発売元 Ubi Soft
世界中のコンバットシムファンが待ち望んでいた、といっても過言ではないUBI Softが放つコンバットシムの大作「Il-2 Sturmovik」のDEMO。Il-2 M2(USSR)、P39N-1(USSR)、Bf-109G2(German)の3機種で、スモレンスクを舞台にしたDEMO用のサンプルミッションに挑戦できる。そのほか、独ソの編隊を編成してドッグファイトを楽しむ「Quick Mission Builder」に挑戦できるほか、TCP/IPもしくはLAN接続による4人までのマルチプレイにも対応しており、思う存分楽しめる。
今回のDEMOは、インストーラすら用意されておらず、直接EXEファイルを実行する形となっている。そのため今ひとつ安定性に欠ける印象があるが、内容は超1級品だ。3D APIは、Direct 3D(DirectX 8)およびOpenGLに対応し、現時点では最高レベルの3Dグラフィックを堪能できる。3D Sound APIはA3DおよびEAXに対応。ソフト側でスピーカー環境の設定を行なうことができ、ヘッドフォンでも3Dサウンドでゲームが楽しめる。
特筆すべきはオブジェクト(DEMOでは主に機体)に対するライティングの美しさと、距離に応じて多段階でテクスチャが更新される地表の自然さだ。また、眩しい光を放ちつつ、けたたましい連続音を立てながら射出される23mm機関砲の迫力も凄いし、1発撃つごとに勢いよく空へ吐き出される空薬莢など、細部への徹底的なこだわりがファンにはたまらないところだろう。
以下余談だが、「View Object」モードでゲームに登場するオブジェクト群の一部をスペックシート付きで見ることができる。ソ連軍の傑作戦車T-34やロケット砲カチューシャ、ドイツ軍では対空戦車ヴィルベルヴィントや88mm高射砲 Flak18といった決戦兵器が太陽光に照らされた美しい3Dモデルで見ることができ、いずれも抜群の出来映えだ。必要スペックがPentium III 600MHz以上のCPU、256MB以上のメモリ、ビデオメモリ32MB以上のビデオカードという、凄まじいハイエンド仕様になっているが、ぜひ試してもらいたい。
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