開発/発売元 Activision
アメリカでは2002年5月の映画公開を控え、少しずつ盛り上がりつつある人気アメコミ「SPIDER MAN」。本日紹介するのはActivisionが今冬に発売を予定している同名アメコミをモチーフにした3Dアクションアドベンチャー「SPIDER MAN」のDEMO。著作権の絡みからか、スクリーンショットが取れない仕様になっているため、無しで紹介する。
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| ボタンを押すたびにクモの糸がドバァっと表示される公式ホームページ |
起動してみるとすぐにわかるが、このDEMOはびっくりするぐらいグラフィックのクオリティが低い。製品版ではもう少しマシになると思われるが、この分だとゲームの中身も推して知るべしかなと思いきや、「おお、そうだ! これがスパイダーマンだ」と思わせる、スパイダーな雰囲気満載の新鮮なゲーム性がおもしろくてたまらない。
DEMOでは、まずアメコミ風のオープニングムービーから始まり、次いで高層ビルの屋上群が映し出される。至る所にギャングたちが銃を片手に外敵の侵入に対して鋭く目を光らせている。しかし、それらの監視をものともせずその裏の裏のビルの壁をぐんぐん這い登り、やがて屋上にスタリと降り立つ人物が我らがスパイダーマンだ。続いてどこからともなく現れた全身青タイツ姿の謎の美女にミッション内容を指示される。どの高層ビルを伝っていけばいいかは、秘密兵器Spider Compassが指し示してくれるというわけだ。このガッチガチのお約束で塗り固められた導入シーンが実にいい感じなのである。
スパイダーマンの操作は、キーボードもしくはゲームパッド。ゲーム内容は3人称視点のコンシューマライクなアクションゲームなので、ゲームパッドがお勧めだ。彼が取れる行動は、ジャンプ、パンチ、キック、クモの糸攻撃の4パターン。このうちもっとも重要なのが失敗イコール即死を意味するジャンプで、基本はボタン押しっぱなしで出せるハイジャンプを使用する。
これらのアクションに加え、彼の特殊技としてビル側面への張り付き&這い登りがある。この2つの技を駆使した侵入路の探索が本作の醍醐味のひとつで、「いかん、死ぬー」という場合でも、ペタッと貼り付けて命びろいできたり、彼特有のガニ股歩きやあまり痛そうには見えないハイキックなど、とにかく大変愉快なゲームである。
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