横浜市立南「The Grateful Feed」（神奈川）、「やりきったが、悔しい」

　神奈川県横浜市立南高等学校のチーム「The Grateful Feed」は、「第2回全国高校eスポーツ選手権」の「リーグ・オブ・レジェンド」部門決勝大会において、角川ドワンゴ学園N高のチーム「KDG N1」に破れ敗退となった。

　「The Grateful Feed」のリーダーcalamity選手はとにかく「悔しい」の一言だという。前回大会よりも練習量を増やし、個人技よりもチーム連携を大切に練習し、自分たち自身も「やりきった」と思えるほど努力を重ねてきたが、それ以上の実力で「KDG N1」に圧倒された。

左から、solwaryu選手、Xenön選手、kulumi選手、たけのこ侍の里選手、calamity選手、RYUNAR選手

　この決勝大会に向けては個人的にコーチも付け、全体の動きの作戦立てから個人の動きまで細かくアドバイスを受けていた。結果、バンピックの時点では「自分たちが得意なチャンピオンをピックできて、思ったとおりのことができた」という。

　しかし、それでも負けてしまったのは「全体的に相手が上回っていた」（kulumi選手）から。さらに、相手の動き出しが常に先を行っており、判断が遅れる内にどんどんと押し込まれてしまった。「自分たちも成長できたつもりだったが、相手はもっと上を行っていた。やりきったが、悔しい」とXenön選手は心境を語った。

悔しさを語るcalamity選手、kulumi選手

　「The Grateful Feed」は2年生チームだが、次回大会があるとしても受験などが控えているため今大会が最後の挑戦となる。calamity選手は「練習時間は取れないながらも出場だけはしたい」という思いがあるが、状況的には出場自体も厳しいようだ。

　また横浜市立南高等学校としても「The Grateful Feed」を正式な部活動とは認めておらず、悔しい思いを後輩へ託すといったことも現時点では「ないと思う」とのこと。決勝大会へと駒を進める実力あるチームだけにとても残念ではあるが、またいつかeスポーツ大会で横浜市立南高等学校の名前が見られる日を楽しみにしたい。