開発/発売元 Small Rockets
非常にクオリティの高いシェアウェアをWebのみで販売しているSmall Rocketsが放つ新作SLG「MAD:Global Thermonuclear Warfare」のシェアウェア版。核戦争を丸ごと再現するという非常にスケールの大きなゲームだが、10分という時間制限のため、途中までしか遊べないのが残念。
ゲームの内容は、地球上のいずれかの地域に割拠し、宇宙基地を建て、各種ロケットを打ち上げ、最終的には敵の本拠地に核ミサイルを撃ち込んで滅ぼせば勝ちというもので、かなりおおざっぱなつくりだが、リアルタイムで進行するためゲームの緊張感は高い。
初回は何が楽しいゲームなのかまったくわからなかったが、スピード勝負のリアルタイムゲームということがわかってくると俄然おもしろくなってくる。まず最初に宇宙基地を建てると、ロケットの打ち上げが可能になる。ロケットには、土台となる「Infrastructure」、新しい施設の打ち上げを可能にするための研究施設「Research」、衛星から攻撃ミサイルを放てる「Kinetics」、そして敵にとどめを刺す核装備の大陸間弾道ミサイル「ECM」の4種類が用意されている。これらを次々に打ち上げて、宇宙上でドッキングを行ない設備が稼働可能な状態にする。このあたりのこだわりがまずおもしろい。
序盤は地味なゲーム展開で、手持ちの土地に宇宙ステーションを建設し、次々にミサイルを打ち上げていく。コマンドの制限は一切掛けられてないため、金の続く限り軍備増強できるが、ミサイルの打ち上げ、ドッキングには意外と時間が掛かり、加えて新しい施設の打ち上げに必要なResearch施設での研究開発にもかなりの時間が掛かる。いかに効率よくコマンドを実行していくかがカギになるわけだ。シェアウェア版ではかなりいいところで終わってしまい、敵にトドメを刺すところまではプレイできないのだが、それはそれで結構楽しい。
(C) 2001 Small Rockets. Small Rockets is a trade name of Small Software Ltd.
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