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【連載第83回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

2個のバッテリーを収容するPSP用グリップスタンド
DSL用充電スタンドなど、充電製品をレポート


当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。



 携帯ゲーム機と切り離せない存在である“バッテリー”。今回はPSP、DS Liteを中心とした充電系のグッズを取り挙げていこう。PSP用のグッズは、2個のPSP用バッテリーを収納し、グリップとスタンドの機能を併せ持っている「デュアルバッテリーグリップ」を、外部バッテリー製品では、PSP、DS、DS Lite、GBMicro、GBASPと、5機種の携帯ゲーム機に使える「5機種対応大容量外付バッテリ」を、さらにDS Lite用のグッズから、「DSLite用チャージャースタンド」、「カーチャージャーLite」、「くるくる充電USBケーブル Dlite」を紹介する。

【今週のおしながき】
「デュアルバッテリーグリップ」
「5機種対応大容量外付バッテリ」
「DSLite用チャージャースタンド」
「カーチャージャーLite」
「くるくる充電USBケーブル Dlite」



● バッテリー2個で駆動時間も2倍に。グリップ、スタンドの要素も持つ「デュアルバッテリーグリップ」

・「デュアルバッテリーグリップ」


 PSPでのゲームプレイで欲しくなるのは、やはりグリップではないだろうか。特にアクションやシューティング系の、思わず手に力が入るタイトルであれば、握るグリップの存在がコントロールに大きく影響する。この「デュアルバッテリーグリップ」はグリップ部分に、2つのバッテリーを収容して、グリップとしても駆動時間アップとしても大きな効果がある製品だ。グリップ底面は平らになっており、スタンドとして立てて置くこともできる。

◆ 外観をチェック

「デュアルバッテリーグリップ」を正面から撮影した写真だ。右下にあるのがバッテリー切り替えスイッチ
 本製品は、グリップパーツ全体でPSPをすっぽりとはめ込む形をしていて、中央のUMDスロットの開閉にあたる部分は大きく開けられている。カラーバリエーションは、発売中のPSP本体色に合わせてブラックとホワイトの2色が用意されている。今回はホワイトを使用した。

 右側には、PSPのバッテリー収納部に差し込むバッテリー型の突起がある。本製品のセット方法は、まずPSP本体のバッテリーカバーを外し、バッテリーを取り出した状態で、装着する。押し込むようにグリップにPSPをはめ込んだあと、グリップの上部にあるネジをUMDスロット横のネジ穴につけて固定する。過去の例に漏れず、この製品を装着している間はマイクやカメラ、GPSユニットといったUSB端子付近に装着するグッズは制約を受ける。

 裏面を見ると、左右のグリップが大きく盛り上がっている。厚みとしては装着後の全体が4.2cm、PSP単体の厚みは2.2cmなので、約2cmほど厚みが増す。PSPを2個重ねた状態程度の厚みが出るわけだ。左右のグリップの中にはA、Bの2つのバッテリー収納部がある。ここにそれぞれひとつずつバッテリーを収納、グリップの下部のバッテリー切り替えスイッチでAとBのバッテリーを切り替えて使用する。収納するバッテリーは1つでも問題なく動作する。

 バッテリー収納部のカバーは浅い段差が付けられていて、コの字型のラインも入っている。手に持ったときに指をかけられるようにという工夫だろう。また、グリップの底面は斜めにカットされた形状をしており、小さいものだが縦に支えが付いており、グリップ装着状態でスタンドとしても使える。スタンド時の角度は70度ほどの傾斜になり、動画観賞に適している。

 各種スイッチやスロットを見ていくと、おおむね良好に操作できるのだが、唯一、メモリースティック Duoのスロットがふさがってしまうのが残念。本製品を使う場合は、メモリースティックDUOのデータのやり取りにはUSBケーブルを用いたほうがいい。

裏面の左右はバッテリー収納部。グリップの中央はUMDスロットに合わせて繰り抜かれている PSPのバッテリーカバーとバッテリーを外し、グリップにあるバッテリー型の突起をはめ込む PSPにグリップを装着した。電源スイッチの操作は快適。スピーカーに被ることも無い


◆ 実際に使ってみた

グリップにより厚みが増したことで、全体にゆったりと指を置けるようになる
 まずはグリップの使用感から。グリップは厚みがあり、手のひらが当たる部分は丸みを帯びているため、非常に持ちやすい。中指はバッテリーカバーの表面に添えるのだが、カバーにある段差とコの字型のラインにちょうどよく引っかかる。表面のザラ付きのある加工も多少の滑り止め効果を持っているだろう。ただ、装着後のサイズは成人男性の手にフィットすることを想定してあるようだ。

 また、L/Rボタン周りの処理もなかなか凝っている。L/Rボタンが快適に操作できるのはもちろんのこと、本体のL/Rボタン周辺のくぼみとグリップが段差なく繋がっていて指を置くスペースに最適。人差し指をL/Rボタンにかけて中指をグリップの延長部に置くスタイル、L/Rボタンをあまり使わないタイトルであれば、グリップの延長部に人差し指を置くスタイルもよい。いずれも高いグリップ力、操作感の向上が得られた。

 また、グリップが付き厚みが増したことで、PSP前面のアナログパッドやボタン類の操作感も向上する。中でも効力を感じるのはアナログパッドだろう。本体のみの厚さでは親指の先端を置くには窮屈に感じられるときもあるが、グリップが加わったことですんなりと指を置けるようになった。ボタン類に関しても同様だ。

グリップを装着したPSPを側面から見ると、裏面のグリップ部が大きく盛り上がっているのがわかるだろう。また、L/Rボタン周辺からグリップ部分はフラットに繋がっている グリップ上部に人差し指を置き、手の平全体で包み込むようにホールドできるのが嬉しい


グリップのバッテリー収納部。スポンジが貼り付けられていて、バッテリーを安定して固定できる
 続いてバッテリー部。2個のPSP用バッテリーを収納するわけだが、当たり前の話として本体に付属しているバッテリーは1つしかないため、デュアルバッテリーとして活用するには追加でもう1つバッテリーを購入することになる。標準バッテリーは5,040円、大容量バッテリーは5,565円とちょっとした出費になる。もちろんバッテリーは本体から移した1つだけでも動作するので、最初は1つで使ってみるのもいいだろう。

 2個のバッテリーを使う場合、AとBのバッテリーをスイッチで切り替えて使用するが、プレイ中に切り替えても電源は切れない。これは非常に大きなポイントだろう。本連載で過去にバッテリーの駆動時間を測定した結果では、標準バッテリーは約4時間、大容量バッテリーは約5時間という結果が出ている。2個分と考えれば、8時間~10時間はバッテリーのみで駆動することになる。グリップの恩恵に加えて2個のバッテリーをスマートに使えることに大きな価値があるだろう。当然のことながら、充電はAとBの2つのバッテリーを別々に切り替えて充電する。

 最後にスタンドとしての使い勝手を見てみよう。特別な置き方やパーツを使うこともなくそのままポンと置けばいいのが、まずなにより嬉しい。傾斜の角度は70度と多少きつめだが、机の上などに置くとちょうどいいだろう。ただ、それほどがっちりした支えはないので、ちょっとした揺れなどで簡単に後ろに倒れてしまう。スタンドとしては、手軽さを重視したもので、あくまでおまけ的な機能だろう。

 音楽や動画の鑑賞をメインとした使い方が想定されているスタンドポジションでは、バッテリーを2つ搭載していることで長時間の使用にも耐えられる点が生きてくるだろう。総じて見てみると、ゲームプレイにおけるグリップとデュアルバッテリーの存在、音楽、動画観賞におけるスタンドとデュアルバッテリーの恩恵といったように、本製品にある3つの要素はそれぞれ活かしあっていて、満足度を高めている。デュアルバッテリーを使うには新たにバッテリーを用意する必要もありコストがかかるが、十二分な駆動時間、スムーズなバッテリーの切り替えができるのは魅力的。グリップ、スタンドの要素も嬉しい製品だ。

 非常によい製品だと感じたのだが、通常のPSP向けケースでは、その大きさゆえ「デュアルバッテリーグリップ」を装着状態で収納できるものはほとんど見当たらないのが非常に辛い。厚みは問題ないケースがあるが、デュアルバッテリーグリップで広がった横幅までは吸収できない。本体表面を保護シートでカバーするだけにとどめるか、これを装着したままでも収納できるケースをさがしてみたいところだ。

グリップと2本のバッテリーの重量は157g。プレイ中は重量感を覚える 屋外で使用してみた。外部バッテリーとは異なり、接続コードが無いのであまり目立たない。PSPを手軽に立てられるので、喫茶店などでの動画鑑賞にも向いている


● ひとつで5機種に使えるバッテリー、低価格も魅力「5機種対応大容量外付バッテリ」

「5機種対応大容量外付バッテリ」

    メーカー:DRAGONPLUS
    購入価格:1,800円
    重量:74g
    容量:3,600mA
    サイズ:縦5.7cm×横7.3cm×厚さ2.3cm
    PSP/DS/DS Lite/GBM/GBASP対応

◆ 外観をチェック

「5機種対応大容量外付バッテリ」のバッテリー本体。前面には充電状況を確認できるランプがある
 製品名称にもあるとおり、PSP、DS、DS Lite、GB Micro、GBASPの5機種に使える外部バッテリーだ。リチウムイオン電池のバッテリー本体に、メインの接続ケーブルになるPSP/DS/GBA SP接続用ケーブル、メインのケーブルと組み合わせるDS Lite/GB Micro接続用ケーブルが付属。また、バッテリー本体の充電には付属のUSB端子のケーブルを用いる。このUSB端子ケーブルの逆側のコネクタはPSPのACアダプタと同形、同電圧になっているため、PSPを所有している人はACアダプタでの充電も可能。さらにバッテリー用のUSB端子ケーブルをPSPに使いまわすこともできる。

 バッテリー本体は比較的コンパクトな外観。正面には黄色いランプがあり充電中は点滅、満充電になると点灯状態になる。74gと重量も思いのほか軽めだ。ケーブル類はPSP/DS/GBA SP接続用ケーブルがまず二股に分かれている。そのDS用のコネクタに、さらにDS Lite/GBMicro用の二股に分かれたケーブルをつけることになる。PSP/DS/GBA SP接続用ケーブルは、複数の電圧やコネクタのケーブルを1本で済ませているだけに4.2mmと太く硬めで曲がった癖が取れにくい。

写真内左から、PSP/DS/GBA SP接続用、DS Lite/GBMicro接続用ケーブル、そして充電用のUSB端子ケーブルだ 写真左は、PSP/DS/GBA SP接続用ケーブルでPSPとDSを接続、右はPSP/DS/GBA SP接続用ケーブルのDS/GBA SP用端子にDS Lite/GBMicro接続用ケーブルを繋げて、DS LiteとGBMicroを接続した状態

◆ 実際に使ってみた

バッテリーをPSPに接続し、WEBサイトを閲覧中。消費電力の多いワイヤレス通信も長時間楽しめる
 ますはバッテリー性能をチェックしてみた。バッテリーの容量は3,600mAhとなっている。ちなみにPSPの標準バッテリーは1,800mAh、DS Liteが1,000mAh、GB Microは460mAhとなっている。差異はあるものの、いずれも本体バッテリーの2倍から充電時間の計測は残量が0の状態からUSBケーブルとACアダプタでそれぞれ測定したものだ。

・バッテリーの充電時間
 付属のUSBケーブルを使ってPCで充電したとき:約7時間54分
 PSPのACアダプタで充電したとき:約3時間26分

 上記のように、PSP用のACアダプタを使った充電は約3時間30分とそこそこで完了するが、USBケーブルでは約8時間とかなりの時間がかかる。普段の使用にはどちらもまとまった時間が必要だ。

 続いて、各種携帯ゲーム機それぞれの連続動作時間をテスト。ゲーム機側のバッテリーは空の状態にし、満充電の5機種対応大容量外付バッテリを使って電源をオンにし続けた。

・バッテリー動作時間テスト(各ゲーム機での動作時間)
 PSP (リッジレーサーズのリプレイで待機。輝度は最大、音量は中)
 3時間22分 (本体内蔵バッテリーの場合:4時間24分)

 DS Lite (メトロイド プライム ハンターズで待機。輝度は最大、音量は中)
 7時間36分 (本体内蔵バッテリーの場合:5時間2分)

 GB Micro (リズム天国のドラム練習画面で待機。輝度は最大、音量は中)
 11時間4分 (本体内蔵バッテリーの場合:6時間12分)

 すると上記のように、PSPの場合のみ本体バッテリーの駆動時間よりも短く、他機種では長くなるといった結果となった。PSPの結果だけ逆転してしまったのは、内蔵バッテリーへの充電と本体の駆動が同時に行なわれるなかで、PSPの内蔵バッテリーの容量が大きいため。5機種対応バッテリーの容量3,600mAからPSPの内蔵バッテリー1,800mAが供給され、残りの電力で駆動していく。駆動用の電力は1,800mAになるので、内蔵バッテリーと近い駆動時間になったと思われる。

 次に使用感に入ろう。本製品の最も大きな点は、5機種の中であれば、どのハードでもこれひとつで外部充電できることにある。複数の携帯ゲーム機を所持している人はもちろん、今はひとつのハードを所持していて将来的に別のハードも購入したいと考えている人にも向いている。

 価格が安いわりに容量もそこそこにあるため使い勝手も悪くない。コストパフォーマンスを意識するとお得にも感じた。難点はやはりケーブルの取り回しだろう。コネクタがいくつもぶら下がってしまうため、電車などの外で、人目の前で使うのは少し苦しい。外で使うならカバンの中などで携帯ゲーム機と接続しておき、充電しておくといった使い方がよさそうだ。

PSP/DS/GBA SP接続用ケーブルのバッテリー接続側端子の直径は2.3mmと細め。横方向の負荷には気をつけたい バッグにバッテリーを入れ屋外で使用してみた。ケーブルの長さは十分だが、分岐した未使用のコネクタ類が目立ってしまう 2つのファスナーを備え、側面が柔らかい本体ケースであれば、写真のようにケーブルを接続したまま収納できる


● 赤く光るオシャレな充電専用スタンド「DSLite用チャージャースタンド」

「DSLite用チャージャースタンド」

    メーカー:DRAGON
    購入価格:898円
    重量:72g
    カラー:セラミックホワイト、アイスブルー、エナメルメイビー

◆ 外観をチェック

 プラスチック製のDS Lite用充電スタンド。半球形の土台の中央に、折りたたんだDS Liteを差し込むように設置して充電する。DS Liteの設置部には透明のアクリル板がついていて、見た目の印象はなかなかのもの。DS Lite本体の雰囲気やデザインのテイストとも方向性がマッチしていると思える。土台の正面にはイジェクトボタンがあり、押し込むことで充電していたDS Liteが持ち上がり、取り外せる。また、背面には純正のACアダプタのコネクタを差し込む箇所がある。

コンパクトな「DSLite用チャージャースタンド」。正面にあるのがイジェクトボタンだ 本体設置部の写真だ。イジェクトボタンを押すと2つの突起がせり上がる 底面には5つのゴム足が設けられており、置いたとき安定性は高い

◆ 実際に使ってみた

スタンドに本体を設置すると、アクリル板のフチが赤色に光る
 純正ACアダプタのコネクタをスタンドに接続し、DS Liteを置いてみる。アクリル板がガイドの役割を果たすので、差し込む位置には困らない。差し込んで充電が開始されると、スタンドにある赤いランプが点灯。透明のアクリル板のフチに光が伝わって全体的に赤く光っているように見える。なかなか綺麗な色合いで、充電中であることも確実に認識できる。

 だが、このランプの点灯は充電が完了しても消えないようでずっと光っていた。研究所員的にはこれでもいいのだが、充電が完了したら点灯が消えて欲しいという人も確実にいるだろう。DS Liteが接続されていない状態ではランプは点灯しないため、気になる人は頃合いを見て取り外すのもいいだろう。

 イジェクトボタンを押しての取り外しもあまり力が要らずスムーズだった。DS Liteの充電スタイルとしてもスマートになるし、ライトの光で美しく飾れる。気になる点を挙げていくと、まず、大きなストラップを装着していると本製品の利用は苦しいのが残念。また、ストラップだけでなくハードカバーといった本体に装着するグッズが全般的に利用できないのも大きい。相性のいいグッズとしては、薄手の本体保護フィルムが挙げられる。スタンドに設置する際にスタンドと本体とのこすれからも保護されるだろう。

イジェクトボタンを押すとDS Liteが持ち上がる。スタンドから脱落することは無い ストラップを装着したままでも設置できるが、ヒモの長さは最低でもこの程度必要 スタンドでデスク回りもスッキリ。DS Liteをディスプレイするグッズとして使用するのもあり


● ワンセグ放送受信など、将来の車内使用に必携の存在か「カーチャージャーLite」

「カーチャージャーLite」

    メーカー:UGAME
    価格:1,200円
    サイズ:縦12.6cm×横4.5cm×厚さ2.7cm
    重量:38g
    ケーブル長:約1m
    12/24V対応

◆ 外観をチェック

 車内のシガーソケットからDS Liteを充電できるカーチャージャーキットだ。ザラ付きの付けられたプラスチックでできており、巻取り式ケーブルを巻取るボタンが手前についている。ケーブルの長さは22段階に約1mほど。表面には赤色のランプがあり、シガーソケットに差し込んで電力の供給が開始されると赤く光る。出力は5.3V、450mアンペア。DS LiteのACアダプタの出力は5.2V、450mAなのでほぼ同等の仕様となっている。交換可能なヒューズも入っており、安全対策も施されているのが嬉しい。

巻き取り式のコードが便利な「カーチャージャーLite」。コードの引き出しはスムーズで、先端にあるボタンを押すと、サッと素早く巻き取られる シガーソケット側の端子を回すと安全対策用のヒューズが取り出せる

◆ 実際に使ってみた

ダッシュボードの小物入れにDS Liteを入れて充電中
 DS Liteのバッテリー残量が0の状態からこのカーチャージャーで充電してみたところ、約2時間50分で満充電となった。純正のACアダプタでは約2時間20分かかるため、30分ほどの違いとなった。だが、車内での充電が30分ほどの違いだけで行なえると思えば、問題を感じる人はいないだろう。

 残念なのは巻き取り式のケーブルの長さ。車種にもよるのだが、1mというケーブルの長さでは取り回しのきかないこともあるだろう。例えば、運転席側にしかシガーソケットがないような場合は、助手席までは使えても、後部座席では苦しくなる。充電するだけなら必要十分だが、充電しつつ使うには辛いだろうか。将来的にワンセグチューナーなども登場するだけに、車内での使用、充電には期待してきたいところだ。


● コンパクトで携帯にも最適、ACアダプタを増やしたくない人へ「くるくる充電USBケーブル Dlite」

「くるくる充電USBケーブル Dlite」

    メーカー:ゲームテック
    価格:780円
    サイズ:縦10cm×横3cm×厚さ1.3cm
    重量:20g
    ケーブル長:約1m(最大伸長時)

◆ 外観をチェック

 DS Lite用のUSB端子を使う巻き取り式ケーブルだ。PCやPS2をはじめとした据え置きゲーム機にも標準搭載されてきているUSB端子からの電力供給で充電ができる。ケーブルの長さは6段階に調節可能、引っ張ることで最大1mまで伸びる。収納するときは軽く引っ張ることで自動的に巻き取られる。ケーブルが巻き取り式で全体がコンパクトなため、緊急時用として持っておくのも良い。ACアダプタでコンセントをあまり使いたくないという人にも良いアイテムだ。

「くるくる充電USBケーブル Dlite」の外観写真。コードがかさ張らず持ち運びやすい 両端から同時に引っ張るとスムーズにコードが伸びていく。コードの形状は平型で、太さは縦2mm×横1mm程度と細いだ

◆ 実際に使ってみた

 バッテリー残量0のDS LiteをPCのUSB端子とつなぎ充電を行なったところ、約3時間で充電が完了した。純正のACアダプタと比べて40分ほど遅くなる結果となった。続いてPS2では3時間8分、Xbox 360で3時間2分という結果。電力供給量の違いから若干は遅くなるものの、そこまで大げさな開きが出たわけでもない。特に問題なく活用していける範囲だろう。

 グッズとしてのサイズもGBAカートリッジ2枚を重ねた程度。ケースによってはGBAカートリッジ収納用のポケットに入れて携帯しておくこともできそうだ。外出先でUSB端子を使えるところ、というのは難しいが、友人宅にDS Liteを持って遊びにいくときなど、いざという時に活躍の場がくるかもしれない。

ノートPCやPS2とDS Liteを「くるくる充電USBケーブル Dlite」で接続。コードの長さを調整できるので、他のコードと絡まないよう設置できる 先ほど紹介した「DSLite用チャージャースタンド」と併用するのもありだ


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□コロンバスサークルのホームページ
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□マックスギアのホームページ
http://maxgear.info/
□UGAMEのホームページ
http://www.ugame.jp/
□ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/

(2006年10月24日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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