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★PS2スペシャル体験連載★
球春到来。オープン戦の結果で、今年のプロ野球を占うのが楽しい季節がやってきた。あなたが好きな球団の調子はどうだろうか? もし、今年の結果が期待できない予想になっても、あきらめないでこの「やきゅつく」で挽回してみてはいかがだろうか? 遊んでいるうち、今年に希望がもてるようになるかもしれない。
さて、今回は2003年度、惜しくもリーグ優勝を逃した2位のチーム、「ライオンズ」のオススメ初期選手を掲載する。優勝まで3年かかってしまったため、リプレイが今までよりも短めになっているが、きらりと光る情報を散りばめておいたので、ぜひ読んでもらいたい。
※本連載内で選手に対しての敬称は省略させていただいております
■ オススメ初期選手~ライオンズ編~
2003年度は惜しくも2位に終わった「ライオンズ」。日本球界のエースともいえる「松坂大輔」や今年、大リーグ「ニューヨークメッツ」に活躍の場を移した「松井稼頭央」など、強力なタレントを要している球団だ。しかしこのゲームでは、活躍が期待できるベテラン勢の年俸が高めに設定されているために、初期のメンバー構成が難しく、いままでのように簡単に優勝できる球団とはいいづらい。だが、若手選手がちょうど伸びてきているので、選手を上手く育成すれば、10年は安泰する長期政権のチームが完成するだろう。
■ ライオンズ ● 1年目 今までと違って、今回はいきなり「ヨーロッパ」に「海外投資」として「1億円」を使い、2月の「キャンプ」を「イタリア」で行なった。これはなるべく早く優勝するために、1年目から一番選手の能力が成長する「キャンプ」を積極的に使っていこうという意図からだ。しかし、ゆっくり攻略したい人には、「ヨーロッパ」に投資するよりも、「中南米」か「北米」に投資をオススメする。これは「中南米」や「北米」は投資レベルを最高にするのに時間がかかるためだ。
1年目はよい「トレード」を見つけられなかったので行なわなかったが、新人補強は大成功。年間最多記録をもつOB選手「稲尾和久」に「逆指名宣言」をしてもらった。成績のほうも特別なことをしたわけではないのに3位で終了。来年に期待がふくらむ。
■ ライオンズ ● 2年目 年末の「FA」では、強化したかった投手に「FA宣言」した選手がいなかったため、野手をひとり獲得した。今年の「キャンプ」は昨年の7月と今年の1月の投資によって行けるようになった「ベネズエラ」。「2億円」の投資で行ける「キャンプ」では最高クラスの効果が期待できる。
3月始めに「タイガース」に「トレード」をもちかけることにした。目的は、昨年末、監督に指摘された不足している投手力と守備力のうち守備力の補強。こちらは主力の野手とオリジナル初期選手、そして年末に「入団テスト」で獲得したベテラン選手を放出し、「タイガーズ」からは攻守にわたり活躍してくれる選手を2名獲得するという算段だ。この「トレード」は見事に成功。しかしシーズンを終えてみると、1年目よりも悲惨な結果になってしまった。
■ ライオンズ ● 3年目 3年目はさらに「トレード」でめまぐるしく動いた、「タイガース」と「トレード」を行なった後に、続いて「ファイターズ」とも「トレード」を行なって、抑え投手と内野手の層を厚くした。戦力が十分整ったと判断したので、一軍投手陣と野手のレギュラーの練習は「調整」に変更し、ペナントレースを戦った。
9月の1週後半に「バファローズ」をくだしてついに「パ・リーグ」を初制覇。10月3週から「セ・リーグ」のチャンピオンである「ジャイアンツ」との「日本シリーズ」が開幕した。絶対に負けたくないので、「オーナー賞」として「1,000万」をかけて挑んだ試合は、拍子抜けするくらいあっさり決着がついてしまった。
【一軍と二軍ではどちらが能力が成長するのか?】 今回のリプレイ内で、どんどん有名なOB選手が入団してきている。せっかく獲得した、輝かしい実績を残した名選手たちや、お気に入りの現役選手、そして未知の能力を秘めているだろうオリジナル選手の育成は絶対に失敗したくないところ。新人選手は一部を除き、すぐには一軍での活躍は期待できない能力で入団してくる。その能力を効率的に成長させるには、一軍と二軍、どちらで練習をさせたほうが良いのかを検証してみた。
検証の方法は、練習設備などの設備投資が全て終わった、19年目を迎える「ホークス」を使い、新入団のオリジナル選手「西垣博敏」と「西村考」の2名が1年間、一軍、二軍それぞれで練習をさせ、どれだけ成長したかを比べるというものにした。コーチによる成長の差がないように、一軍検証時の野手コーチ、二軍検証時の二軍監督はともにオリジナルの「宮田政之」にしておいた。
■ サンプルA:二軍
「宮田政之」が二軍監督に就任すると、二軍選手が「育成」の効果で成長する主な能力は「体力」になる。「宮田政之」は「体力」の指導能力が高いので、もしシーズンの途中で、各選手の「体力」が成長の限界に達してしまっていても、その限界を突破してくれるので、成長の優劣を比べやすい。
■ サンプルB:一軍
やはりこちらの野手コーチは「宮田政之」。「西垣博敏」、「西村考」の練習メニューは、二軍の練習と同じくらいの疲労度で「体力」中心での成長が期待できる「基礎体力練習」を、1年間通して「ほどほど」で行なった。こちらも怪我をすることなく、順調に成長をつづけていった。
■ 結果総評:ピンポイントでの成長は一軍練習が効果的、しかし…… 上の画像では、能力表記のアルファベットにほとんど差がないために、一軍、二軍それぞれの練習成果がわかりづらい。わかりやすくするために両選手の「体力」部分を切り抜いた比較画像を下にアップする。これを見てもらえば、一年間の成長が確認できるだろう。
サンプルAに比べてサンプルBのほうがわずかながら「体力」が成長していた。とくに「西村考」の結果を見てもらいたい。今回の検証によって、単一の能力を成長させる場合には、一軍で練習を行なったほうが良い、という結果になった。しかしサンプルAの結果で、「西垣博敏」の「走力」や「西村考」の一塁「守備適性」を見ると、サンプルBとは異なった成長が確認できる。したがって、総合的には複数の能力が成長する二軍のほうが、若手選手育成には向いているという結論が妥当だろう。
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□セガのホームページ (2004年3月4日) [Reported by 池上りき(冒険企画局)]
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