★ピックアップ アーケード★

頭文字D Arcade Stage
連載:第4回

  • ジャンル:ドライブゲーム
  • 発売元:セガ
  • 開発元:セガ・ロッソ
  • 料金:1プレイ200 or 100円(カード購入時は別途100円が必要)
  • 稼動日:稼動中

【ゲームの内容】

 「頭文字D Arcade Stage」は、人気コミックを題材としたドライブゲーム。峠を舞台に行なわれるレースの臨場感が再現されている。原作でおなじみの仲間たちやライバルも登場し、それぞれ4種類の峠(コース)で対決する。本作にはカードシステムが搭載されており、カードに愛車のデータ、獲得ポイント、チューニング、自己最速タイム、勝敗結果などが記録できる






中級 碓氷コース

 連載4回目の今回は、中級コース・碓氷とクルマを成長させるためのポイントのため方を中心に説明していこう。碓氷コースにはきついコーナーが2カ所あり、確実なブレーキングがポイントになる。ここから道幅も狭くなり、うねるような路面の高低差が実際の峠をほうふつとさせる。ライバルに勝つには、高度なコーナーリングテクニックが必要とされる。


登場キャラクタ

佐藤真子&沙雪
(愛車 SILEIGHTY[RPS13])
 真子がドライバー、沙雪がナビゲーターのコンビで、碓氷最速と呼ばれる。池谷と真子のロマンスはすれ違いに終わる。
難度レベル★★★☆☆☆☆☆☆☆
バトルポイント 750 / 勝利ボーナス 750
アドバンテージボーナス 1秒×2

高橋 啓介
(愛車 RX-7 Type R[FD3S])
 赤城レッドサンズのナンバー2で、群馬最速との声も高い高橋兄弟の弟。最初に秋名で拓海とバトルして破れる。
難度レベル★★★★☆☆☆☆☆☆
バトルポイント 750 / 勝利ボーナス 1,200
アドバンテージボーナス 1秒×2

秋山 渉
(愛車 LEVIN GT-APEX[AE86])
 埼玉を本拠地とする走り屋。同じハチロク乗りとして拓海にライバル心を燃やす。武内樹と親しくなった秋山和美は彼の妹。
難度レベル★★★★★☆☆☆☆☆
バトルポイント 750 / 勝利ボーナス 1,500
アドバンテージボーナス 1秒×2

小柏 カイ
(愛車 MR2 G-Limited[SW20])
 子供の頃からカートで鍛えた走り屋で、いろは坂を本拠地とする。彼の父親の小柏健は、拓海の父親「文太」とライバルだった。
難度レベル★★★★★★☆☆☆☆
バトルポイント 750 / 勝利ボーナス 3,000
アドバンテージボーナス 1秒×2


【コース図】

● コース紹介&攻略の指針

 コースは周回コースとなっており、2周で終了。ヘアピンが2カ所あり、ここでかなりの減速が必要とされる。このヘアピンは、右回りと左回りで性格が異なる。ヘアピンは左回り、右回りに関わらず、2回目の方がより減速する必要がある。さらには、きつい複合コーナーがひとつあり、ここをクリアした直後のスピードや体勢によって左回りと右回りは異なる部分がある。まずは、この3カ所で充分に減速し、路肩をこすらないようにするのが先決。その他の場所も緩やかにうねっており、速度が上がってくると車体が流されやすい点に注意しよう。

● (1)ヘアピン

 左回りの場合は最初に、右回りの場合は最後に出てくるヘアピン。左回りよりも右回りの方が減速しないとクリアできない。アウトインアウトの原則通り、アウトいっぱいから進入。直線でブレーキを踏み、減速してからハンドルを切る。最初のうちは、左回りの場合は160キロ台、右回りのときは150キロ台まで減速し、路肩をこすらないように立ち上がろう。立ち上がりにアクセルを踏み込めるくらいの余裕がほしい。慣れてきたら、徐々にブレーキングを調節して脱出速度を上げる。右回りの場合は角度がきついため、コーナー進入時にギアを4速まで落とし、さらにクルマを内側に寄せて回ってもいい。

アウトギリギリから進入。ハンドルを切る前からブレーキを踏む コーナーギリギリではなく、少し余裕を持って回ると立ち上がりにアクセルを踏み込める

● (2)複合コーナー

 左回りの場合は出口がきつく、右回りの場合は出口が広いコーナー。左回りと右回りでコーナーの性格が大きく異なる。ほぼ全開で回ることも可能だが、確実にコーナーリングするなら、アクセルオフまたはブレーキで一瞬減速したほうがよい。

【左回りの場合】

 ファーストインスローアウトで抜けていく。最初は緩やかなコーナーだが、アウトからの進入はしっかりと行なうこと。このとき、最内につけるのではなく、クルマ一台分くらい外側にラインを取る。ここまではアクセル全開で回る。コーナーを回っている最中にRがきつくなるので、そうなったら思い切って内側へさらに切り込み、直後にアクセルオフやブレーキで速度を調節。少し余裕を持ってコーナーを立ち上がる(アクセル全開でも可能)。直後に右コーナーがあるため、ぎりぎりでパスした場合はオーバーランしないようにラインを左に取り、アウトから右コーナーに入っていこう。

アウトいっぱいから進入する。インより少し隙間を明けてコーナーリング Rがきつくなってきたらさらにインに寄せる。同時にアクセルオフかブレーキングで少しだけスピードダウン 次は右コーナー。ふくらみすぎると右コーナーでアウト側にオーバーランしてしまう

【右回りの場合】

 複合コーナー自体は難しくないが、しっかりとアウトから進入することが大事。そのためには直前の左コーナーがポイントになる。左コーナーではアウトから入り、イン→インとラインを取る。これで複合コーナーにアウトから進入できる。アウトから進入すればかなり楽だが、速度が出過ぎている場合は一瞬減速して調節すること。

複合コーナー前に左コーナーがある。左コーナーのインをつき、複合コーナーはアウトから進入 インをつければスローインファストアウトで脱出できる

● (3)ヘアピン

 左回りの場合は最後に、右回りの場合は最初に出てくるヘアピン。右回りより左回りの方が減速しないとクリアできない。基本はヘアピン(1)と同じで、左回りの場合は150キロ台、右回りの場合は160キロ台まで減速して抜けていく。コーナーに慣れてから徐々に脱出速度を上げていこう。

アウトから進入、早めのブレーキングと基本は同じ 最初は150キロ台で、徐々に脱出速度をアップしていく

● その他のコーナー

 3つのコーナー以外にも、道は微妙にくねっている。左回りの場合は、2周目のチェックポイントを抜けた直後の左コーナーに注意。速度が出過ぎているとふくらみやすい。続くヘアピンの前のコーナーも結構きついので、ラインをしっかりとること。左回り、右回りともに、ヘアピンの手前のコーナーがきつい。右回りの場合は、中間のチェックポイントにさしかかる地点の左コーナーに注意。慣れていないと、ここでも路肩をこすりやすい。

ヘアピン前のコーナーはきつい。アウトからインに進入すると回りやすい 速度が上がると、ちょっとしたコーナーでもクルマの挙動を制御するのが難しくなる

● 中級・碓氷コースまとめ

 このコースはきついコーナーが3カ所あるため、ここで路肩をこすらないことが大切。それができれば、ライバル全員を倒すのはさほど難しくない。慣れるまでは左のマップを見てヘアピンの場所を確認し、しっかりブレーキングしよう。


ポイントをためてクルマを速くするには

 カードの楽しみは、なんといってもクルマをチューンナップしていくことだ。加算されたポイントでチューニングをほどこすことで、クルマは徐々に速くなっていく。このとき、どのような注意が必要かまとめてみた。

● 数十万ポイントまでクルマは速くなる

 メンテナンスは40~50万ポイントあたりまで続いていく。ひととおりのコースは6万ポイントで終了するが、その後もメンテナンスは続く。その間、クルマは少しずつ速くなっているのだ。コース終了後もポイント獲得に励もう。

● ホイール交換に注意

 ホイール交換は、チューニングコースがひととおり終わったあとにしばしば出てくる選択肢である。ホイールを交換するとポイントを消費するため、メンテナンスがなかなか進まないことになる。ホイール交換ではさほど性能は変化しない。そのため完全にメンテナンスが終わるまで、ホイール交換を控えてクルマを先に速くしよう。

● ポイント獲得のコツ

 1回のプレイでポイントを多く獲得するには2つの方法がある。公道最速伝説で強い相手を倒すか、タイムアタックでレコードを更新するかどちらかだ。

 公道最速伝説では、秋名や八方ヶ原といった難度の高いコースほど勝利ボーナスが高い。八方ヶ原で5人目に登場する藤原拓海を倒せば、1万点もの勝利ボーナスを獲得することができる。一度倒した相手をもう一度倒すとボーナスは半分になってしまうが、それでもこの稼ぎは大きい。最初は難しく感じるが、上級、超上級コースに慣れておけば早めにクルマを成長させられる。

 タイムアタックの場合は、公道最速伝説ほどではないが、自己ベスト更新で1,000点、車種別レコード更新で1,500点、総合レコード更新で2,000点のレコードボーナスがもらえる。最高で一度に4,500点を獲得することも可能だ。自己ベストが低い場合は、練習を兼ねたプレイでも安定してポイントを稼ぐことができる。

 注意すべきなのは、ライバルを倒せなかったり、完走できないとほとんど得点が与えられないこと。最初は難度の低いライバルから挑戦し、勝てなくなったらタイムアタックで練習というようにステップを踏んでいくとよいだろう。

チューニングコース終了後もメンテナンスは続き、クルマは速くなっていく 完走できなかったり、ライバルに負けるとポイントを稼ぐことができない 公道最速伝説では上級以上の勝利ボーナスが高得点をもたらす


開発チームがお答えします!! 「頭文字D Arcade Stage」一問一答(第3回)

開発チームの新井氏は、現在「sega-am.com」にて秋名下りのムービーを公開中。気になる人はチェックしてみよう
 公道最速プロデューサーの答える今回の一問一答は、碓氷コースの路面や、チューニング関連について質問してみた。参考にしてほしい。

Q. 碓氷では路肩に落ち葉がたまっているところがあります。この上を走るのと、普通のアスファルト路面の状況は違うでしょうか?
A. 違います。本物の峠道でもそうですが「ヌルッ」って感じで滑りますよ。

Q. チューニングコースがひととおり完了した後もメンテナンスは続いていきますが、この間も速くなっていますか?
A. 速くなっています。

 碓氷コースで道幅をめいっぱい使うと、どうしても落ち葉を踏むことになる。落ち葉を踏んだだけでは減速しないが、質問の解答から滑りやすくなることがわかる。ハンドル操作には細心の注意を払おう。また、チューニングのコースによってクルマの挙動は変わるものがあるとのこと。その差は微妙なものに思えるが、機会があったら乗り比べてみるといいだろう。


第4回総括

 今回は中級・碓氷を主に紹介した。ここで道幅の狭いコーナーリングに慣れれば、上級以降の難しいステージにも対応できるはずだ。次回は上級・秋名をメインに取り上げる。秋名は原作の主人公、藤原拓海のホームグラウンドで、数々の名勝負を生んだコース。総合的なテクニックが要求されるうえに、何よりも“このゲームの真髄がつまっている”といっても過言ではない内容。完走はもちろん、さらに速いタイムをたたき出せるよう徹底的に紹介するつもりだ。

(C)しげの秀一/講談社
(C)SEGA ROSSO/SEGA,2002

□セガ・ロッソのホームページ
http://www.segarosso.com/
□「頭文字D Arcade Stage」公式サイト
http://www.segarosso.com/INITIALD/
□関連情報
【4月26日】★ピックアップ アーケード★ 頭文字D Arcade Stage ~第1回~
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020426/intd.htm
【5月10日】★ピックアップ アーケード★ 頭文字D Arcade Stage ~第2回~
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020510/intd.htm
【5月17日】★ピックアップ アーケード★ 頭文字D Arcade Stage ~第3回~
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020510/intd.htm

(2002年5月24日)

[Reported by 石井ぜんじ]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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