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■ 打倒、文太! ~公道最速伝説をコンプリートせよ!!~ 連載最終回は、「公道最速伝説」の最後に登場する「藤原文太」攻略をお届しよう。原作を知らない人のために説明しておくと、文太は拓海の父親で、かつてはラリーで相当な走りを見せた人物。地元の秋名では“伝説の走り屋”と称されるほど。そして、文太のさりげない英才教育により、拓海のドライビング・テクニックは次第に開花していく。
「拓海」の父親だけに、これまでのライバルとは比較にならないほど速い走りを見せる。特に切れ味のあるコーナーリングは、神業といっても過言ではない。ここでは、その文太にぎりぎりで競り勝つ方法を伝授しよう。
■ 使用コース
● 文太の出し方
1回文太と戦った後は、上級コースの5人目に文太が出現するようになり、いつでも選んで戦うことができる。ちなみに、文太と戦った後は勝敗に関係なくエンディングとなり、×印がクリアされて2周目がスタートする。2周目は1周目に比べ、各ドライバーが速くなっているようだ。 ● 文太に勝つための最低条件 文太に勝つには、秋名の下りを最低でも“3分9秒以下”で走る必要がある。抜きつ抜かれつという勝負になると正確なラインがとれないため、実際にはもっと速いタイムで走れる実力が欲しいところだ。3分一桁台で走ることができなければ、タイムアタックモードでひたすら走り込むことをお薦めする。 ● 文太に競り勝つために 理想的なのは、スタートで先行して、そのまま一度も抜かれずにゴールインすること。これならタイムアタックで走っているのとなんら変わりはない。しかし、これには3分一桁前半で走る実力が必要とされる。車種によってはなかなか難しいだろう。 競り合った場合、怖いのは“幅寄せされて路肩をこすること”だ。抜くときも抜かれるときも、文太の幅寄せで路肩をこすると致命傷になる。これだけは特に注意してほしい。 抜けると思っても、コーナーが近づいてきたら無理せず、いったんアクセルを抜くことも必要だ。勝つためには、安全な抜きどころや抜かれどころがある。順を追って説明していこう。 【第1セクション】 スタートと同時に2速、40kmで3速、90kmで4速、130kmで5速にシフトアップする(5速の場合)。この方法で、スタートは確実に引き離せるはず。その後、ふたつのヘアピンで近づかれてしまうが、ここはなんとしても抜かれずに乗りきること。ここで抜かれるようでは、まだまだコーナーリングが甘い。タイムアタックで修業し直そう。
【第2~第3セクション 4連ヘアピン手前まで】
ここで抜かれなかった場合は、ミス無しで走れば4連ヘアピンまで引き離すことができる。 抜かれた場合でも、特に焦る必要はない。その後をしっかり走れば、第2セクションのラストから第3セクション最初のヘアピンまでの直線で抜き返すことができる。そのためには、第2セクションの高速S字とヘアピンをミスしないことが前提となる。抜き返したら、第3セクション最初のヘアピンが重要になる。ここをうまく回れれば、4連ヘアピンまで引き離すことができる。 【4連ヘアピン~第4セクション前半】 4連ヘアピンまでに抜き返せていなければ、もはや絶望的。少しでもいいから、文太よりも先にヘアピンに飛び込もう。4連ヘアピンから第5セクション最初のふたつのヘアピンまでの間は、低速コーナーが続くので文太より速く走ることは不可能に近い。できるだけ粘り、抜かれるのを少しでも遅らせたい。 【第4セクション後半~ゴール地点】 第4セクション最初のふたつのヘアピンを抜け、ややきついコーナーをすぎると長い直線がある。途中で高速コーナーもあるが、ゴール直前のコーナーまでどんどんスピードがのっていく。文太にかなり差をつけられていても、ここで一気に差を詰め、逆転することが可能だ。4連ヘアピン脱出後に抜かれた場合でも、直線で必ず抜き返せるからあきらめないように! 直線の前にややきついコーナーがあるが、ここが大きなポイント。路肩をこすらず、最低でも140km以上でコーナーリングすれば、あとは一気に加速できる。 文太を抜き去るときは、できるだけ直線が望ましい。高速コーナーで並ぶと幅寄せされやすいため、抜こうとして無理に割り込まないこと。強引にアウトから抜こうとすると路肩をこすりやすい。抜きにくかったら、ほんの少しだけアクセルを抜いて、ラインを重視すれば充分抜くことができる。 最後に注意するのは最終コーナー。ここは充分減速し、路肩をこすらないように曲がっていく。路肩をこすった場合は、無理にでも文太をブロックすること。ゴールまでわずかな距離が残されているだけであり、速度差があってもブロックできる可能性が高いからだ。 ● 対文太戦のまとめ 文太と戦うときは、秋名の下りを3分9秒以内で走れることが前提となる。3分を切る程度の実力があれば、簡単に勝つことができるだろう。しかし、3分7~9秒くらいで走れるプレーヤーの場合、駆け引きと経験が重要になってくる。抜きどころを考えた、熱いバトルが楽しめるはずだ。
■ 最終回総括
本作は高いゲーム性と、原作の秀逸なキャラクタ性が融合した素晴らしい作品だ。ブームは一段落しても、ゲームセンターでは長く愛される作品となるだろう。
まだ文太を打倒していない人は、ぜひ腕を磨いて挑戦してほしい。注ぎ込んだ情熱に見合うだけの達成感を、きっと味わうことができるはずだ。
(C)しげの秀一/講談社
□セガ・ロッソのホームページ (2002年6月28日)
[Reported by 石井ぜんじ] |
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