【特別企画】
挑戦、興奮、感動、これぞeスポーツ! 「第2回全国高校eスポーツ選手権」レポート
高校生eスポーツはなぜこんなに揺さぶられるのか? その醍醐味を様々な角度から解説する
2019年12月30日 00:25
- 12月28日、29日開催
- 会場:EBiS303
毎日新聞社とサードウェーブが主催するeスポーツ選手権大会「第2回全国高校eスポーツ選手権」が12月28日と29日にかけて東京恵比寿EBiS303において開催された。
競技種目は3月に行なわれた第1回大会同様に「ロケットリーグ」(Psyonix)と「リーグ・オブ・レジェンド」(Riot Games)の2種目で、28日は「ロケットリーグ」、29日は「リーグ・オブ・レジェンド」のオフライン決勝大会がそれぞれ行なわれた。大会の模様や出場チームインタビューについては、下記記事を参照いただくとして、本稿では「第2回全国高校eスポーツ選手権」レポートの締めくくりとして、総括レポートをお届けしたい。
【「第2回全国高校eスポーツ選手権」レポート】
【「リーグ・オブ・レジェンド」部門】
▼第2回全国高校eスポーツ選手権「リーグ・オブ・レジェンド」部門、優勝はN高「KDG N1」!
▼N高「KDG N1」(沖縄)、まりも選手が描いた“勝利のイメージ”
「第2回全国高校eスポーツ選手権」、「LoL」部門優勝チームインタビュー
▼クラーク記念国際「Yuki飯食べ隊」(東京)、準優勝では「Yuki飯が食べられない」
「第2回全国高校eスポーツ選手権」、「LoL」部門準優勝チームインタビュー
▼第2回全国高校eスポーツ選手権「LoL」部門、準決2戦目はクラーク記念国際が制す
ジャングルが素晴らしいゲームメイク。決勝はクラーク記念国際vsN高に
▼豊田工業「豊工LOL組」(愛知)、緊張のあまり得意チャンピオンのピックを「ど忘れ」していた
「第2回全国高校eスポーツ選手権」、「LoL」部門敗退チームインタビューその2
▼第2回全国高校eスポーツ選手権「LoL」部門、準決勝1戦目はN高「KDG N1」が制す
優勝候補が圧倒的な実力で勝利
▼横浜市立南「The Grateful Feed」(神奈川)、「やりきったが、悔しい」
「第2回全国高校eスポーツ選手権」、「LoL」部門敗退チームインタビューその1
【「ロケットリーグ」部門】
▼eスポーツ高校生選手権大会「第2回全国高校eスポーツ選手権」が開幕
28日は「ロケットリーグ」。「優勝して佐賀に帰りたい!」佐賀県立鹿島が連覇を目指す
▼全国高校eスポーツ選手権「ロケットリーグ」部門、全校106チームの頂点に立ったのは「雷切」!
前回大会のリベンジマッチを制し、1年越しの優勝を果たす
▼鶴崎工業高校「雷切」(大分)、優勝の鍵は“フルセットの1点目”だった!
「第2回全国高校eスポーツ選手権」、「ロケリ」部門優勝チームインタビュー
▼鹿島高校「OLPiXと愉快な仲間たち」(佐賀)、プレイ4,000時間超えの自信が「連携力」に破られた
「第2回全国高校eスポーツ選手権」、「ロケリ」部門準優勝チームインタビュー
▼N高「Cat A PuLT」(沖縄)、実力を出し切るも「OLPiX」の強力個人技の前に散る
「第2回全国高校eスポーツ選手権」、「ロケリ」部門敗退チームインタビューその2
▼釧路高専「VTuberすこすこ隊ver2」(北海道)Lambchan選手「『雷切』は圧倒的だった」
「第2回全国高校eスポーツ選手権」、「ロケリ」部門敗退チームインタビュー
【「第3回全国高校eスポーツ選手権」開催決定】
▼「第3回全国高校eスポーツ選手権」の開催が発表
競技種目は「リーグ・オブ・レジェンド」、「ロケットリーグ」は確定
興奮と感動を与えてくれる「全国高校eスポーツ選手権」
筆者は第1回に続いて今回も2日間通しで観戦したが、「やはり高校生eスポーツはいいな」と心の底から思った。
2018年が“eスポーツ”元年と呼ばれ、eスポーツの存在がゲームファン以外にも知られるようになり、2019年はそれを受けて、国内でおそらく史上最多となる大小様々なeスポーツ大会が開催された。その一方で、賞金問題を筆頭に、プロライセンス問題、資金不足によるチームの解散、運営側のミスによる大会トラブルなど、純粋な競技以外の諸問題も浮き彫りとなった。
海外まで視点を広げると、筆者がその場で遭遇したものだけでもチート使用、停電による大会中断、大会ボイコット、急激なルール変更に伴う競技シーンの崩壊などなど、ネガティブな話題に事欠かなかった1年だったと思う。その多くは弊誌でもニュースとして取り上げているが、いちeスポーツファンとして私見を言えば、遭遇する度に毎回ガッカリしているし、一刻も早く問題が解決に向かい、競技シーンに集中できる環境が整備されることを願っている。
その点、全国高校eスポーツ選手権はeスポーツ大会として極めて純度が高く、荒削りながらeスポーツファンがeスポーツに求めるシーンがそのまま展開されるように思う。人びとがeスポーツ観戦に何を求めるかは人それぞれだが、筆者は、“ライブイベントならではの筋書きのないドラマを楽しみたい”というような何にでも代用できる雑な表現ではなく、ピンポイントに“選手達のたゆまぬ挑戦の先にある天衣無縫の境地から繰り出される人知を超えた会心の一撃を見たい”。
「中村の言うことはさっぱりわからん」という方のために、そのシーンを探してきた。第2回全国高校eスポーツ選手権「ロケットリーグ」部門決勝、雷切(大分)対OLPiXと愉快な仲間たち(佐賀)の最終ゲーム。2年連続で同一カード、BO5、2対2、最終ゲームのスコアは3:3、残り10秒でオーバータイム(延長戦)に突入するかという極限のシーン。ここで雷切のツインエース イソR選手とAroDra選手の2人は最後の最後まで諦めなかった。「タイムアップしてもボールが地面に付くまで続けられる」という独自ルールを最大限に活かし、0秒からのパス回しで優勝を決める会心の一撃を繰り出した。
あるいはこちらはどうだろう。第2回全国高校eスポーツ選手権「リーグ・オブ・レジェンド」部門決勝、BO3の2ゲーム目、ポイントは9:10、まだまだ勝負の行方はわからない拮抗した状況下。「Yuki飯食べ隊」がその直前に「KDG N1」のvandolp選手で数的優位で仕留め、続いてエースMarimo選手を捉えて逆転を狙ったシーン。「KDG N1」は3対5で数的不利な状況下で、Marimo選手は神がかり的な回避スキルで相手の猛攻を凌ぎきり、気づけば相手5人全員を倒すエースを獲得。そのままの勢いで敵拠点に攻め込み、初優勝を決めた。
津波のように我が身に襲ってくる興奮と感動、会場を揺るがすような大歓声と選手達の笑顔、こういうシーンに巡り会うために、筆者はeスポーツ会場に足を運んでいるのだ。
筆者は選手達のたゆまぬ挑戦と、その成功がもたらす興奮と感動、これこそがeスポーツの本質だと思っている。高校生eスポーツは、それが「相手に勝ちたい」という純粋な情熱から来ており、“大人”から見て呆れるほど純度が高い。
選手達は目の前の試合に気力の限りを尽くし、それが焦りとなってミスを生み、表情として出てくる。敗戦後は、現実を受けいれられず呆然と座り尽くし、その後控え室で号泣し、選手インタビューが遅れたりする。そういったアマチュアリズムの塊みたいな風景そのものが、高校生eスポーツが生み出した一個の奇跡であり、eスポーツ業界が大事にしなければならないものだと思う。「また今年も良いものを見せていただいたな」と感謝の気持ちでいっぱいだ。
2年越しで培ったチーム力が勝敗を分けた「ロケットリーグ」部門
もう少しだけ点描すると、「ロケットリーグ」については、2年連続同一カードによる決勝というのがすでにドラマだ。
ただ、前回大会で話題を集めたのは実は彼らではなく、プロゲーマーmilla選手を擁する横浜清風高校「Charlotte」(神奈川)だった。milla選手の圧倒的な個の力をチーム力で覆したのが佐賀県立鹿島高校「OLPiXと愉快な仲間たち」(佐賀)で、準決勝で「Charlotte」を撃破した勢いのまま決勝でも「雷切」をワンサイドゲームで破り初優勝を決めた。
第2回大会では、お伝えしたように「雷切」が雪辱を果たし、リベンジ優勝を果たした。雷切は、エースでリーダーのAroDra選手を筆頭に、ユニークなタレントが揃っている。若干恥ずかしげに行なう“雷切ポーズ”といい、出場チーム紹介のろくでもないコメントといい、ビジュアル的には“予選大会1~2回戦負け”が義務づけられているチームと言えるが、アスリートとしての実力は本物だった。
勝因となったのは「OLPiXと愉快な仲間たち」が「Charlotte」を破る要因となった“チーム力”で、「雷切」は3人が常に別々の役割を担って動き、仲間を信じて跳び、そして決め切った。「雷切」は多くのチームがメンバー固定の中、準決勝と決勝は1人メンバーが異なり、4人全員での完全優勝を勝ち取った。驚くべきは、その4人は前大会とまったく同じメンバーだったということだ。同じ4人で敗戦の苦しみを分かち合い、同じ4人で練習に取り組み、そして優勝という最高の果実を勝ち取った。高校生ならではの熱いストーリーだと思う。
全国高校eスポーツ選手権「ロケットリーグ」部門と両校にとって大ダメージなのは、第1回から大会を牽引し続けた「雷切」と「OLPiXと愉快な仲間たち」の選手全員が3年生で、皆卒業してしまうことだ。ちなみに前大会の台風目となった横浜清風は、前大会でmilla選手が3年生だったこともあり、今大会では予選1回戦負けを喫している。高校サイドとしてはeスポーツ部の伝統をどう守るのか、大会運営側としてはどのように新たなスターを発掘し、大会を盛り上げていくのか、「ロケットリーグ」部門は第3回でいきなり正念場を迎えることになりそうだ。
水面下で進行しているのは“全日制vs通信制” 「リーグ・オブ・レジェンド」部門
「LoL」についても語っておかなければならないだろう。日本でもプロリーグが存在し、プロへの登竜門として高い人気を誇る「LoL」部門。“5人によるチーム制”というハードルの高い競技種目でありながら、出場チームは前大会96から119に増え、今年からはもう1つの高校生大会「STAGE:0(ステージゼロ)」も誕生し、高校生eスポーツナンバーワン競技としてその人気は高まる一方だ。ただ、競技シーンを生み出す現場の担当者は手放しで喜んでいるわけではないようだ。
今大会では、前大会で超高校級の実力で話題を集めた赤バフ選手を擁する岡山共生高校が予選敗退を喫するなど、高校生のレベルがまた一段上がったことを実感させてくれたが、今夏開催されたSTAGE0と本大会でハッキリしたのは、“通信制高校優勢”の構図だ。
STAGE0ではオフライン決勝に勝ち進んだ8校中2校が通信制(N高、ルネサンス大阪)で、本大会では4校中2校が通信制(N高、クラーク記念国際)だった。予選Cブロックでは、準決勝がN高(KDG N1)対N高(KDG N3)となり、決勝もN高(KDG N1)対N高(KDG N4)と文字通り“N高まみれ”の状況になった。
高校生eスポーツの取り組みがまだ2年目の段階で通信制がここまで躍進してしまう背景には、eスポーツと通信制の相性の良さがあげられる。全日制では、学校に通学する関係から、どうしても物理的な制約に左右されるが、通信制であれば物理的な制約から解放され、いくらでも部員を増やし、いくらでも練習に時間を費やすことができる。
国内最大勢力を誇るN高は「LoL」の部員だけで50名を数えるという。これだけの部員がいれば単純に頭数で割っても10チームが編成でき、部活動としてチーム対抗戦どころかやろうと思えばリーグ戦まで行なえる。また教育カリキュラム自体も全日制と通信制ではまったく異なるため、通信制は全日制と比較して練習時間が確保しやすいということもある。全日制と通信制の環境の差は明らかだ。
第1回大会では、学芸大付属国際のflaw選手と、岡山共生高校の赤バフ選手という超高校級の選手が全日制の高校にいて大きな活躍を収めたため見えにくかったが、第2回でそれが一気に顕在化した印象だ。
念のため書き添えておくと、N高をはじめとした通信制高校の存在が問題だという話ではない。STAGE:0から数えて今年完全制覇を果たしたN高「KDG N1」の努力は素晴らしいし、称賛されてしかるべきだが、大会を今後より一層盛り上げていくためには、絶対王者として君臨する彼らと、全国高校eスポーツ選手権などの活動を通じて、これからeスポーツ部を設立し、大会参加を目指そうとしている新規チームとの圧倒的な情報格差を縮める工夫が大会側に必要なのではないかということだ。
また、N高は今大会最多の6チームエントリーしている。現行のルールでは、1つの高校から複数チームの出場は認められており、この点でも問題がないが、今の流れが先鋭化してしまうと、高校生大会は通信制高校ばかりになり、環境の違いから全日制の高校が出場を見送ったり、競技種目を変えるようなことになってしまうと、全国高等学校eスポーツ連盟(JHSEF)が目標とする2,000校の参加は画餅に終わってしまうだろう。
高校生eスポーツ大会はどうあるべきなのか、5年後、10年後を見据えて真剣に考えるべき時期に来ているのかもしれない。
岡山共生予選敗退にみる“人間形成の場”としての高校eスポーツ部のあり方
そしてもう1つ触れておきたいのは岡山共生高校の予選敗退についてだ。大会2日目、会場には懐かしい顔があった。昨年、高校取材でお世話になった岡山共生高校eスポーツ部顧問の柴原健太教諭がいたのだ(参考記事)。
岡山共生高校は、既報の通り予選大会3回戦で、今回もオフライン決勝への出場を決めた横浜市立南と対戦して敗れ、2年連続出場を逃していた。筆者は個人的に岡山共生が敗れた真の理由を知りたかった。というのも彼らは前大会同様、エース赤バフ選手を主将に、強力な中国人留学生を複数擁し、今年は2軍まで作って戦力を増強していた。実際STAGE:0では、N高に敗れたものの準優勝という立派な結果を残しており、十分優勝を伺う位置にいた。いかに相手が横浜市立南だったとはいえ、3回戦で消えるチームではないはずだ。
柴原先生から聞かされた真相は意外なものだった。主力選手の1人であるReigns選手が、練習の際のインゲームでの暴言行為でアカウント停止を食らい、予選大会に出場できなかったためだという。Reigns選手は4月に加入した中国人留学生で、STAGE0には出場していない。Reigns選手はN高「KDG N1」を倒すために用意した秘密兵器で、岡山共生は来年の“赤バフロス”に備えて2年以下を主力とした2軍チームも設立していたこともあって、彼が欠けた穴を埋めることは難しかったという。
筆者はもしReigns選手が予選大会に出場できていたら、岡山共生高校はオフライン決勝大会に勝ち進み、N高「KDG N1」と戦っていたはずだということが言いたいわけではない。勝負は結果がすべてで、負けた以上、すべて柴原先生の言い訳に過ぎない(柴原先生、すいません)。
筆者がここで指摘したいのは、「どういう理由があろうとも、暴言はいけない」というスポーツマンシップ以前の当たり前のマナー教育が岡山共生高校レベルの常勝校ですらまだ浸透していないという事実と、練習を野良サーバーに頼らなければならないという練習環境の貧弱さだ。
話を聞いていてReigns選手に深く同情したのは、彼はそのとき、チームから指摘された弱点を克服するために、部活動後の自主練習で、あえてその不得意な部分の反復練習を行なっていたという。しかし、結果として、その動きのマズさのためにチームは負け、チームメンバーから暴言を吐かれたという。しかも、その暴言の内容がヒドかったためついカッとなって言い返してしまったということだ。
「アマチュア向けの練習モードを追加して欲しい」というのはややハードルの高い望みだが、そこまで行かなくてもできることはいくらでもある。たとえば、高校生チーム向けの練習相手を募るための仕組みが存在し、気軽に練習できる環境があれば、このような悲劇は防げたと思う。このような高校生eスポーツの活動を支援する取り組みは今後JHSEFに期待される部分だ。
ちなみにReigns選手は、言うまでもなく結果として赤バフ選手の高校生最後の活躍の機会をなくしてしまったことを深く反省し、来年に向けて練習を続けているようだ。岡山共生高校eスポーツ部としても、所属選手の行動規範を新たに設け、同じようなトラブルを繰り返さないようにしっかり指導を行なっているという。柴原先生が、今大会に訪れているのは、第3回大会を見据えているためで、中国地方最大規模のeスポーツ部を擁する名門高校として全種目にエントリーし優勝を目指していくという。岡山共生高校の来年の活躍に注目したいところだ。
「全国高校eスポーツ選手権」最高の醍醐味は来場者も含めて一体になれる感動のエンディング
最後に「全国高校eスポーツ選手権」ならではの取り組みとして最大限に評価したいのが、閉会式後に流されるエンディング映像だ。これは大会主催のサードウェーブのeスポーツ推進部と、大会運営を担当するE5 esports worksが主導となって第1回から行なわれている取り組みで、去年に引き続いて今年も大いに泣かされた。
前日の選手達の会場入りから、説明会や写真撮影の模様、そして当日の準決勝あたりまでの内容が収められており、選手達の笑顔や真剣な表情、パフォーマンスシーン、不安、落胆、緊張などなど、高校生eスポーツの魅力が詰まっている。しかも、わずか数時間前のまだ興奮覚めやらぬシーンも含まれており、そのスピード感、来場者に大会の感動を持ち帰ってもらいたいという熱意には驚かされる。
そしてなんといっても素晴らしいのは、大会応援ソング「ナミタチヌ」のサビの部分に合わせて大会の映像と共に全出場チームが紹介されるところだ。オフライン決勝大会に勝ち進んだチームだけでなく、全チームに参加した記録を残す。出場した選手にとっては良い思い出になるだろうし、高校生大会として、スポーツ同様、eスポーツを学校教育の一環として認められることを目指している「全国高校eスポーツ選手権」ならではの取り組みだ。年明けに一般公開を予定しているということなので楽しみにしたい。
今回GAME Watchはメディアスポンサーとして、前回より強力な取材体制でレポートをお届けしてきたが、このような大会に関わることができて本当に良かったと思う。第3回大会がさらに盛り上がり、新たなドラマが生み出されることを期待して本稿の締めくくりとしたい。選手の皆さん、関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。