新キャラ紹介2回目となる今回は、エル・フォルテを紹介する。
エル・フォルテの持ち味は、アバネロダッシュ(+P)を起点とした高い機動力。とにかく動き回って、相手をかく乱するのが得意なキャラクタだ。
行動の主軸が「移動」になるため、他のキャラとはかなり異なる立ち回りを要求される。使いこなすのは難しいが、うまく動けるようになってくると、他のキャラにはない面白みが感じられるだろう。
前方へと猛然とダッシュする必殺技で、派生技を出さない限り攻撃判定はない。つまり単なる移動技だが、必殺技であるため通常技からキャンセルで繋ぐことができる、EXで出すと相手の攻撃を2発までセービングすることができると言うメリットがある。基本的には急停止やバックステップも含めて、派生技までをワンセットと考えて出していこう。
アバネロダッシュの後方版。見た目はアバネロダッシュと同様で、進行方向が相手と逆方向という程度の違いだが、この行動からの派生技はアバネロダッシュとは異なる。なお、アバネロバックダッシュはアバネロダッシュ中にも出すことができることを覚えておきたい。
胸を突き出して相手に体当たりをする突進技。押し続けるKボタンはどれかひとつでよく、それぞれに溜め時間のカウントがなされる。つまり、Kボタン3つを全て押した状態で溜めておき、弱・中・強と順番に使っていけば3回連続して使用できる。アーマーブレイク属性がついているので、露骨にセービングを狙っている相手には適度に織り交ぜていくといいだろう。
斜め前方に飛び上がりつつ、膝蹴りを繰り出す技。膝蹴り部分がヒットした場合は投げに移行する。相打ちになってしまった場合は投げに移行しないため、ダメージが低下する。この場合、結果的にダメージ負けしてしまうので対空性能はいまひとつだが、全体のモーションが短いため相手のジャンプを先読みして出せば意外とリスクが低い。密着の状態から中で出せば、相手の背後に落ちるため読みが外れても反撃は受けづらいだろう。
相手の飛び込みに対して対空として使う場合は、無敵時間のあるEX版を使おう。また、近距離立ち強Kからキャンセルして出せば空中の相手に対する追い討ちとしても機能する。
エル・フォルテのスーパーコンボ。通常技から連続技に繋ぎづらいエル・フォルテは、スーパーキャンセルを使っての連続技は魅力的。スパコンゲージがたまったら、積極的にスーパーコンボを狙っていきたい。
画面暗転後、空中に飛び上がり、ガード不能の投げ技を決めるウルトラコンボ。空中にいる間はレバーので軌道を調整することができる。ガード不能とはいえ、暗転が挟まるため、何もしていない相手に出したところでジャンプで簡単に避けられてしまう。主に無敵時間を使って相手の技の硬直時間を狙って出すか、セービングアタックからの連続技に組み込むことになるだろう。
距離の調整がやや難しいが、ダメージが大きく、リーチも長い。比較的使い勝手のいいウルトラコンボと言えるだろう。
いわゆる空中投げ。エル・フォルテは空中戦が得意だが、ジャンプ攻撃に空対空で強いものがあまりない。相手と空対空でぶつかるときは、空中投げも取り入れていこう。
前進しつつ浴びせ蹴りを繰り出す技。中段攻撃で前進量が大きく、空振り時の隙が小さいのが特徴だ。見た目ほどのリーチがなくやや当てづらいが、ヒットすればしゃがみ弱Kが繋がる。攻めのアクセントとして使おう。
全キャラにあるセービングアタックだが、エル・フォルテのセービングアタックは全キャラ中でも特別リーチが長く、使いやすい。溜めモーション中もやられ判定が小さくなるので、相手の技をすかしやすく、使い勝手がいい。
逆に他の通常技に同程度以上のリーチを持った技が少ないため、セービングをする目的だけでなく、主力技のひとつとして戦術に組み込んでいこう。
□カプコンのホームページ http://www.capcom.co.jp/ □「STREET FIGHTER IV (ストリートファイターIV)」のページ http://www.capcom.co.jp/sf4/ □関連情報 【9月3日】「ストリートファイターIV」 プレーヤーズガイド:第3回(新キャラ紹介:ルーファス) http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080903/sf4_3.htm 【8月22日】「ストリートファイターIV」 プレーヤーズガイド:第2回(実践編) http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080822/sf4_2.htm 【8月11日】「ストリートファイターIV」 プレーヤーズガイド:第1回(システム解説編) http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080811/sf4_1.htm
(2008年9月30日)
[Reported by 米澤大祐]