開発/発売元 Dreamcatcher Interactive
今冬発売予定の新作アクションアドベンチャー「DUNE」のDEMO。10191年という途方もないSF世界を題材にしており、岩石と砂漠のみで構成された不毛の惑星“ARRAKIS”を舞台としている。プレーヤーは同惑星で発生した大虐殺事件の生き残りである主人公Paulとなり、復讐を遂げるための長い旅に出るといった筋。
DEMOでは、屋外マップと屋内マップがひとつずつ収録されており、難易度はかなり高め。キャラの操作はカーソルキーで移動、Enterで扉開けなどのアクション、Ctrlでナイフの使用、Shiftを押しながら移動すると走る。いずれのミッションとも、番兵が要所要所に立っており、後ろから近づいてナイフで瞬殺、その後速やかに移動、という忍者のような行為を繰り返して進んでいく。暗殺のモーションがかなり凝っており、また、一発で倒せるのでラクちんで進めるが、万が一、敵に見つかってしまうと逃げながら銃を乱射するため、対処のしようがなくなってしまう。
視点切り替えは完全自動で、近作だと「Alone in The Dark 4」にやや近い印象だが、それにしては敵が多すぎで、5度ほど試してみたが、いずれも途中で見つかって蜂の巣にされてしまう。ほんとにバランスはこれでいいのかという感じすらする。DEMOの完成度もいまひとつで、EXEファイルを直接叩く形でゲームを立ち上げ、フル3Dのゲームの割には解像度が800×600ドット固定で、さらにたびたびバグで移動不能になるあたり、完成度の高いDEMOでもう一度評価してみたいところだ。
Dreamcatcher Interactiveは、「JEKYLL & HYDE」「ATLANTIS 2」といったアドベンチャーの販売で知られるメーカーで、今後発売予定のタイトルもすべてアドベンチャー要素が濃厚なタイトルばかり。DUNEのほかには、「FROM DUSK TILL DAWN」「ARTHURS KNIGHTS Tales of Chivalry」などがある。今回のDEMOはシナリオもストーリーも何も入ってないので、ちょっとこれだけでは評価のしようがない。ただ、さすがにアドベンチャーゲームだけのことはあって、サウンドは重厚でたっぷり聴かせてくれる。アドベンチャーファンよりむしろアクションファンにお勧めしておきたいDEMOだ。
(C) 2001 Dreamcatcher Interactive, Inc.
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