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ゲームポット、「モンスターファームオンライン」正式サービス開始日決定
プレスカンファレンスには里田まいさんが登場

2月25日 開催

 株式会社ゲームポットは、Windows用オンライン育成コミュニティ「モンスターファームオンライン」のプレスカンファレンスを、2月25日に恵比寿イーストギャラリーにて開催した。

 「モンスターファームオンライン (MFO)」は、テクモ株式会社から家庭用ゲーム機向けに発売されている「モンスターファーム」シリーズをオンラインゲーム化した作品。シリーズおなじみの、CDやDVDから誕生したオリジナルのモンスターを育成するという基本コンセプトはそのままに、オンラインゲームならではの要素が多数盛り込まれている。開発はテクモ、運営はゲームポットが担当している。2月26日よりオープンβテストが実施される予定。

「『MFO』を自信を持って送り出す」という植田修平氏
 プレスカンファレンスは、ゲームポットの代表取締役社長の植田修平氏による挨拶から幕を開けた。挨拶は同社の紹介から始まり、本作の話では「テクモさんの開発陣を中心に、いままでの『モンスターファーム』の良さを残しつつ、新しい喜び、楽しみといったものを提供しようといった意志の下に制作に取り組んでまいりました。昨年には、クローズドβテストを実施し、数多くのユーザーに参加いただき、さまざまな意見をいただきました。そういった意見を元に改良に改良を重ねて、本当に最高のクオリティに仕上がっております。明日(26日)よりサービス (オープンβテスト) を開始いたしますが、これまでゲームポットが培ってきたノウハウを結集させて、いままでにない新しいサービス、面白いサービスを提供したいと考えています」と力強く語った。

 さらに「ゲームポットは非常にフレンドリーな会社で、他社がやらないような一風変わったサービスを実施してきました。もちろん『MFO』でもユニークなコラボレーションやキャンペーンをしてまいりますので、ぜひご期待いただければと思います」と運営への意気込みを見せた。挨拶の最後ではプレイ料金について、同社お得意の基本プレイ無料のアイテム課金制であることを改めて表明した。

テクモの安田善巳氏
 続いて開発を担当したテクモの代表取締役社長の安田善巳氏が登場。11年前のプレイステーション版からスタートした「モンスターファーム」シリーズの中での「MFO」について、「シリーズ誕生からの10年間で、さまざまな取り組みを行ない、“育成”、“冒険”、“バトル”の3つのゲームシステムを磨いてきましたが、家庭用ゲーム機としては一つの完成期を迎えていたタイミングで、今回のオンラインゲームのプロジェクトが立ち上がりました。これまで『モンスターファーム』シリーズを作り続けてきた開発スタッフが、新しい『モンスターファーム』を作り上げるという意志を持って取り組んでまいりました」とシリーズの流れを強く受け継いでいることを強調。

 「MFO」の開発コンセプトについては、「すべてのものを内製で新しいものを創造する」で、サーバー設計から通信プログラムなど、オンラインゲームにおける基幹プログラムをすべて一から作っているとしており、テクモにとってもチャレンジングな作品に仕上がっているという。さらに、「モンスター同士による交流から始まるプレーヤー同士の交流」、「飽きさせないため、変化に富んだゲームシステム」、「毎日ゲームに入って育成するだけでも楽しい“癒し”」といった要素が盛り込まれていることをアピールした。

 両社代表の挨拶の後は、ゲームポットの運営プロデューサーの坂本慎治氏による「MFO」のプロモーションが行なわれた。まずは、以前公開されたプロモーションムービーを上映。ゲームの紹介では、「生み出す」、「育てる」、「競わせる」の3項目に分けて解説した。「生み出す」は、CDやDVDを読み込ませることで異なるモンスターが誕生するという「モンスターファーム」シリーズならではのシステム。「育てる」は生み出したモンスターを育てることだが、エサの与え方などで成長過程が異なるなど、この3つの中でも最もこだわりを持って開発したことを強調していた。最後の「競わせる」は、オンラインならではで、近くに人がいなくても、自分のモンスターの強さを比べられるのが特徴になっているという。

 そのこだわりの「育てる」について、現場の開発プロデューサーである高崎俊行氏が詳しく解説。例としてシリーズ初代からいるモンスター「ライガー」を取り上げ、最初は小さかったモンスターが、成長すると体も大きくなるだけではなく、太ったり痩せたりといった体型の変化や、育て方によって体の色や角の形状なども変化するようになっているという。そして、「角を伸ばすためには、糖分を控えて、ミネラルを多めに与えます。また、ビタミンを採ることも大事なので、野菜もきちんと与える必要があります。体の色はエサに設定されている色素が大きく影響します」と、エサを選別することで自分好みのモンスターに育て上げられることを紹介した。

運営プロデューサーの坂本慎治氏 坂本氏によると、「生み出す」、「育てる」、「競わせる」の3つの要素が「MFO」のコンセプトという 「『MFO』というタイトルそのものを愛情を持って育てていきたい」と語った開発プロデューサーの高崎俊行氏
「ライガー」は成長するとここまで大きく育つ 「アルネロ」はさらに大きくなり、体の色もさまざま 正式サービス開始時にはモンスターは12体揃う。その後もさらに追加される予定


■ 「MFO」を応援するゲストとして里田まいさんが登場

「モッチー」と一緒に登場した里田まいさん
 ゲームの紹介が終わったところで、ゲストとしてタレントの里田まいさんが登場した。里田さんは最初のトークで自身について、「結構ゲームはやるほうで、空いた時間なんかにはよくやっています」というゲーム好きで、DS版の「モンスターファーム」をプレイしていて、「MFO」もちょっとやってみたところという。司会者に「『モンスターファーム』は育成がテーマですが、カントリー娘。ということで動物を育てられたりしていましたよね?」と聞かれ、「昔、牧場にいたときは牛とか馬とか育ててました。でもモンスターは育てたことがなかったので始めのうちは難しかったんですけど(笑)」とコメントした。

 好きなモンスターについて聞かれると、「私は安定を求めるタイプなんで、跳びぬけてどれかのレベルが高いよりは、全部が同じくらいのレベルで、どこに出しても物怖じしないような、精神的に強いのがいいです。見た目はわりとどうでもいいです。かわいくても、ちょっと奇抜な感じでも気にしないです」と答えていた。育て方については、「結構しっかりしていますね。エサを月1回あげなくちゃいけなくて、それをちゃんと栄養バランスとかを考えてあげてますし、そんなにまだはずれてはいないですね。強い、賢いモンスターに育てたいと思います」と今後の育成への意気込みを語った。

 トークの後は、運営プロデューサーの坂本氏が実際にプレイ画面を見せながら里田さんに「MFO」をレクチャーするコーナーに。プレーヤーが自由に飾り付けて作り上げるファームシステムや街中などを案内したあと、現在最強といわれるモンスターに挑戦するという流れ。その途中、街中の場面では「高いところはちょっと苦手なんですよね。窓ガラスあればいいんですがダイレクトなんで」と話し、戦闘シーンでは「どうして攻撃が当たらないの? 誰のせい?」など、里田さんらしい(?)コメントの連発に会場からもたびたび笑いが沸き起こっていた。

 実際のプレイ画面を見ての感想は、「ほんとにファンタジックな世界で、思わず入り込んでしまうから、時間を忘れていつまでもやっちゃうんじゃないかなっていう感じで、すごく楽しみです」とコメント。最後に里田さんから、「私もぜひやってみたいと思いました。モンスターがんばれ!」と元気に応援メッセージを贈り、トークセッションは終了した。

坂本氏がプレイするゲーム画面を見つめる里田さん。ゲームに夢中になり坂本氏の話を聞いてなかったことも(笑) 最強のモンスターとの対戦は一撃で敗れた 「私もぜひやってみたいと思いました。モンスターがんばれ!」と応援メッセージを贈った里田さん


■ 正式サービスは3月5日15時スタート!

 最後に今後のスケジュールやサービス展開について発表が行なわれた。

 まずオープンβテストは、明日26日の15時より開始。オープンβテスト期間中には、特典として、モンスター育成に役立つゲーム内アイテムをセットにした「育成応援セット」がプレゼントされる。

オープンβテストは2月26日15時開始 オープンβ特典の「育成応援セット」の内容

 そして正式サービスはそれから10日後の3月5日15時よりスタートする。プレイ料金は、基本プレイ無料のアイテム課金制。正式サービス開始時には、「リアルの方でも育成をしていただきたい」(坂本氏) ということで、リアル育成グッズなどがプレゼントされる「スタートアップ! 育成キャンペーン」と、課金ポイント購入時のボーナスポイントが2倍になるキャンペーンが実施される。

正式サービスは3月5日15時開始 正式サービス時のキャンペーン情報

 今後の予定としては、モンスターの追加をはじめ、ファーム機能の強化、そしてジャンルの枠を超えたコラボレーションなどが予定されている。

正式サービスは3月5日15時開始 正式サービス時のキャンペーン情報 独自のコラボレーションも予定。どこかで見たようなシルエットが!?


Published by Gamepot Inc. (C)TECMO,LTD.2006

□ゲームポットのホームページ
http://www.gamepot.co.jp/
□テクモのホームページ
http://www.tecmo.co.jp/
□「モンスターファームオンライン」のページ
http://www.mf-online.jp/
□関連情報
【2月12日】ゲームポット、WIN「モンスターファームオンライン」
オープンβテストを2月26日より実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080212/mfo.htm
【2007年12月21日】テクモとゲームポット、WIN「モンスターファームオンライン」
Cβテスト開始に合わせてプロモーションムービーを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071221/mfo.htm
【2007年12月17日】ゲームポット、リアルイベント「ゲームポットフェスタ2007」開催
「パンヤ」、「FEZ」に人気集中。来場者数は約5,000人
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071217/gpf.htm
【2007年12月7日】ゲームポット、WIN「モンスターファームオンライン」
クローズドβテストを12月21日より開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071207/mfo.htm
【2007年11月14日】ゲームポット、「ゲームポットフェスタ2007」発表会を開催
全10タイトルの最新情報と、新作「Wizardry Online」を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071114/gp.htm
【2007年9月20日】テクモ、「テクモ&Lievo新作発表会」を開催
「モンスターファームオンライン」、「Ninja Gaiden 2」など6タイトルを紹介
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070920/tecmo01.htm
【2007年9月13日】ゲームポット、WIN「モンスターファームオンライン」
「ワールドトライアル」参加者をGAME Watch枠で2,000名募集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070913/mfo.htm
【2007年7月9日】ゲームポットとテクモ、WIN「モンスターファームオンライン」
「ネットワークトライアル」実施決定。現在参加者募集中
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070709/mfo.htm
【2007年7月2日】テクモ、「モンスターファーム」生誕10周年記念
3プラットフォームによるコラボレーションを実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070702/mf.htm
【2007年2月1日】ゲームポット代表取締役社長植田修平氏インタビュー
アイテム課金ビジネス大手の2007年の事業戦略とは!?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070201/gpueda.htm
【2006年9月22日】ゲームポット、WIN「モンスターファームオンライン」
公式サイトをオープン
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060922/mfo.htm
【2006年2月15日】テクモ、新規事業提携発表会を開催
「モンスターファームオンライン(仮称)」、「スカッとゴルフ パンヤ レボリューション(仮称)」を発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060215/tecmo.htm

(2008年2月25日)

[Reported by 滝沢修]



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