発売元 マイピック
「Battle Mech(バトルメック)」と呼ばれる巨大ロボットに搭乗してさまざまなミッションに挑戦していく「Battle Tech」シリーズ最新作「MechWarrior 4:Vengeance」の体験版。26日発売されたばかりの完全日本語版と同じ日本語仕様で、「インスタント・アクション」のウェーブ・プレイ(次々と出現する敵を薙ぎ倒していくシューティングモード)が楽しめる。「Mech」最大の醍醐味であるマルチプレイに未対応なのが少々残念だが、さすがはMicrosoftブランドと思わせるしっかり遊べるハイクオリティの内容だ。
体験版のプレイモードはひとつのみだが、「メックラボ」で既存の機体を自由にいじりまわしてカスタム機でプレイできるため、何度も繰り返し楽しむことができる。といっても、バトルメックには最大積載量がしっかり定められており、たとえば既存の兵装に加えて、新しいミサイルを搭載しようと思ったら、アーマーを削るなどして積載量を減らさなければならない。下手にいじるとかえって機体を弱化させてしまうので、まずはデフォルト機体のままプレイしてみることをお勧めしておきたい。
戦闘中に「あ、あのメック、なんかジャンプできてる! 俺のメックもジャンプさせたい」といった具体的な欲求が沸き上がってきたら、そこで初めてメックラボを訪れ、あれこれ考えて“ジャンプジェット”を詰めるだけの積載量を確保していけばいい。こういった、戦闘後のカスタマイズ作業がメックシリーズの大きなおもしろさのひとつで、その点ではピンポイントでゲームの醍醐味が味わえる優秀DEMOといえる。
ところで、メックの操作は、やはり推奨デバイスであるForce Feedback 2がぶっちぎりで操作しやすい。基本的にアクションゲームなので、FPSのようにキーボードで操作できないこともないが、メックの操作は人型ロボットのそれというよりむしろ現代戦車に近い感じなので、満足な操作は不可能だ(十分に検証していないが、Strategic Commander+キーボードなら可能かもしれない)。
それほどメックの操作は複雑なので、体験版をプレイしてみて、グラフィックの美しさや、バトルメックのディテールの細かさ、各ギミックのモーションのリアルさ、奥深いカスタマイズ機能といった要素が気に入ったら、製品版とセットでForce Feedback 2を購入するといいだろう。
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