開発/発売元 MISSING LINK
“ダウンロード型ロールプレイングゲーム”と銘打たれた純国産のネットワーク対応RPG「シャドウフレア」の第1話。全4話構成で第1話は無料、2話以降は有料という仕組み。製品パッケージは用意せず、同社の公式サイトから各話ごとの分割ダウンロードのみで販売を行なっていくというユニークな販売方式を採っている。
「シャドウフレア」は、Blizzardの「DIABLO」シリーズの影響をそこかしこに感じさせるネットワークによる協力プレイに対応したアクションRPG。MISSING LINKは、「シャドウフレア」が始めてのPCゲームタイトルとなるが、開発にたっぷり数年掛けただけあって、キレのあるアニメーション処理と丁寧なグラフィックを実現しており、DIABLOライクな吸引力を感じさせてくれるタイトルに仕上がっている。
ゲームの内容そのものは非常にシンプルで、街でクエストを受け、郊外に出て目的を達成して街に戻ると、また新たな物語が展開していく。敵を倒すとランダムでアイテムや金が出現し、ブルーのものはマジックアイテム。街に戻って鑑定を行なうと内容がわかる仕組みで、アイテム探しの楽しみも用意されている。
基本的には次々に向かい来る敵に対して、ぶんぶん武器を振り回して薙ぎ倒すようにして進んでいくゲーム展開になる。が、いきなり難易度が高めで、DIABLOのNormalの感覚でプレイすると、何でもないところでさっくり死んだりする。しかもキャラクタが死亡すると経験値が半分になるペナルティが第1話から適用されており、気分はHellのAct1といった感じだ。ともかくも序盤からなかなかレベルアップしづらいため、ともするとめげそうになるが、さいわい仲間がひとりいるため(第1話ではケルベロス)、彼に盾になってもらいながら進むといくぶん死ににくくなるだろう。
とにかく一発のダメージが大きいゲームなので、敵が群がって押し寄せてきたら、とりあえず逃げる。逃げる際に地雷を仕掛けるといい具合に一挙殲滅が狙える。フィールドの至る所に、無限に敵がわき出すテレポーターが配置してあるので、そこでじっくり経験値稼ぎをしながらゆっくり進んでいきたいゲームだ。
以上は、すべてシングルプレイ時のインプレッションなので、マルチプレイの際はまた違った印象になるかもしれない。シャドウフレアのマルチプレイは最大4人同時プレイが可能で、IP直打ちによるTCP/IP接続のみとなっているため、初心者にはつらいかもしれない。キャラクタデータはシングル/マルチとも共通となっているため、とりあえずシングルプレイで遊んでおくのも手だ。
(C) 2001 MissingLink Co.,Ltd. All Rights Reserved.
ダウンロードはこちら(MISSING LINK)