がけたラリーシミュレータ「Master Rallye」のDemo。プレイできるのはQuick Raceのみとなっているが、3つのゲームモード、2車種、2コース、リプレイ機能付きと、レース系のDemoとしては破格の充実ぶり。その代わりファイルサイズもデカい。
「Master Rallye」は、世界各地で開催されている同名の世界選手権をモチーフにしたラリーシミュレータ。ハンドリングは軽妙で、スピード感も上々。ゲーム画面は大空の領域をたっぷりとり、コース上に数多くの起伏をこしらえるなど、アップダウンの激しいラリーレースの雰囲気をよく表現しているが、細い木すら打ち倒して進めず、コース上のどこに踏み込んでも路面のセッティングが同じなど、細部の造り込みはまだまだの感がある。
グラフィックはハードウェアT & L対応ながら、地表の描き方や木の葉の表現など基本的な処理が荒っぽく、最先端の3D技術が惜しげもなく投入されるレースゲームにおいては、せいぜい中の下といったレベル。ラリーシミュレータ超大国として知られる英国のタイトルにしては、首を傾げざるを得ないクオリティだ。だからかどうかは不明だが、発売元はフランスのMicroidsとなっている。
ゲームモードは、自機だけでゆっくりコースを回れるPractice、ライバルカーとともに1位を目指してしのぎを削り合うRace、チェックポイントの通過が必須条件となるCheckpointの3種類。自機は大小2種類の4WDから選択でき、完走後はリプレイを楽しめる。レースファンは試してみてもいいだろう。
(C)2001 Steel Monkeys Ltd.
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