発売元 サクセス
中世ヨーロッパ世界をモチーフにしたファンタジーMMORPG「GODIUS(ガディウス)」のDEMO。韓国のEast Entertainmentが開発したタイトルで、サクセスがローカライズを行ない、年末より有料サービスを開始予定。現在はβクライアントを使った無料サービス期間中となっている。
「GODIUS」は、「ウルティマオンライン」タイプのMMORPGで、サーバーにアクセスするといきなり世界に放り出され、何をしていいのかわからない。スタート地点は街中で、UOと同じように、まずは訓練場でレベルアップを狙っていく。と、その前に武器屋か防具屋に行って装備品を整えておきたい。初期の所持金だけではどちらかひとつしか買えないはずだが、街路には武器や防具、盾などを安く売ってくれるユーザーもいるので積極的に利用していくといいだろう。ちなみにチャットはEnterキーを押してチャットウィンドウを開いて行なう。
ところで、GODIUSでは「レベル6になるまで街の外に出られない」という制限がある。そのため実は訓練所に通わないで街を出られる方法はない。そこでサクッとレベル上げて外に出ようと思って訓練所に行くと、ここにいる敵がまたやたらと強い。ここに出る敵で一番弱いのはスライムだが、戦士キャラでも歯が立たないぐらい強いのである。ただ、このゲームでは敵を攻撃するだけで経験値が上がっていくため、強そうな武具を身につけているキャラと戦っている敵をどさくさに紛れて殴らせてもらうのが効果的だ。
このゲームは、一度死ぬと装備品をそっくり落とす上、経験値まで減らされる。街で売られるアイテム品は、韓国のゲームらしくひとつひとつにレベル制限が掛けられ、しかも非常に値が張る。そのため序盤に買えるアイテムはごく限られてくるわけだが、たかが訓練所でアイテムを無くすのは非常にツラいものがある。余談だが、このあたりのペナルティの感覚は、世界の中でも韓国がもっとも厳しい。
本作のように序盤でここまで厳しいMMORPGは珍しいが、完全日本語化されていることもあって、現時点で常に数百人規模のユーザーがアクセスし、街はそれなりのにぎわいを見せている。個人的にはバランスの悪いゲームだと感じたが、不特定多数のユーザーとのコミュニケーションを目的としているユーザーにとってはそんなことは関係ないのかも知れない。いまなら無料で楽しめるので、一度試してみるといいだろう。
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