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【連載第96回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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2006年のゲームグッズを振り返る |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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2005年1月5日に始まったゲームグッズ研究所も遂に2周年。まずは、お付き合いくださっている読者の方々に感謝の意を送りたい。今年も皆様のゲームライフが充実するよう鋭意努力して参ります。よろしくお願いしたい。
さて2006年はDS Liteを筆頭に携帯ゲーム機がブームを起こし、年末には新ハードも登場した。そこで今回は2006年を振り返り、昨年にも行なった「これは!」と感じたゲームグッズをピックアップしてみた。
■ 2006年に登場したゲームグッズで「これはいい!」と思った製品をピックアップ!
2006年はDS Liteが登場したこともあり、数多くのゲームグッズが発売された年であった。そこで、2006年を総括する意味を込めて、研究所員が「これはいい!」と思ったゲームグッズをピックアップ。実用性の高いグッズ、アイデアが光るグッズ、海外メーカー製のグッズ、インパクトがあるグッズの4部門にわけてセレクトしてみた。
● 実用性の高さが魅力! 部門
・「スマートケースDS Lite」(第55回)
メーカー:キーズファクトリー
価格:1,610円
大きさ:縦14.5cm×横8.3cm×高さ3cm
重量:約54g
カラー:ホワイト、ブラック
任天堂ライセンス商品
2006年で最も多く発売されたゲームグッズはやはりDS Lite用のグッズ。特に本体ケースは今や、迷ってしまうほどの数が店頭に並んでいる。中でも印象的だったのは、DS Lite専用の本体ケースとして早期に登場した「スマートケースDS Lite」だ。スタイリッシュなデザインと携帯性を重視したスリムな形状が、DS Liteのデザインコンセプトにぴったり。収納したままで充電できることも実用的だった。キーズファクトリーはこの製品以降、大人にも向くスタイリッシュなデザインのケースを発売し、本連載でも注目を集めた。
・「充電乾電池アダプタDLite」(第68回)
メーカー:ゲームテック
価格:980円
大きさ:縦7.3cm×横4.7cm×厚さ1.3cm
電源:アルカリ単4乾電池4本
重量:18g(乾電池をセットした場合は63g)
ケーブル長:1.2m
ケーブル重量:15g
カラー:ブラック、ホワイト
DS Liteのバッテリー切れの不安を解消してくれる乾電池式の外部バッテリー。作りはシンプルだが、その分コンパクトで持ち運びやすいのが好印象だった。ワイヤレス通信で多人数プレイを楽しむことも多いDS Lite。対戦相手がバッテリー切れでプレイできなくなった時に、「充電乾電池アダプタDLite」をサッと取り出し電力をお裾分け。対戦プレイを続行できた自分も嬉しいし、他人にも喜ばれるグッズだ。980円と価格も手頃なので、緊急用として1つ用意しておくと非常に便利。
・「シリコングリップW for リモコン」(第91回)
メーカー:ゲームテック
価格:980円
重量:18g
カラー:ホワイト、ブルー、ブラック
・「シリコングリップW for ヌンチャク」(第91回)
メーカー:ゲームテック
価格:980円
重量:12g
カラー:ホワイト、ブルー、ブラック
Wiiリモコンとヌンチャクのグリップ力の向上が最も嬉しかった2製品。さらに、Wiiリモコンとヌンチャクは思いがけず手垢がつきやすいこともあり、汚れからも守ってくれる本製品は研究所員にとっての必須アイテムとなっている。Wii用のカバー製品はいくつか紹介してきたが、厚みが薄く、カバーの背面に突起を設けてグリップ力を高めるなどの工夫がある「シリコングリップW for リモコン」と「シリコングリップW for ヌンチャク」がオススメだ。レポートした時点ではホワイト一色だったが、今ではブルーとブラックも店頭に並んでいる。複数のWiiリモコンやヌンチャクを区別するために使える。
・「エクストラパッドP」(第95回)
メーカー:ゲームテック
価格:500円
カラー:ブラック、ホワイト
方向キーパッド2種、アナログパッド5種
予備用粘着テープ付属
「エクストラパッドP」は、PSP用の方向キーアダプタと交換用アナログパッドで操作性を向上させるグッズ。PSPの方向キーはキーの中心部が隠れているため、斜め方向へ入力しにくい。このような製品は当初、PSP用格闘タイトルの購入特典などに付属し注目されたが、店頭で入手できるようになったのが嬉しい。格闘ゲームをはじめ、PS3の「PLAYSTATION Store」でダウンロードできるPSP用PSタイトルでも活躍する製品だ。500円と低価格なので、是非とも一度試してみて欲しい。
・「“PSP対応”スピーカーセットポータブル」(第71回)
メーカー:HORI
価格:2,780円
サイズ:縦24.8cm×横7.0cm×厚さ9.0cm(スピーカー1つ)
重さ:約895g(左スピーカー:約535g/右スピーカー:約360g)
スピーカー出力:2W×4(合計8W)
カラー:ブラック、ホワイト
防磁設計
屋内でPSPをプレイするとき、サウンド環境を手軽に構築できるのが嬉しい「“PSP対応”スピーカーセットポータブル」。スピーカーの音質は2,780円という価格にしては満足できるレベル。最も好印象だったのは付属のスタンドで、コンパクトで場所をとらず置くだけで充電ができる。このスタンドを目的に購入したくなる製品であった。
● アイデアが光るグッズ! 部門
・「デュアルバッテリーグリップ」(第83回)
メーカー:コロンバスサークル
購入価格:1,780円
重量:78g
カラー:ホワイト、ブラック
PSP純正のバッテリーを2つ同時に使えるようにするアイデア賞的なグッズ。グリップ部分にセットした2つのバッテリーをスイッチで切り替えるのだが、ゲームプレイを中断することなくシームレスに切り替えられることに驚かされた製品だった。大容量バッテリーを購入して、標準バッテリーを持て余している人にオススメ。昨年末にコナミから発売されたPSP用「メタル ギア ソリッド ポータブル オプス」で、ワイヤレス通信機能を使った兵士集めをしている人は、バッテリー動作時間向上グッズとして使ってみるのもよいだろう。
・「ライト スリッポン ソックス」(第72回)
メーカー:タカラトミー
価格:735円
サイズ:縦13.8cm×横8.6cm×厚さ1.5cm
重量:31g
カラー:グレー、ピンク、ブルー
任天堂ライセンス商品
・「ライト スリッポン ライクレザー」(第72回)
メーカー:タカラトミー
価格:945円
サイズ:縦14.0cm×横8.8cm×厚さ1.1cm
重量:11g
カラー:ブラウン、ホワイト、ブラック、ゴールド、シルバー
任天堂ライセンス商品
「ライト スリッポン」シリーズは、最もシンプルでスリムなDS Lite用本体ケース。店頭でゲームグッズをチェックしている時に、どのような人がどんなグッズを買っているのか見ていたりもするのだが、若い女性が「ライト スリッポン」シリーズを購入している姿をよく見かけた。普段、小さなバッグを持ち歩いている女性にとっては、もってこいの製品だろう。収納力の高さ、多機能を売りにする本体ケースが多く登場する中で、あえてシンプルに、そして多くのバリエーションを用意したことにアイデアを感じた。
● 海外メーカー製グッズにも注目! 部門
・「MicroCon Game Pad Pro」(第61回)
メーカー:Mad Catz
価格:34.99ドル
重量:252g(ケーブル含む)
ケーブル長:約3m
連射機能、アナログスティックのリバーススイッチ、振動機能搭載、ヘッドセット対応
Xbox 360ライセンス商品
「MicroCon Game Pad Pro」は、E3 2006の取材中に購入した海外メーカーのXbox 360用コントローラ。サイズが小さく、手が小さい人や子供でも使いやすいのが特徴だ。また、FPSや3Dアクションゲームをプレイする時に嬉しいアナログスティックのリバース機能も備えている。海外ではXbox 360用の周辺機器が数多く発売されているが、国内では非常に少ない。Xbox 360は、昨年末からタイトルが一気に充実し盛り上がりを見せている。それだけに、今年はXbox 360用グッズの充実にも期待したい。
・「DSLite用チャージャースタンド」(第83回)
メーカー:DRAGON
購入価格:898円
重量:72g
カラー:セラミックホワイト、アイスブルー、エナメルメイビー
DRAGONという海外メーカーが手がけたDS Lite用の充電スタンド。DS Liteの充電場所を定位置に決められるので、充電を忘れがちな人には便利なグッズだ。光沢のある質感、アクリル板とLEDを使ったイルミネーションにより、DS Lite本体を美しく飾っておけるのもポイント。国内メーカーからは、DS Lite用のプレイスタンドがいくつか発売されているものの、充電機能が無いのが残念なところ。
● 2006年のインパクト! 部門
・「PLAYSTATION Signature」PSP用グッズ(第64回)
「PSP stand」
「PSP pouch」
「UMD pouch」
「EMILIO PUCCI×PLAYSTATION Signature PSP case」
メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメント
まず、ソニー・コンピュータエンタテインメントがグッズブランド「PLAYSTATION Signature」を立ち上げたこと自体にインパクトを受けた。デザインや素材にこだわり、ゲームグッズとしては高価。特に、3万円を超えるPSP用本体ケース「EMILIO PUCCI×PLAYSTATION Signature PSP case」には驚かされた。レポートではすんなりと自腹で購入したような印象を受けるかもしれないが、長時間熟慮し「PlayStation Square」に2回通って決断。買い物の楽しさをも与えてくれるグッズであった。PSPを美しく飾る「PSP stand」は、価格が手頃で実用面でもオススメできるグッズだ。
・「DSハイパーキャリングケース(月刊コロコロコミック8月号付録)」(第70回)
メーカー:小学館
価格:480円
サイズ:縦12.4cm×横13.4×厚さ1.5cm
重量:70g
「月刊コロコロコミック」8月号の付録として登場したDSカード用ケース「DSハイパーキャリングケース」。DSカード収納部分は、DSソフトのパッケージとよく似た作りで、出し入れのしやすさは抜群。それでいてDSカード4枚、GBAカートリッジ1本という収納力の高さも魅力的だった。これほど完成度の高いグッズが雑誌の付録になっているとは! というところにインパクトがあった。このようなグッズもしっかりと追っていきたい。
● DS Liteブームに牽引された2006年のゲームグッズ。2007年は据え置き機向けも多彩になる?
日本を大ブームに巻き込んだDS Liteを筆頭にした、携帯ゲーム機関連グッズが圧倒的だった2006年。携帯ゲーム機はゲームグッズを活用しやすいこともあり、ケース類をはじめ数多くのグッズが登場した。また、2006年末には新世代の据え置きゲーム機、プレイステーション 3とWiiが登場。ソフトが充実してきたXbox 360と共に、今年をリードしていきそうだ。PC向けの製品も活用できそうなPS3、Wiiリモコンやヌンチャクなど新しいデバイスを持つWiiなどは、これまでにないゲームグッズが登場しそうな予感がある。また、携帯ゲーム機向けもゲームグッズがますます充実しさらに活発になるだろう。本年も当研究所では、精一杯努力してお伝えしていく予定なので、ご期待いただきたい。
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□キーズファクトリーのホームページ
http://www.keysfactory.co.jp/
□HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
□コロンバスサークルのホームページ
http://www.columbuscircle.co.jp/
□Mad Catzのホームページ
http://www.madcatz.com/
□タカラトミーのホームページ
http://www.takaratomy.co.jp/
□「PLAYSTATION Signature」のホームページ
http://www.playstation.com/signature/
□小学館のホームページ
http://www.shogakukan.co.jp/
(2007年1月9日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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