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★PS2スペシャル体験連載★
連載第2回では、戦力の強化をメインとした、シーズン本番とオフシーズンをどう戦うかをお届けしよう。また、検証企画もスタート。同じチャンスにどう立ち回るかによって結果が異なるかどうか、注目してもらいたい。
※本連載内で選手に対しての敬称は省略させていただいております ■ ペナントレース開幕! そして終了(1年目4月~10月)
先月、スカウトに「国内のみ」、「探索のみ」、「投手」、「基礎体力がありそう」を指定した結果、スカウトが8人の新人を発見してきた。その中で期待できそうな新人は、スカウト評価が「目にも止まらぬ速い球」、「打たれ強くなれる素質あり」、「すぐにバリバリいけそう」という「平古悟」。他球団も興味を示しているようなのでスカウトに「契約金1億2,000万円」、「年俸1,500万円」で入団交渉を依頼する。それと同時にさらに選手の探索も依頼。Bランクの投手で即戦力で優秀な選手がいるのでぜひ見つけたいのだが……。
月初めの処理が終了したら、今度はメインメニューでの作業に移る。「作戦室」に行き、怪我をした中継ぎを埋める2軍選手を2名ほど1軍に招集。実はこれは、中継ぎの駒が少ないために疲労が蓄積され、新たに怪我人が発生する危険性を下げる処置であり、彼らの活躍は期待していない。
投手陣のローテーションやレギュラーの打順、守備位置を確認したら、つぎはシーズン中の練習メニューの決定を行なう。「練習」から練習画面に移って練習内容を決定。前回「春季キャンプ」のところでも書いたが、まずは「基礎体力練習」で「体力」をつけ、怪我の確率を少しでも下げる。
ペナントレースがスタートするが、1年目は“最下位でなければ良い”程度の心構えでプレイする。試合も見ずに「試合結果」だけを表示。だいたい勝率5割で戦っていくが、「ライオンズ」には何故か勝てない。6月になると、3~5位を行ったり来たりするようになったので、試合に「勝利ボーナス500万円」をかけて、6月終了時Aクラス(1位~3位)入りを目指す。なぜなら、7月開始時にAクラスにいれば「TV局契約」のイベントが起こってTV局のランクがアップし、放映料も「1,300万円」に上がるからだ。しかし結果は「1.5ゲーム差」の4位。TV局は「ケーブルTV」のまま後半戦をむかえる。
後半戦もパッとしない成績で、最終順位は64勝70敗6分けの「4位」。Aクラス入りはならなかった。しかし打率は「.277」のリーグ3位、防御率「3.94」のリーグ2位と選手のパフォーマンスは悪くない。特に投手陣は最多勝に「斉藤和巳」、新人王に「和田毅」と好成績。野手では「井口資仁」がホームラン37本で本塁打王に輝く。
来期は、12月の「FA」補強が上手くいけば、リーグ優勝に顔を出すことができるだろう。それほど練習や試合に気を使わなかったのにこの成績とは、やはり「ダイエー」は強いと再確認する。
■ 来年の飛躍のために(1年目11月、12月)
11月、12月はストーブリーグで来期に向けて戦力補強を行なう。まずは「スタッフの見直し」が行なわれるが、ゲーム開始時と違い、スタッフを変更すると「契約金×契約年数」のお金をとられてしまう。ここは監督、コーチ陣の交代は避け、スカウトのみ交代させる。これは、優秀なスカウトなら優秀な即戦力新人を見つけてくる可能性が高くなるからだ。国内でのスカウト活動が得意な「橋元達雄」と契約。そして「ドラフト会議」ではシーズン中に「逆指名宣言」をしてもらった「平古悟」を「自由競争枠」で獲得するのみで終わらせる。
そして12月。いよいよ待ちに待った「FA」をむかえる。今回、FA宣言をした選手は投手「三浦大輔」、「松坂大輔」、「井川慶」、野手「小笠原道大」、「大村直之」の計5名。ここは迷わず、「小笠原道大」と「大村直之」の2名と交渉。エディット選手でカバーしていたウィークポイントの3塁と、1人分駒が少なかった外野の強化が狙いだ。決して逃したくないので、スカウトのコメントが「最高の条件でしょう」となる金額を提示する。 その結果、両選手の獲得に成功! これで来期は確実にリーグ優勝争いに加わることができるようになった。
リーグ優勝するための戦力は十分整った。あとは勢いに任せて2年目のシーズンを戦うのみだろう。 【年俸と選手の活躍はどのくらい影響するか?】 この「プロ野球チームをつくろう! 2003」において、初期の年俸とはどれくらいの価値があるのだろうか? それがわかれば、最初のチーム編成で選手を選択する方針も決まるはずだ。 今回の検証はわかりやすく、高額年俸選手1名を高額で雇うか、同じ予算で複数の選手を雇うか、その選択に注目してみたい。 このゲーム一の年俸を誇る「ペタジーニ」のいる「ジャイアンツ」で、「高額年俸プレーヤーひとりを雇った場合」と「同じ予算でプレーヤーを複数雇った場合」の成績を比較する。初期年俸と選手の実力が比例すれば、同じくらいの成績に落ち着くはずなのだがどうだろうか?
○検証パターン1:with高学年俸プレーヤー
「チームエディット」において選手契約に使用できる予算は基本的には「7億円」。一方、ペタジーニの年俸はスタッフ編成で予算をすべて投入すると雇えない「7億2,000万円」。これだけの「コスト(年俸)」を要求されている「ユニット(選手)」は、それに十分見合うだけのパフォーマンスを発揮するはずという期待が高まる。
○ 検証パターン2:同予算で複数プレーヤー
契約する既存選手は、年俸が1億円未満であることを条件にしてみた。「ジャイアンツ」で有名どころの選手は軒並み1億円越えの年俸なので大幅な戦力ダウンは否めないが、1軍投手12名にレギュラー野手8名を既存選手でそろえることができた。それでもゲームスタート時には「1億4,000万円」の貯蓄がある。
○ 検証結果「パターン1」
なんと最初の「タイガース」との3連戦は完封負けの3連敗。4月2週前半に初勝利をあげるものの4月の勝ち星はこれひとつのみ。期待の「ペタジーニ」の打率だが「.263」。投手陣も、体力のない新人がローテーション入りしているせいか怪我人続出。後半、「ペタジーニ」が調子を上げるも、投手陣がふんばれず、最下位のままシーズン終了。
○ 検証結果「パターン2」
こちらは開幕戦で負けるも翌日は何とか引き分けに。好調とは言いがたいが打線が得点できている分、期待が持てた。4月の勝ち星は3つと振るわないが、コーチ注目の「二岡智宏」は打率「.325」の活躍。その後の成績は低空飛行ながらも少しずつ勝ち星を重ねていくが、年間成績としてはパターン1と同じ最下位。
○ 結果総評:年俸が高い選手1人より、全てのポジションに既存選手を
下の年間成績を見てもらえれば、年俸が高い選手1人だけではとても戦えないことがよくわかると思う。そして実際、攻略リプレイで年俸「3,000万」の「斉藤和巳」が「16勝」をあげていることからも、初期の年俸は選手の実力とはまったく関係ないこともわかっただろう。今回の検証は非常に極端であるが、この成績差を見ると、まずは最低限でも1軍の陣容を整えることが大切だということが見えてきたのではないだろうか。野球は9人で行なうスポーツ。1人のレベルが高くても、それはチームの勝利には結びつかないのだ。
■ 次回、ついにホークス日本一に!
今回やっと1年目が終わった本連載。来週は一気にペースアップして、日本一までの軌跡を紹介する。「検証」は序盤の「FA」で悩む投手と野手の強化、どちらを先に行なうべきかについて実験をしてみる予定。
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□セガのホームページ (2004年1月28日) [Reported by 池上りき(冒険企画局)] また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved. |
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