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ゲームポット、「ゲームポットフェスタ2007」発表会を開催
全10タイトルの最新情報と、新作「Wizardry Online」を公開

11月14日 開催

会場:パシフィコ横浜 展示ホールDホール

入場料:前売800円、当日1,000円

 株式会社ゲームポットは、12月16日に開催予定のオフラインイベント「ゲームポットフェスタ2007」について、報道関係者を集めた事前発表会を11月14日に開催した。

 発表会では、「ゲームポットフェスタ2007」のイベントの詳細に加え、ゲームポットが運営中またはサービス予定の全10タイトルの今後のアップデートスケジュールについて、各タイトルのプロデューサーやディレクターがプレゼンテーションを行なった。また完全新作となる「Wizardry Online」を、ゲームポットが日本で展開することも明らかにした。



■ ユーザー同士のつながりをともに作るイベントを目指す

ゲームポット代表取締役社長の植田修平氏
 発表会では最初に、同社代表取締役社長の植田修平氏が登壇。報道関係者は約30名ほど来場していたが、100人は入ろうかという会場を見て、「会場が広すぎました」と苦笑い。しかし続けて、「来年、再来年はもっと規模を大きくしてやりたいですね」と、早くも強気なコメントが聞けた。

 続いて、パブリッシャーであるゲームポットという企業について、「ユーザーに喜ばれるサービスを継続することがオンラインゲームの真髄だと思うようになった。面白いゲームを提供していくことはもちろん、ユーザーがゲームをプレイする以外の時間の中で、いかにユーザーに喜びや驚き、安らぎ、つながりといったものを提供できるか。それでこそオンラインゲームのパブリッシャーとしての意義があると感じている」と述べた。

 今回の「ゲームポットフェスタ2007」も、「ユーザーさんがゲームをプレイしているときとは違った楽しみや喜び、ユーザー同士のつながりを共有していきたい」と考えにのっとったものであることを強調。「業界内では過去最大級のイベントになると思っている。全てのコンテンツの楽しさ、喜び、ユーザーとのつながりを集約した、満足いただけるイベントに仕上げていきたい。ぜひ皆様にもご期待いただきたい」と挨拶した。

エンタテインメント事業本部マネージャーの前島一仁氏
 続いて、同社エンタテインメント事業本部マネージャーの前島一仁氏が、イベントの概要について説明した。まず入場料は、前売800円、当日1,000円で販売。前売チケットは、電子チケットぴあ(http://t.pia.co.jp/ Pコード:611-024)で11月15日10時から販売が開始される。

 前売チケットには特典として、「スカッとゴルフ パンヤ」のゲーム内マスコット「エルモ」の30日利用権と、「ファンタジーアース ゼロ」のゲーム内でもらえるイベント限定の称号が付属する。さらにイベント来場者には、会場限定デザインのWebMoneyカード1,000円分と、「スカッとゴルフ パンヤ」、「CABAL ONLINE」、「ファンタジーアース ゼロ」、「アップルシードオンライン カードタクティクス」のゲーム内アイテムを入手できるお楽しみ袋がプレゼントされる。入場料は取るが、それ以上の特典を用意し、「決して損はさせない」という。

 なお前売チケットや来場者へのプレゼントは、いずれも先着順での販売・配布となる。想定数を越える来場者があった場合、プレゼント配布終了の可能性もあるのでご注意いただきたい。

 会場ではイベントステージを3つ設け、「スカッとゴルフ パンヤ」、「ファンタジーアース ゼロ」、「Level-R」、「CABAL ONLINE」のゲーム大会を実施(いずれも予選をオンラインで実施中)。また「君主 online」や「トキメキファンタジー ラテール」、「疾走、ヤンキー魂。」のステージイベントも実施される予定。他にも、来場者同士でQRコードを交換し合うことで応募できるプレゼント企画や、会場限定グッズの販売も予定されている。

 来場者数は、1万人程度を想定しているという。最近開催されたゲーム関連イベントと比較すると、ガンホー・オンラインエンターテイメントが4月に開催した「Ragnarok Japan Championship 2007」が約5,000人、スクウェア・エニックスが5月に開催した「スクウェア・エニックス パーティ 2007」の来場者は2日間で76,562人。「ゲームポットフェスタ2007」がどこまで来場者数を伸ばせるのか、日本のオンラインゲーム市場の動向を占う上でも注目したいところだ。



■ 「Wizardry Online」発表。コンセプトは「死んだら終わり」

代表取締役CTOの安田剛氏
今回はオンラインゲーム化権取得の発表に留まり、ロゴのみ公開されている
 今回の発表会は「ゲームポットフェスタ2007」に関するものではあるが、最大のトピックスはやはり「Wizardry Online」の発表だろう。同社代表取締役CTOの安田剛氏が壇上に立ち、「『Wizardry』のオンラインゲーム化権をゲームポットが正式に取得した」と発表した。ゲーム内容やサービススケジュールについては、現時点では発表できないとしている。

 「Wizardry」については、2006年11月、ゲームポットの親会社である株式会社アエリアが、全世界における商標権を獲得しており、ゲームポットは「Wizardry Online」の世界版権を持つ。ゲームポットはパブリッシャーで開発部隊を持っていないため、実際の開発は他社に依頼することになるはずだが、今のところは開発会社についても発表できないという。ただ、ゲームポットがサービスを行なうことは確実で、日本でのサービスを念頭に置いたタイトルということになりそうだ。

 ゲーム内容についてはまだまだこれから詰めるという様子だが、基本コンセプトについての話はされているという。その内容はなんと「死んだらキャラクタが消える」というもの。「Wizardry」といえば、死んだら教会で蘇生してもらい、失敗すると灰になり、さらに蘇生失敗でロスト、すなわちキャラクタが失われた。これもなかなかシビアなシステムなのだが、本作では蘇生の概念も取り入れず、いきなりロストするという厳しい仕様を考えているという。

 過去に死亡即ロストという仕組みを取り入れたオンラインゲームとしては、「Diablo II」のHardcoreモードなどがあるにはあるが、未だ非常にレアなケースだ。本作がどんなゲーム内容になるかは全く見えておらず、またこのコンセプトを最後まで貫き通せるのかどうかも気がかりではあるが、昨今の“ぬるいゲーム”に物足りなさを感じるユーザーには、今後の動きが楽しみなタイトルになりそうだ。

(C)Gamepot Inc., All rights reserved.



■ 全10タイトルの今後のアップデートスケジュールなど

 ゲームポットが抱えている全10タイトルの今後のアップデート内容について、各タイトルの責任者から順に説明が行なわれた。「ゲームポットフェスタ2007」でもステージイベントなどで新たな情報が発表されることと思うが、ここで新たに発表された情報もあるので、1つずつお伝えしていこう。



「スカッとゴルフ パンヤ」プロデューサーの前田有希氏
 「スカッとゴルフ パンヤ」については、エンタテインメント事業本部 企画・運営チームの前田有希氏が発表。「ゲームポットフェスタ2007」では、現在予定開催中の全国大会「第3回パンヤジャパンカップ」に加え、歴代チャンピオンを集めたドリームマッチ「パンヤジャパンカップ2007グランプリ」が行なわれる。

 今後の展開としては、まず11月29日にテクモから発売されるWii用ソフト「スイングゴルフ パンヤ 2hdショット!」との連動企画を発表。Wii版のキャラクタに音声が追加されることに合わせて、PC版でも声に関係するアイテムを実装するとしている。

 また2008年以降の展開として、「パンヤの楽しみ方は強さを競うだけじゃない!」をコンセプトに、ジュニアカップやレディースカップ、スピーダー選手権、ファッションや人気投票、ユーザーが画面キャプチャ下動画のアップロードを支援するコミュニティ施策などを考えているという。

サービス開始から3年が経過した「スカッとゴルフ パンヤ」。Wii版とのコラボレーション企画や、新たな枠での大会・イベントなど、今後もさらに幅広い企画を展開していく

(C)2004 Ntreev Soft Co.,Ltd. All Rights Reserved. Exclusive License (C)2004 HanbitSoft, Inc., All rights reserved. (C)2004 Gamepot Inc., All rights reserved.



「君主 online」プロデューサーの大作真史氏
 「君主 online」は、エンタテインメント事業本部 企画・運営チームの大作真史氏が説明。2008年に予定しているアップデート内容として、10月に行なわれた「デザインコンテスト」で選ばれたデザイン衣装の実装、一定時間キャラクタの姿が変化し、ステータスが上昇する「変身システム」、白虎や象といった新しい騎乗動物のスクリーンショットを公開した。騎乗動物では、モザイクをかけたものも公開。動物とは違う、新たな騎乗できる何かが実装されるようだ。

 続いて2008年の今後のアップデート構想を公開。まず「破産システム」と「国同盟システム」を実装して生存競争を生み、続いて「戦争システム」と「株システム」をリニューアルして競争を激化。さらにサーバー間戦争、また国際サーバー間戦争も実現し、真の「君主 online」を作るとしている。これらの詳細は、「ゲームポットフェスタ2007」の会場で行なわれる座談会にて説明される予定。

アイテムや騎乗動物の追加といったゲーム内の仕様追加に留まらず、サーバーの枠を超えた機能を実装しようという計画を立てている。MMORPGとして面白い取り組みだ

(C)2005 Ndoors Corporation., All rights reserved. (C)2005 Gamepot Inc., All rights reserved.



「CABAL ONLINE」プロデューサーの浅和潤氏
 「CABAL ONLINE」については、エンタテインメント事業本部 企画・運営チームの浅和潤氏が説明を行なった。「ゲームポットフェスタ2007」では、「CABAL Japan Championship」の決勝大会が行なわれるほか、GMによるイベントも同時開催するとしている。

 アップデートスケジュールとしては、現在公式サイトで順次発表されている「Upgrade3.0」について、100人対100人の国家戦「ミッション戦争バトル」を実装することを明らかにした。ほかにも、レベル140以上を対象とした最高難度のダンジョン「ポントゥスフェルム」や、利便性を追求した新装備「シャドウチタニウム」を実装予定。これらの実装時期を、2007年12月と発表した。

 このほかにも、コンプリータースキルを中心に新スキルを実装予定。こちらは調整が済み次第、順次導入したいとしている。

100対100の「ミッション戦争バトル」を始め、新ダンジョンや新スキルの実装と、充実したアップデート内容の「Upgrade3.0」。実装が12月になることも発表された

(C)2006 by ESTsoft Corp. All rights reserved. (C)2006 Gamepot Inc., All rights reserved.



「ファンタジーアース ゼロ」プロデューサーの和賀潤氏
 「ファンタジーアース ゼロ」については、エンタテインメント事業本部 企画・運営チームの和賀潤氏が説明。「ゲームポットフェスタ2007」では、現在予選を実施中の「バンクェット」の決勝大会が行なわれる。

 2008年のアップデート計画としては、5つの柱で展開するとした。まず大規模戦争を寄り面白い方向へ“変化”させる仕組みとして、新たな建築物と召喚、フィールドの実装を行なう。2つ目にゲームの面白さを“追求”する施策として、戦争の新たな目的を追加することと、アクセサリによる新パラメータの追加を行なう。3つ目はより“挑戦”的な内容として、モンスターの戦争介入や、戦争のルール追加を検討しているとした。

 4つ目は、ゲームの世界観を主軸とした新たなアプローチの“創造”。各国の国王が戦争に参戦したり、フィールドに仕掛けを用意した市街戦、ストーリーを補完するようなクエストの実装を考えているという。

 最後は“新クラス”。既に発表されているとおり、両手剣を操り、HP吸収スキルやフォーム(構え)チェンジを行なう攻撃的クラス「ブレイド」、ナックルによる打撃と罠を使ったかく乱戦で挑む「アサルト」、楽器を使った歌で味方の強化や敵の妨害をする「リリクト」の3つのクラスの開発が進められている。このほかにも、ゲームバランスの調整は順次行なっていくとしている。

戦争の仕様に大きく手を入れようという姿勢が見える内容。新クラスの方向性も徐々に明確になってきている

(C)2005-2007 SQUARE ENIX CO., Ltd. All Rights Reserved. Licensed to Gamepot Inc.



「トキメキファンタジー ラテール」プロデューサーの山本潤氏
 「トキメキファンタジー ラテール」は、エンタテインメント事業本部 企画・運営チームの山本潤氏が説明。アップデートスケジュールでは、8つの2次職を発表した。「ガンナー」、「バーサーカー」、「モンク」、「ガーディアン」、「アーティスト」、「ウォーリア」、「テンプラー」、「トレジャーハンター」となっており、既存の4種類の職業から、それぞれ2種類に転職できる仕組みとなる。

 「ゲームポットフェスタ2007」では、榊原ゆいさんが歌うテーマソングの発表ライブを行なう。ゲームでもこれに合わせて、榊原さんの衣装の実装や、イベント、ファッションアイテム、エモーションの追加を行なうコラボレーション企画が予定されている。

8つの2次職が発表。榊原ゆいさんとのコラボレーションはテーマソング作成に留まらず、ゲーム内での衣装の実装など幅広く展開される

(C)2006 Actoz Soft., All rights reserved. (C)2006 Gamepot Inc., All rights reserved.



「Level-R」プロデューサーの加賀直柔氏
 「Level-R」の説明は、エンタテインメント事業本部 企画・運営チームの加賀直柔氏が行なった。本作は2007年4月から始まったオープンβテストを現在も続けており、正式サービスに向けてバランス調整を行なっている。

 加賀氏は今後の改良点として3つの点を上げて説明。まず1点目は操作感の向上。現在はゲームパッドで操作しているユーザーが多いが、キーボードでも簡単に操作できるよう、操作感アップを目指すとした。ただしゲームバランスについて、「フルスロットルでコーナーに突っ込むようなゲームにはしたくない」と付け加えた。

 2点目は臨場感の向上。高回転時のエンジン音を改良し、臨場感を高めるとともに、シフトチェンジのタイミングも取りやすくしたいとしている。3点目は「ELOレーティングシステム」の導入。勝つと上がり、負けると下がるポイントシステムのことで、自分と同じ実力のドライバーを見つけやすくするための仕組みとして導入される。

 正式サービスにおいては、新アイテムとして、AE86、SIVIC SiR-II EG6(初心者向け)、RX-7 FD3S(上級者向け)などの実車を追加予定としている。

正式サービスに向けて調整が必要な3つのポイントを公開しつつ、正式サービスで実装予定の車を公開

(C)2006 Invictus Games Ltd. All Rights Reserved. Exclusive License (C)2006 Gamepot Inc., All rights reserved.
TOYOTA, MR2, SPRINTER TRUENO and all other associated marks, emblems and designs are intellectual property rights of Toyota Motor Corporation and used with permission.
Honda Official Licensed Product.
Mazda Official Licensed Product.



「オンラインカート ステアDASH」ディレクターの柴田岳寛氏
 「オンラインカート ステアDASH」については、株式会社クロスゲームズで本作のディレクターを務める柴田岳寛氏が説明した。11月のアップデートにおいては、既に実装済みの51種類の衣装追加に加え、48種類のステアパーツの追加、人気の高かったコースのリニューアル版「インフィニットドラゴン2」の実装を行なう。

 続いて12月には、効果音の強化、消費アイテム追加、冬限定衣装、テーマソングの制作などを計画しているという。詳細は12月に改めて発表するとしている。

直近のアップデートについては発表したが、12月の内容は項目のみ。ただ12月にも多彩なアップデートを計画しているようだ

(C)2006 Cross Games Inc. All Rights Reserved. Copartner Dice Networks Inc.【イラスト:bomi/SUGAR】 (C)2006 Gamepot Inc., All Rights Reserved.



「アップルシードオンライン カードタクティクス」プロデューサーの中村彰宏氏
 「アップルシードオンライン カードタクティクス」の説明は、エンタテインメント事業本部 企画・運営チームの中村彰宏氏が担当。サービス時期についてはまだ未定で、鋭意製作中と述べるに留まった。

 発表会では、ゲームの仕様中から、カードの要素について説明。戦闘は6対6のカードバトル(最大12対12)で、各カードにはHPと素早さ、技能と行動内容、夜間対応・地系適応・気候対応の各能力が設定されている。

 カードはさらにその上で、主に攻撃を担当するアタック型(安定ダメージ型と大ダメージ型に分けられる)と、支援型、妨害型に分類される。支援型でアタック型を支援すると次のターンに大ダメージを狙える(コンボと呼ぶ)。しかし相手がそれを読んで妨害型を出してくると、大ダメージをそのまま返される(カウンター)。デッキ構築と読み合いによって戦闘が進められていくという。

サービス開始はまだ未定としたのが残念。今回はゲームのバトル部分の仕様が説明された

(C)士郎正宗/青心社/M2 Published by Gamepot Inc.



「疾走、ヤンキー魂。」プロデューサーの友光高昭氏
 「疾走、ヤンキー魂。」の説明は、エンタテインメント事業本部 企画・運営チームの友光高昭氏が担当。以前スクウェア・エニックスで行なわれていたサービスを「第1期」、今回ゲームポットで行なわれるサービスを「第2期」として、内容の違いを説明した。

 まず第1期のバトルはコマンド式でクローズな形だったが、「ヤンキーの華は喧嘩」として、デッキを組んで戦うオープンバトル形式を採用。ジャブからストレート、裏投げと行動を予め設定しておくことで、駆け引きを楽しめる内容になるようだ。また多人数の戦いにも対応したいとしている。

 バイクのカスタム要素は今回も継続。カスタム強度によって喧嘩の強さも変わるような仕組みを考えているという。カスタムについては、第1期の極めて自由なデザイニングはそのまま踏襲するとしている。また第1期の登場人物については、第2期ではボスキャラとして登場させることも考えているという。

 詳細は、「ゲームポットフェスタ2007」の会場で、スクウェア・エニックスのプロデューサー安藤武博氏を招いてのトークショーで発表するとしている。このほか会場では、「絆、プロジェクト。」として本作の主題歌を歌うことになっている、串田アキラ氏のライブも行なわれる予定。

第1期のいいところを残しつつ、システム面では大きく改良を施した第2期。ちょっと変で笑えるツッパリというテイストは全く変わっていないようだ

(C)2003,2004,2007 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved, Licensed to Gamepot Inc.



「モンスターファームオンライン」プロデューサーの坂本慎治氏
 「モンスターファームオンライン」については、エンタテインメント事業本部 企画・運営チームの坂本慎治氏が説明。今後のサービススケジュールについて、11月30日からクローズドβテスターを募集、12月17日からクローズドβテストを開始すると発表した。

 ゲーム内容については、「モンスターファーム」シリーズにあったファームを実装するとした。新たに実装される植物や家具、トレーニング器具などを自由に設置できる、自分の家のようなものになり、他のユーザーを招き入れることもできるという。またファームには助手も登場し、過去のシリーズでおなじみのキャラクタについても実装を検討しているという。

 モンスターについては、新たなモンスターの実装はもちろんのこと、特定のCDやDVDを入れたときのレアモンスターも実装するとしている。

 「ゲームポットフェスタ2007」でも、何らかのイベントを行なう予定。内容は「会場でのお楽しみ」ということで発表されていない。

新たに追加されるファームは、自分の家のようにして使える。過去のシリーズにもあった要素を積極的に取り入れていくようだ

Published by Gamepot Inc. (C)TECMO,LTD.2006



イベント後に登壇者の写真撮影をお願いしたところ、こちらが何も言わないうちに肩を組んで並んでくれた。イベント開催側もお祭り的に楽しんでいる姿が印象的だ
 「ゲームポットフェスタ2007」は、ゲームポットとして初めての全タイトルをそろえたイベントであり、桁違いの集客を見込んだ大規模な企画となる。ゲームポットにとっては、どんな結果がでようとも、1つの大きな節目になることは間違いない。発表会後、植田氏に今回のイベントの意気込みを伺ったところ、「みなさんで楽しみましょう。喜びを共有できれば嬉しい」とシンプルな一言が聞けた。ユーザーにも気楽に参加して楽しんでもらいたいという気持ちの現われだろう。

 続けて植田氏は、「初めての試みなのでどれくらいのお客様が来られるかはわかりませんが、来ていただいたお客様には、損をさせない……というと変だけれど、楽しんでいただきたい。ゲームポットのタイトルは、もちろんゲームも楽しいけれども、それに付随するサービスも楽しいなと感じてもらえると嬉しい。それを出せないと、パブリッシャーとしての価値がない。うちはあくまでパブリッシャーなので、ゲームという素材をいかに調理して盛り付けて、美味しく食べてもらうか。その辺りを追求していきたい」と語った。

 他のプロデューサー陣にも話を聞いたところ、今回のイベントは「オフ会みたいなもの」という話もあった。同じゲームを遊ぶユーザーが集まり、そこで新たなコミュニケーションが生まれる。イベントで出会う人もいるだろうし、イベントの開催を通してコミュニケーションも活発化するだろう。今回のイベントが、同社が掲げるコミュニケーション戦略の新たな一歩として成功を収められるかどうか。12月16日の開催を期待して待ちたい。

□ゲームポットのホームページ
http://www.gamepot.co.jp/
□「ゲームポットフェスタ2007」のページ
http://www.gamepotfesta.jp/
□関連情報
【11月1日】ゲームポット、「Gamepot Festa 2007」を12月16日に開催
10タイトルが全部楽しめる1万人規模のオフラインイベント
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071101/gamepot.htm

(2007年11月14日)

[Reported by 石田賀津男]



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