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★PS2スペシャル体験連載★

「プロ野球チームをつくろう! 2003」日本一指南書
連載9回:最終回 世界一への道

  • ジャンル:スポーツ育成シミュレーション
  • 発売元:株式会社セガ
  • 開発元:スマイルビット
  • 価格:6,980円(税別)
  • プラットフォーム:プレイステーション 2
  • 発売日:発売中(2003年11月20日)



 12球団すべてのオススメ初期選手を紹介してきたこの連載も、いよいよ最終回。そこで、「5年以内に日本一になるためのテクニック」をまとめて紹介しよう。実際のペナントレースを見て、すでに現実逃避を行ないたい方や、自分が応援するチームを「世界一」に導きたい方は、この記事を読んで、ぜひトライしていただきたい。



※本連載内で選手に対しての敬称は省略させていただいております


■ 5年以内で日本一! 絶対達成マニュアル

 過去9回の連載の中に、「日本一」になるためのテクニックはほとんどすべて掲載させてもらっている。しかし、それでは攻略資料としては見にくいと思うので、今回まとめて紹介させていただこう。

 私が考える「5年以内で日本一」のポイントは以下のとおりだ。

  • 初期選手を集めるためにスタッフのコストを抑える
  • 資金は設備投資よりも選手への獲得のために使う
  • 「キャンプ」は最高の練習方法。できるだけ費用の高い場所で行なう
  • シーズン中の成長よりも怪我防止。練習は「調整」メインで
  • 補強は「FA」がすべて。「トレード」もまず「FA」から
  • 「外国籍選手」は日本で活躍した実績のある選手を獲得
  • エディット選手は「野手」、「左打ち」、「社会人」

 それでは、それぞれの攻略ポイントを細かく説明していこう。


■ 初期選手を集めるためにスタッフのコストを抑える

 実は、今まで紹介してきた「オススメ初期選手」は無茶なことが多かった。「スタッフ」と「初期選手」にかけられる資金は「10億円」。その中には強制的に獲得させられる「オリジナル選手」の年俸「9,600万」が入っているので、実際に使えるのは「9億400万」。さらに「エディット選手」を雇ったら「480万」引かれて「8億9,920万」しか使えないのに、初期選手の年俸合計が「8億4,000万」くらいのチームもあった。

 しかし、それでも絶対に獲得しておきたい選手はいるし、最初に手放してしまったら「2年間」は「トレード」で獲得することができない。「スタッフ」は他球団に雇われてしまわない限り、翌年も現れる可能性があるが、自分の好きな戦力として計算できる選手を獲得できるチャンスは、一番最初しかないのだ。そして、初期選手を獲得する理想のバランスは「投手」は12名(一軍レギュラー全員)、と「エディット選手」を含め「野手」が8名(パ・リーグならば9名)であり、このように獲得しておいたほうが勝利への近道である。

 安くあげる「スタッフ」の獲得にも若干コツがある。それは「監督」と「スカウト」の雇用方法にある。「監督」のポイントは「投手の起用法」。たいていの場合は「監督」のコメントの2段目に表記されており、ここに「リリーフには頼らない」とか「投手交代をしたがらない」などの内容が書いてあるのが、オススメの「監督」だ。勝利が計算できる投手は「先発」タイプの投手であり、いくら優秀な「守護神」がいても相手にリードされていては宝の持ち腐れとなってしまう。序盤は「先発」を強化するのが効率がよく、その強化を結果に結びつけることができるのが「先発完投」タイプの「監督」ということになる。「スカウト」は即戦力ではない「国内新人選手」よりも即戦力の可能性がある「外国籍選手」のほうが魅力的なので、「国外」の「探索」能力が高い人物を雇おう。

理想をいえば「スタッフ」に対する費用はこのくらい。過去の検証で「監督」の年俸によってチーム成績はかわらないという結果も出ている これが「先発完投」タイプの監督。このタイプの「監督」と10勝くらい計算が立つ投手3人を含めた5人でのローテーションが組めると理想的



■ 資金は設備投資よりも選手への獲得のために使う

「FA」にはとにかくお金がかかる。「FA」用の資金として、1年「10億」は用意をしておきたい。獲得失敗はしたくないので、最高の条件を提示しよう
 これは5年という期間だけを考えれば、設備投資よりも「FA」などによる選手獲得のほうがチーム強化に効果的だからだ。最初の2年までは設備投資をぐっと我慢して、年末の「FA」による選手獲得に全力を注ごう。しかし、長い目でチーム運営のことを考えると設備投資も欠かせない。資金に余裕があれば、2年目の8月くらいから毎月「球場設備」に「1億」を投資して、4年目から「集客人数」を「3万人」にしておきたい。


■ 「キャンプ」は最高の練習方法。できるだけ費用の高い場所で行なう

 これまたチーム強化方法の効率を考えたテクニック。設備などの投資は投資した金額プラス維持コストがかかるが、「海外投資」は基本的には維持のコストがかからない。また、効果の高い地域で「キャンプ」を行なえば、1年間まじめに練習するのと同じくらいの効果は期待できるので、一石二鳥な投資先だといえる。オススメの投資方法は、1年目の春に「オセアニア他」に「1億」投資で「南アフリカ」に「キャンプ」。1年目の夏、2年目の春に「中南米」に「1億」ずつ投資で2年目は「ベネズエラ」で「キャンプ」。2年目の夏に「中南米」、その後「北米」に「1億」ずつ投資で、3、4年目に「キューバ」、5年目から「フロリダ」か「アリゾナ」というのが理想の流れとなる。

最強レベルの「キャンプ」先である「フロリダ」。一回「7億」かかるが、その効果は絶大だ。最強チームの育成にはぜひ! 海外投資には「キャンプ」地以外の効果がある。有望な若手選手を育成するための「留学」先になったり、有能な選手を勧めてくれることもある 各地域に最大限まで投資をすると、更なる特典が。「北米」に累計「20億」投資をすると、メンタル面以外の練習に効果のある「トレーニングマシン」をゲット



■ シーズン中の成長よりも怪我防止。練習は「調整」メインで

一軍は全員「調整」。レギュラーじゃない野手は育成させてもいいが、選手が怪我するのは気持ちのいいものではないので「調整」させている
 「スタッフ」にお金をかけていないので「コーチ」の腕は期待できず、「設備投資」を行なっていないので「練習設備」が整っていない。そんな状況で練習を行なっても効果はたがが知れているので、シーズン中の練習はすべて「調整」を行なう。

 これならば選手層の薄い序盤で故障者を出して困ることもないし、選手の調子も上がり好成績が期待できる。どうしても育成をしたいのならば、「春季キャンプ」の間だけ「ほどほど」で練習をさせたり、まだ中核とはいえない選手だけをシーズン中「そこそこ」で練習をさせよう。一軍の投手は登板すると身体に負荷がかかりやすいのか、練習もさせておくと怪我をしやすいように思えるので、できれば一軍はすべて「調整」がいいだろう。


■ 補強は「FA」がすべて。「トレード」もまず「FA」から

 5年で日本一になるには「FA」が不可欠。「FA」のメリットは他球団の成長しきった選手を獲得できる点であり、デメリットは資金が必要という点である。資金は今まで書いてきたように節約すれば、生み出すことができる。しかし、選手の育成は他球団で行なってもらったほうが効率が良い。さらに「FA」で選手を獲得すれば、その選手が出て行ったチームの戦力は下がる。相対的にも自球団が強くなること間違いなし。

 もし同じくらい欲しい選手が複数いた場合は、まず「野手」の獲得をオススメする。なぜならば、年に20数試合しか登板しない「投手」よりも、140試合出場してくれる「野手」のほうが効果が大きいからだ。検証結果ではどちらの選手を補強しても同じくらいの成績を残せたが、その後数十回を超えるプレイを経験しての感想なので、あながち間違いではないと思う。「野手」を獲得するときのポイントとしては、まずは「巧打」に注目しよう。同じポジションで獲得に悩むのならば、守備力よりも打撃力を重視。そこでの評価も互角ならば、その選手が希望している球団を確認しよう。もし、片方が自分と同じリーグで、もう片方が異なるリーグの球団を希望している場合は、自分と同じリーグを希望している選手の獲得に乗りだそう。なぜならば、一番大変なペナントレースの対戦相手が強化されるよりも、他リーグの球団が強化されたほうがゲーム的にラクだからということ。

 「トレード」の基本も「FA」。「FA」で有能な選手を獲得しておいて、補強できなかったポジションの選手とピンポイントで「トレード」を行なう。序盤の基本戦略は1人の一流選手で、2人の一流選手を獲得。「FA」などで獲得した選手に、控えや若手の選手2人を加え、相手球団の一流選手と「3対2」の「トレード」を持ちかける。これがうまくいけば、1年目でも十分優勝を狙えるチームをつくれるので、ぜひ意識して行なって欲しい。とにかく人材を集めることが重要。

「FA」で獲得したい選手は打撃力のある選手。シーズン終了後は打撃10傑をチェックして、「FA」で獲得したい選手をイメージしておこう 「トレード」の基本は「3対2」。ただし自球団からはレギュラー1人と補欠2人で、相手球団からレギュラーふたり。この内容が重要



■ 「外国籍選手」は日本で活躍した実績のある選手を獲得

 経験上、「外国籍選手」の評価「S」はあてにならない。「S」クラスの選手の中には契約金で「15億」以上かかる選手がいるが、いざ獲得してみると「S」クラスの「新人選手」と同じ程度の能力しかなく、育成期間が必要なことが少なくない。はっきりいって即戦力以外の「外国籍選手」は序盤に必要はない。獲得に失敗しないためには、実際に日本球界でプレイして実績を残した選手が一番。発見したら必ず獲得するくらいの意気込みでいよう。

「ブルーウェーブ(元ブレーブス)」で活躍。「三冠王」まで獲得した「ブーマー」などは確実にゲット。絶対、チームを強化してくれる 豪快なホームランが印象的な「ブライアント」。「選球眼」が低く三振が多くなりがちだが、ホームランの本数は期待ができる ピッチャーだったら「キーオ」がオススメ。必ず10勝は収めてくれるだろう。なぜか出現率も高いような……。気のせいだと思うが



■ エディット選手は「野手」、「左打ち」、「社会人」

1年目から新人王に輝くエディット選手。だいたい30歳までは成長を続けるので、6、7年は活躍してくれる。ポジションはトライ&エラーで、ベストを自分で見つけて欲しい
 エディット選手は本当に活躍してくれる。うまく育成すれば、プロ野球界の新記録を樹立させることも夢ではない。ただ、そういう選手を育成するなら練習設備をすべて最高にして、「コーチ」も最上級の人を雇った状態で「高校生」出身のエディット選手にすることをオススメする。もし短期間で日本一に協力してくれる選手が欲しいなら、「社会人」出身の選手がすぐに結果を残してくれるので良いだろう。ポジションが「野手」なのは「FA」で獲得すべき選手と同じ理論で、「野手」のほうが結果に反映されやすいからで、「左打ち」なのは……ただの好み。しかしこのゲームを続けていると徐々に「左打ち」の選手のほうがいい成績を残しているように見えてくる。これは何の根拠もないので、最終的には自分の打線のバランスを考えて決定して欲しい。


■ 最後に

 私はこの「やきゅつく」というゲームが大好きであり、「野球」も大好きだ。だからこのゲームをより多くの人に遊んでもらうために連載を始めさせてもらった。連載開始時にも書かせてもらったが、シミュレーションゲームは普段ゲームを遊ばない人にとっては選択肢が多すぎるゲームである。だからあえて深いところまで突っ込まず、やるべきことを断定的に書いたり、「オススメ初期選手」などの紹介に重点をおいた。「野球」が好きな方は、ぜひこのゲームを遊んで欲しい。そしてこの連載がそのきっかけになればいいなぁと思いつつ、本連載を終了する。



(社)日本野球機構公認 プロ野球12球団公認
フランチャイズ11球場公認 ABF/JPBOC
NPB BIS プロ野球公式記録使用
(C) SEGA (C) Smailebit/SEGA,2003


■ 連載終了記念「やきゅつく」オリジナルQUOカードプレゼント

 株式会社セガ様より、「プロ野球チームをつくろう! 2003」日本一指南書の連載終了にあたって「オリジナルQUOカード」をご提供いただきました。

 この連載を読んでの感想、もしくは今後特集としてGAME Watch誌上で取り上げてほしいソフトなどをご記入の上、ご応募ください。今後の記事作成の上で参考にさせていただきます。今回はご意見を必須とさせていただきます。ご了承ください。

 「プロ野球チームをつくろう! 2003」オリジナルQUOカードを10名の方にプレゼントいたします。たくさんのご応募お待ちいたしております。

【応募方法】

応募締切  :4月23日 12:00(正午)まで
当選発表  :発送をもって代えさせていただきます
応募方法  :下記のフォームに入力して、送信してください

※ 応募フォームの送信はSSL対応ブラウザをご利用ください。SSL非対応のブラウザではご応募できません。
※ ご回答いただいた内容(データ)は、当選者の選考および、プレゼントの発送にのみ使用し、その他の目的で使用することはありません。

氏名:
性別: 男性 / 女性
年齢:
メールアドレス:

プレゼント送付先住所

電話番号:
(半角英数で記入)

本連載についてのご感想、今後GAME Watchで取り上げて欲しいソフトや、GAME Watchに対するご意見、ご感想などをご記入下さい。
【必須】


 



□セガのホームページ
http://www.sega.co.jp/
□「やきゅつく2003」公式ページ
http://www.yakyutsuku.com/
□「日本野球機構」公式ページ
http://www.npb.or.jp/
□関連情報
【1月14日】「プロ野球チームをつくろう! 2003」日本一指南書
連載0回:「プロ野球シミュレーションの決定版を攻略する、その前に」
http://watch.impress.co.jp/docs/20040114/yakyu.htm
【1月21日】「プロ野球チームをつくろう! 2003」日本一指南書
連載1回:「日本一に一番近いチームでプレイする」
http://watch.impress.co.jp/docs/20040121/yakyu1.htm
【1月28日】「プロ野球チームをつくろう! 2003」日本一指南書
連載2回:「戦力強化で日本一を目指す」
http://watch.impress.co.jp/docs/20040128/yakyu2.htm
【2月5日】「プロ野球チームをつくろう! 2003」日本一指南書
連載3回:「念願の日本一と賢いFA選手獲得術」
http://watch.impress.co.jp/docs/20040205/yakyu3.htm
【2月27日】「プロ野球チームをつくろう! 2003」日本一指南書
連載4回:「球団別オススメ初期選手その1、および監督による成績の違い」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040227/yakyu4.htm
【3月4日】「プロ野球チームをつくろう! 2003」日本一指南書
連載5回:「球団別オススメ初期選手その2と一軍、二軍における成長の違い」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040304/yakyu5.htm
【3月19日】「プロ野球チームをつくろう! 2003」日本一指南書
連載6回:「球団別オススメ初期選手その3と序盤オススメ補強選手」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040319/yakyu6.htm
【4月2日】「プロ野球チームをつくろう! 2003」日本一指南書
連載7回:「球団別オススメ初期選手その4と序盤オススメ補強選手」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040402/yakyu7.htm
【4月7日】「プロ野球チームをつくろう! 2003」日本一指南書
連載8回:「球団別オススメ初期選手その5と序盤オススメ補強外国籍選手」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040407/yakyu8.htm

(2004年4月16日)

[Reported by 池上りき(冒険企画局)]


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