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本日到着! DEMO & PATCH

~2001年10月31日版~

    【ロールプレイングゲーム】
    Wizardry 8 [142MB]
  • 開発元 Sir-Tech Canada

     米国ではもちろん、日本でもいまなお高い人気を持つダンジョンRPG「Wizardry」シリーズの最新版「Wizardry 8」のDemo。シングルプレイ専用で、あらかじめパーティーが組まれた状態のセーブデータを使って、名も知れぬ広大なダンジョンを6人で探索することができる。

     「Wizardry 8」は、同シリーズの開発を行なってきたSir-Techが倒産し、プロジェクトが開発途中で子会社のSir-Tech Canadaに引き継がれるなど、不幸の続いたタイトル。現在も発売元が決まっていない状態で、このDemoの反応次第では未発売に終わる可能性もある。ただ、今回初めてプレイしてみたところ、随所にWizらしい頑固一徹的なアクの強さを感じさせつつも、ゲームとして綺麗にまとまっている印象を受けた。平たく言えば、すごくおもしろい。

     グラフィックはフル3Dで描かれ、ゲーム視点は「Wizardry」シリーズそのままの1人称視点。各キャラクタは、左右の側面に3人ずつ、HPだけが見える状態で表示されている。HPバーをクリックするとキャラクタの顔がスライド表示され、HPバーを右クリックすると自動的にポーズがかかり、ペーパードール込みのインベントリー画面に切り替わる。

     モンスターはフィールド上に見える形で棲息し、パーティーが近づいてくると走り寄ってくる。一定の距離まで近づくと自動的に戦闘シーンに移行し、バトルシステムはこれまた従来どおりのラウンド制。ひとりずつ攻撃手段とターゲットを決めていき、最後に右下のボタンをクリックすると戦闘開始となる。この時点でもパーティーの姿は見えず、敵に向かって飛んでいく弓矢やスリングの石弾、魔法のエフェクトのみが見える。

     パーティーは基本的に戦闘開始地点から動かず、逆に敵が1匹ずつパーティーを取り囲むようにうねうね(スライムの場合)と近寄ってくる感じで、この妙なシステムが8のウリになっている。つまり、敵がパーティに対してメレー攻撃を仕掛けるためにこちらの後列に回り込んでくるのだ。だから、パーティーの標準隊形はMageを取り囲むように円陣が組まれている。ただし、敵によっては魔法などで広範囲に攻撃を仕掛けてくる場合もあるため、散開させた方が有利な場合もあるらしい。Demoではスライムばかり(といっても集団で襲われると手が付けられないぐらい強い)なので、密集隊形で良さそうな感じだ。

     グラフィックレベルははっきり言って及第以下だが、Wizシリーズでしか実装はありえないユニークなゲームシステムの数々をフル3Dの世界に再現したことは最大限に評価したい。本作がこれからどういう運命をたどるのかちょっと予測がつかないが、WizファンならびにRPGファンはぜひ一度は試してみるべきDemoである。

    (C) 2001 Sir-Tech Canada, Ltd. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

昼間ダンジョンに入り、戻ると夜になっていたのが印象的。短い休憩でも月の位置が微妙に動くなど、時の移ろいの表現に力が注がれている

フィールド画面とは一転して、戦闘シーンの描写はかなりクオリティが高い。たえず蠕動し続けるスライムや派手な魔法エフェクトなど、実に美しい。DemoではFireball、Magic Missiles、Energy Blastといった魔法が使用できる

左上から順番に、宝箱の中身、インベントリー画面、アイテムの詳細表示、クエスト情報、キャンプ画面、ラストが全滅した際に表示される死神だ

    【アクションシューティング】
    「Gore」Public Demo 2 [60MB]
  • 開発元 4D Rulers

     新進気鋭のゲームメーカー4D Rulersが延々と開発している荒廃した未来世界をモチーフにした次世代3Dアクションシューティング「Gore」の最新Public Demo。いまだ発売日は未定ながら、ハードソフト両面で行なわれている互換性テストもいよいよ大詰めのようで、実に安定性の高いゲームプレイを堪能できる。

     Public Demo 2には前回のPublic Demoとはうってかわって、製品版に実装される具体的な要素がたっぷり詰め込まれており、前回プレイした人にも対戦しがいのある内容になっている。プレイモードはマルチプレイのみで、標準装備のサーバーブラウザを使って、Deathmatch、Team Deathmatch、Capture the Flag、Tactical warfareといったゲームモードを3種類のDemoステージでプレイできる。

     特筆すべきはグラフィックの美しさと動作の滑らかさで、Goreに搭載された独自開発の3Dエンジン「AMP」は、OpenGLのみのサポートながら、FPSのエンジンとして最適といえる高速な32ビットレンダリングを可能にし、ダメージマッピング(体の位置ごとにダメージ計算を行なう)の実装を容易にするという。実際にプレイしてみると、確かにぬめぬめとした恐るべき滑らかさで動作する。必要環境は「Pentium II 200MHz以上」としているが、確かにそれぐらいの環境でもラクラク動作しそうだ。もっとも、ビデオカードはOpenGLをフルサポートしたビデオメモリ16MB以上の3Dカードが必須となっている。

     各ゲームのルールの詳細がわからないので、現時点ではデスマッチ状態のゲームがほとんどのようだが、「MAXPAYNE」以上のテクスチャクオリティで再現された実にリアルな3D世界を闊歩するだけでも楽しめる。FPS好きならぜひプレイしてみるべき秀作Demoだ。

    (C) 2001 4D Rulers Software, Inc.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

Demoには4人のキャラクタが登場し、それぞれ別のウェポンと戦闘スタイルを備えている。が、結局は道ばたに落ちているミサイルランチャーが一番強そうな印象である。自分で殺しておいて何だが、死体のリアルな倒れっぷりはちょっと怖いものがある

疲れたら主戦場のそばで観戦するのも楽しい。町全景が俯瞰できるところ位置まで登ることができる

どこまで寄ってもテクスチャにあらが見えないのは凄い。左Shiftボタンを押すと体の各部が狙えるスナイパーモードになる

■■ 注意(編集部)■■

・使用環境などの情報はリンク先の情報を参照してください。

・各社が公開しているデモ版は、パッケージ版ではないため使用環境などによっては正常に動作しない場合がありますが、GAME Watch編集部ではその責を負いません。ウィルスなどによる被害も同様です。デモ版、PATCHなどのインストールは自己の責任において行なってください。

・GAME Watch編集部では、個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

・更新は、土、日、祝日を除いて毎日行ないます。


(2001年10月31日)

[Reported by 中村聖司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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