価格：2プレイ500円

近距離戦型、中距離支援型の新MSが2タイプずつ投入される

　株式会社バンプレストは、稼動中のAC用ドームスクリーン式戦術対戦ゲーム「機動戦士ガンダム 戦場の絆」を、12月26日から「REV.1.10」へとバージョンアップした。今回のバージョンアップの目玉は、新規4機体の先行支給と、中距離支援型モビルスーツ（MS）の刷新に伴うダブル・アームド・システムの導入となる。

■ くじ引きによる先行支給が行なわれる4機体

　REV.1.10へのバージョンアップとともに、2月中旬終了予定の機体先行支給が実施される。これは、ターミナルでのパイロットポイント支給時に1勝以上しているとクジを引くことができ、抽選で新型MSが支給されるというもの。なお、ターミナルにカードを通す時点で、2勝以上していてもクジを引けるチャンスは1回のみで、最初は1～5まで5択になっているが、外れた場合、何度か外れると選択肢が減っていく。このあたりは2月14日から行なわれた量産型ガンタンク、ザクタンク（V-6）の先行支給と同じ仕組み。1勝以上するとくじが出現するというところが異なるところだ。

　また、「ジム・改」、「ドム・キャノン複砲仕様」の2機種は上等兵以上のパイロット 、「フルアーマーガンダム」、「高機動型ゲルググ」は、前述の2機種のMSを取得済みの中尉以上のパイロットと、階級条件も設定されている。支給順はコスト順になっており、地球連邦軍側は近距離戦型の次が中距離支援型、ジオン公国軍側は中距離支援型から近距離戦型になる。

● RGM-79C ジム・改

近距離戦型MS コスト：220 HP：280 射撃攻撃：100mmマシンガンA サブウェポン：寒冷地仕様マシンガンA 格闘攻撃：ビーム・サーベル

　機動性が高く、両手（右トリガー、両トリガー）に射撃武器を装備できる支援タイプの近距離戦型MS。ゆえに弾切れを起こしにくく、状況に応じた射撃武器の使い分けが可能という点もストロングポイント。新たな概念の射撃武器であるジム・ライフルを使いこなし、近距離戦型MSの新たな可能性を見極めたい。

【スクリーンショット】

● MS-14B 高機動型ゲルググ

近距離戦型MS コスト：270 HP：300 射撃攻撃：MMP-80マシンガンA サブウェポン：クラッカー 格闘攻撃：ビーム・ナギナタ

　地球連邦軍のガンダムをも凌ぐコストの高さが示唆するように、背部ブースターの追加により、抜群の機体性能を誇る。高い機動力を活かして優位な状況を作り、積極的な射撃で戦場を圧倒したい。メイン装備は実弾系武器のみとなっている点がMS-14A ゲルググとの大きな違い。初期装備は1トリガー3連発のMMP-80マシンガンAだが、トリガーを引きっぱなしにすることでフルオート射撃も可能。ここぞというときにより多くのダメージを取れる仕様となっている。サブウェポンのクラッカーも3発装備。

【スクリーンショット】

● FA-78-1 フルアーマーガンダム

カテゴリ：中距離支援型MS コスト：300（ビーム・ライフルの追加コスト含む） HP：320 射撃攻撃：可動式ロケット砲 サブウェポン：2連装ビーム・ライフルA（コスト+50） 格闘攻撃：ミサイル・ベイA

　近接格闘用の武器を持たず、トリプル・アームドと呼べるほどに豊富な射撃武器を持つ高コストの中距離支援型MS。メインの射撃武器である可動式ロケット砲を高精度でヒットさせるのは中距離支援型MSのエキスパートでも至難の業だが、その威力は折り紙付き。ミサイル・ベイや2連装ビーム・ライフルにより、近距離レンジでの戦いもこなせる。後述の中距離支援型ダブル・アームド・システムの対象機体の1つ。

【スクリーンショット】

● MS-09K-2 ドム・キャノン複砲仕様

中距離支援型MS コスト：210 HP：270 射撃攻撃：ツイン・ミドル・キャノンA サブウェポン：ハンド・グレネイド 格闘攻撃：パンチ

　満を持して登場したドム・キャノンは、MS戦も拠点攻撃もこなせる万能型の中距離支援型MS。初期装備のツイン・ミドル・キャノンの取り扱いは難しいが、そのぶんダメージが期待できる仕様となっているので、中距離支援型MSを得意とするパイロットの使いこなしに期待したい。追加武装によってその役割を大きく変化させられるのも面白い。後述の中距離支援型ダブル・アームド・システムの対象機体の1つ。

【スクリーンショット】

■ 「ダブル・アームド・システム」を中距離支援型MSキャノンタイプに実装

　REV.1.10では、中距離支援型MSのラインナップに大幅に手が入っている。キャノン系の中距離支援型MS（ジム・キャノン、ガンキャノン、フルアーマーガンダム、ザクキャノン、ドム・キャノン複砲仕様）にも、REV.1.09で後方支援型MSに導入された戦闘中の弾種切り替えシステム、「ダブル・アームド・システム」が採用され、より柔軟、または特徴的な運用が可能となった。詳細は公式サイトの「DAS運用指南書」を参照していただきたい。

　後方支援型MSのダブル・アームド・システムは、格闘武器カテゴリに追加弾を装備するものだったが、中距離支援型のダブル・アームド・システムでは、サブウェポンにも追加弾を装備できるものがあるのが違いといえる（サブウェポンに追加弾を装備した場合、両トリガーを引くことで切り替えが発生）。ただし、後方支援型MSのダブル・アームド・システムよりも換装時間がはるかに短いため（切り替えは約1秒で終了）、サブ武器で牽制してメイン武器で追撃といった戦い方も可能。ただし、キャノンタイプの武装の切り替えシステムなので、ガンキャノンのスプレーミサイルランチャーは対象外となっており、装備すると追加弾の装備はできないようだ。

　また、ダブル・アームド・システムの実装に伴い、中距離支援型MSキャノンタイプの全武器性能に調整がなされており、これまでと名称が同じ武装であっても、弾数や弾速、射程や攻撃力などが大きく異なる。なお、ジム・キャノンとザクキャノンに関しては、コストの調整も行なわれている。総じて見るに、低コストキャノンタイプMSは射程が短縮され、前衛よりの立ち振る舞いが要求されるようだ。また、拠点攻撃能力のある武装の弾数の見直しや、自衛に必要なサブウェポンのラインナップなどにも変更が行なわれている（ガンキャノンのファイア・ナッツやザクキャノンのクラッカーがなくなったなど）ので、バージョンアップ後の初搭乗時は、新鮮味のあるプレイとなるだろう。

• ジム・キャノン：コスト150→160
• ザクキャノン　：コスト150→170

　また、ダブル・アームド・システムが適用される中距離支援型、後方支援型MSのロックオン距離が、持ち替えた武器ごとに変化するようになっている。これまではメイン武器の射程に準じてFCS（射撃管制）が作動していたが、武装個別にFCSが設けられ、より精度の高い運用が可能となった。

【対象モビルスーツ】

• ジム・キャノン
• ガンキャノン
• 量産型ガンタンク
• ガンタンク
• ザクキャノン
• ザクタンク
• ザクタンク(V-6)

・陸戦型ガンダムの機動性能調整

　ジャンプの速度が減少し、着地硬直が増えた。また、ダッシュの速度も減少し、終了時の硬直も増加。相手の前で硬直を晒す際には、これまで以上に相手との距離を意識した運用を心がけたい。

・モビルスーツの武器性能調整