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【連載第73回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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PC用無線コントローラの決定版! 「ワイヤレスアナ振PC」
DS Lite用シリコンカバーとDSカード用ケースもレポート |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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今回のゲームグッズ研究所は、Windowsに対応したPC用ワイヤレスコントローラ、HORI「ワイヤレスアナ振PC」をレポートしよう。本製品は、当連載第20回でレポートした同社のPS2用ワイヤレスコントローラ「ワイヤレスアナ振2ターボ」と、形状や機能がほぼ同等となっている。本稿では、「ワイヤレスアナ振2ターボ」と比較しながら、「ワイヤレスアナ振PC」の使用感をお伝えしていきたい。また、サイバーガジェットのニンテンドーDS Lite(以下、DS Lite)用シリコンカバー「CYBER・シリコンジャケット(DS Lite専用)」、そしてDSカード用ケース2製品も併せて紹介していく。
● HORIのPC用ワイヤレスコントローラ「ワイヤレスアナ振PC」を試す!
・「ワイヤレスアナ振PC」
メーカー:HORI
価格:5,754円
重量:212g(電池使用時:252g)
通信方式:2.4GHz周波数自動切換無線通信方式
通信距離:約10m以内
電源:アルカリ単3乾電池2本
連続使用時間:100時間(振動機能オフ時は400時間)
インターフェイス:USB1.1
対応OS:Windows XP/2000/ME/98SE/98
カラー:ホワイト、ブラック
◆ 外観をチェック
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パッケージには、コントローラとレシーバーのほか、ドライバディスクが付属している |
「ワイヤレスアナ振PC」は、2.4GHz帯の電波を使用したPC用のワイヤレスコントローラだ。最大通信距離は約10mで、コントローラとレシーバーの間に遮蔽物があっても操作可能。方向キーとアナログスティック2本、12個のボタンを備え、連射機能やアナログスティック感度調整機能、2つのモーターによる振動機能も搭載している。
コントローラの形状は「ワイヤレスアナ振2ターボ」と変わらないのだが、「ワイヤレスアナ振PC」はコントローラ表面にラバーコーティングが施されておらず、光沢のある塗装が施されている。材質は同じプラスチック製。また、L/Rボタンの形状が平坦だった「ワイヤレスアナ振2ターボ」に対して、「ワイヤレスアナ振PC」では、山なりに盛り上がった形状になっている。方向キーや基本4ボタン、アナログスティックの配置や形状は全て同じだ。重量に関しても、乾電池を除いて実測212gと変わっていない。
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写真は「ワイヤレスアナ振PC」のコントローラだ。中心には連射設定用のTURBOボタンとSPEEDスイッチ、アナログ感度調整用スイッチ、振動のオン/オフボタン、そしてアナログ/デジタル切り替えボタンなどが並ぶ |
方向キーは中心が窪んだ十字型。キーの幅は縦横ともに2.4cm、高さは3.4mmとなっている。アナログスティック先端の直径は1.2cm、高さは0.7cm。ラバー加工と窪みが滑り止めになっている |
基本4ボタンの直径は約1.0cm、高さは3.3mm。L/Rボタンは山なりに盛り上がっていて、高さは37mmとなっている |
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曲面を多用したグリップはフィット感が高く握りやすい。中央にあるのが電池ボックス |
レシーバーのUSB端子はAタイプ。サイズは縦2.0cm×横6.8cm×厚さ0.7cmとスリムな形状 |
写真内左が「ワイヤレスアナ振PC」、右がPS2用の「ワイヤレスアナ振2ターボ」。L/Rボタンの形状が異なっている |
◆ 実際に使ってみる
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最大で振動させたときの具合を水面の波紋でチェック。手首まで伝わる力強い振動を体感できる |
「ワイヤレスアナ振PC」はWindows XP/2000/ME/98SE/98に対応しているが、今回はWindows XP SP2がインストールされているPCを使用した。本製品は、Windows標準のゲームパッド用ドライバでも動作するものの、振動が機能しないので、まずは、付属のドライバディスクからドライバをインストールしよう。
レシーバーの厚さは一般的なUSBコネクタとほぼ同等、横幅は0.4cmほど広くなっている。そのため、USBポートが横向きに並んでいるPCの場合は、USBポート同士の間隔が0.6cm以上なければ、レシーバーと他の機器のUSBコネクタが干渉する恐れがある。また、1台のPCで2台以上の「ワイヤレスアナ振PC」を同時に使用することもできるのだが、USBポートが横向きに並んでいる場合、2つのレシーバーを取り付けるには最低でも0.9cm程度の間隔が必要。干渉するようであれば、USBハブや延長ケーブルを使って接続しよう。USBポートが縦向きに並んでいる場合は、0.4cm程度の間隔があれば問題ない。
PCのUSBポートにレシーバーを挿し込むと「Wireless anasin PC」として自動的に認識され、レシーバーのランプが点滅状態になる。これはコントローラの入力を待ち受けている状態だ。コントローラにアルカリ単3乾電池を2本セットして方向キーやボタンを押すと、レシーバーのランプが点灯状態に変わり、操作可能な状態になる。なお、コントローラの連続使用時間は約100時間、振動機能OFF時は400時間だ。電源スイッチは用意されていないが、3分間コントローラの入力が途切れた時に、ほとんど電力を消費しないスリープモードへ自動的に移行する。方向キーやボタンを押せば、瞬時に操作可能な状態へ戻る。
コントローラは、ANALOGボタンによりデジタルモードとアナログモードへ切り替えられる。デジタルモードの場合、方向キーと左アナログスティックはX/Y軸として動作する。また、右アナログスティックについては、上方向がボタン4、下がボタン2、左がボタン1、右がボタン3に割り当てられた。アナログモードでは、方向キーがハットスイッチ(POV)、左アナログスティックがX/Y軸、右アナログスティックがRz/Z軸となる。ボタン1~12までの両モードともにデジタル入力となっており、ボタンの割り当ては変わらない。
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タイプAのUSBポートにレシーバーを接続。写真のUSBポートは0.6cm程度の間隔があるため、ギリギリではあるがレシーバーとUSBケーブルを同時に取り付けられる。ただし、レシーバーを2つ並べて取り付けることはできなかった |
写真のようにUSBポートが縦向きに並んでいる場合、0.4cm程度の間隔があれば2つのレシーバを取り付けられる |
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「Wireless anasin PC」プロパティの画面。コントローラの動作チェックやアナログスティック、振動の調整ができる |
スティックの 角度(度)
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入力値の増分
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ワイド
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ノーマル
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ナロー
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0
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0
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0
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0
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3
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1
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4
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5
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6
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9
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18
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21
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9
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35
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55
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64
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12
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53
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83
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98
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15
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80
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111
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127
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18
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103
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127
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127
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21
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127
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127
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127
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24
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127
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127
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127
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右の表は左アナログスティックをニュートラルの状態から右方向に3度ずつ倒し、入力値の増分を記録していったもの。入力値は127段階でチェックできる。
方向キー、アナログスティック、前面の上下左右4つのボタンに対する感触やレスポンスは非常に「ワイヤレスアナ振2ターボ」に酷似している。形状が同じであり、使用しているパーツも同等のものを使用しているためだ。グリップ部分は丸みを帯びた形状になっており、グリップ力が高いのが嬉しい。ボタンのストロークは深め。押し心地は軽いが若干のクリック感がある。このあたりも「ワイヤレスアナ振2ターボ」と同様だ。「ワイヤレスアナ振2ターボ」のレポートは当連載第20回で行なっているのでそちらもご覧頂きたい。
ただし、L/Rボタンについては違いがある。L/Rボタンの表面が「ワイヤレスアナ振2ターボ」と比べて丸みを帯びた形状をしていて、盛り上がっている。好みが分かれるところかもしれないが、担当所員は指の力がL/Rボタンの中心に加わりやすく操作しやすいと感じた。気になったのは、ボタンとシャーシの間に0.1mm程度の隙間がある点。ボタンを押し込んだときに若干ぐらつきを感じた。
仕様面の大きな違いでは、アナログスティック以外のボタン周りが全てデジタル入力であることが挙げられる。このため、ボタン周りはストロークが深めと記述しているものの、押し込み具合による入力レスポンスはクイックだ。
ワイヤレス式のコントローラではあるが、入力の遅延や取りこぼしは一切感じられずレスポンスは良好。コントローラとレシーバーの間に厚さ約2.4cmの木製テーブルや、デスクトップPCを挟んだ状態でも、約7mの地点から快適に操作できた。また、「ワイヤレスアナ振PC」と同じ2.4GHz帯の電波を使用している無線LANや電子レンジと同時に使用しても、誤動作することは無かった。担当所員が実感した限りではあるが、有線コントローラと変わらない使用感と言える。なお、コントローラがスリープモードに移行しても、USB機器を着脱した時のような処理は発生しないので安心だ。
続いて機能面を見ていこう。まずアナログスティックは感度が緩やかな「ワイド」、標準の感度となる「ノーマル」、感度が敏感になる「ナロー」の3モードに感度調整を行なえる。設定の類を開くことなく、コントローラ単体で変更可能、ゲームプレイ中にも手元ですばやく行なえるのが嬉しい。また、連射機能が搭載されており、アナログスティックを除く全てのキーを1秒間に約5回、約12回、約20回の3段階で設定できる。「ワイヤレスアナ振2ターボ」と同じく、方向キーも連射設定が可能なのが独特だ。
ゲームもプレイしてみた。使用したタイトルは、EA GAMESのレースゲーム「Need for Speed Most Wanted」(以下、Need for Speed)の体験版と、マイクロソフトのFPS「HALO: Combat Evolved」(以下、HALO)。
「Need for Speed Most Wanted」の体験版では、ハンドルとアクセル/ブレーキにアナログスティックを割り当てることで、アナログ入力による緻密な操作が可能になる。アナログスティックは、先端のラバーと窪みが指をガッチリ捕らえてくれるため、激しいハンドル操作も滑ることなく快適。アナログスティック感度が「ノーマル」ではやや感度が急に感じたのだが、「ワイド」に切り替えれば細かなアクセル/ブレーキワークで走ることができた。
「HALO」では、キャラクタの移動と視点操作を左右のアナログスティックで行なうため、ショットやジャンプといった操作はL/Rボタンを使うことになる。軽い力で押しても確実に反応するL/Rの操作感のおかげで、視点がぶれることなく正確な操作ができた。また、アナログスティック感度調整機能により、複数の敵が接近してきた時にはクイックに振り向ける「ナロー」、遠方から敵を狙い打つ時には「ワイド」というように、ゲームプレイを中断することなくシーンによって感度を調整できるのが面白い。
PC用コントローラとしては5,754円と少々値は張るものの、方向キーやボタンの快適な操作感、そしてアナログスティックの感度調整や連射といった便利な機能も備えていることから、価格に見合った製品だと感じる。PC周りのケーブルをスッキリさせたい人はもちろんのこと、扱いやすいPC用コントローラを求めている人にもオススメだ。
余談ではあるが、「ワイヤレスアナ振2ターボ」と、当連載第24回で紹介したようなPS2用コントローラをWindowsで使用可能にするコンバーターの組み合わせで使うこともできる。操作性やレスポンス、そしてスリープ機能など、セレクトボタンの連射設定以外は「ワイヤレスアナ振PC」と同様に機能する。値段比で比較すると、「ワイヤレスアナ振PC」が5,754円、「ワイヤレスアナ振2ターボ」が4,179円、コンバーターは平均的に2,000円から3,000円というところだろうか。PS2、PC両用に使えるコンバーターとの組み合わせを選ぶか、今回紹介したPC専用を選択するかは悩みどころ。レシーバー部がコンバーター併用の組み合わせでは多少不恰好になってしまうところも選択のポイントだろう。また、全てのコンバーターと「ワイヤレスアナ振2ターボ」の組み合わせを試したわけではないため、動作の保障は当連載では受け持てない。保障された安全性を買うという意味も「ワイヤレスアナ振PC」にはあるだろう。
● DS Liteの外側をシリコンカバーでガードする「CYBER・シリコンジャケット(DS Lite専用)」
・「CYBER・シリコンジャケット(DS Lite専用)」
メーカー:サイバーガジェット
価格:オープン(直販価格:1,200円)
重量:43g
カラー:ホワイト、ブルー、ブラック、ピンク
ここでは、サイバーガジェットが発売しているDS Lite用シリコンカバー「CYBER・シリコンジャケット(DS Lite専用)」(以下、CYBER・シリコンジャケット)をレポートしていく。当連載第62回でレポートした「DSL用シリコンプロテクター」は、DS Liteの外側と内側をカバーするものだったが、「CYBER・シリコンジャケット」は外側のみをカバーする製品となっている。
◆ 外観をチェック
「CYBER・シリコンジャケット」は、半透明のシリコン素材を使用したDS Lite用カバー。DS Lite本体の上面と底面、側面の一部を傷や汚れから守りつつ、ゲームをプレイできる。また、皮脂による指紋が目立たなくなるのもポイントだ。カラーバリエーションは、ホワイト、ブルー、ブラック、ピンクの4種類。今回チョイスしたのはホワイトカラーとなる。カバーはDS Lite本体の上側用と下側用に分離しており、上側用の重さは約22g、下側用は20g。各ボタンやスイッチ、スロット、コネクタ部分は繰り抜かれているため、カバーを装着したまま充電や、DSカード/GBAカートリッジの交換ができる。
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写真内上が上側用、下が下側用カバーだ。半透明素材ではあるが、0.16cmほどの厚さがあるため透明度は低い |
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上側用カバーには約0.3cmのフチがあり、このフチでDS Lite本体に固定する |
下側用カバーは下部両端にある三角形のガイドと、ネジ穴用の突起で固定される |
◆ 実際に使ってみた
上側用カバーの装着は、カバーとDS Lite本体のフチを合わせて被せていくだけ。カバーの表面がサラサラしているためスムーズに装着できる。下側用のカバーは、カバー下部にある三角形のガイドにDS Lite本体を挿し込み、背面のカバーをヒンジ部分の直下にかける。最後に、DS Liteの底面からネジ穴部分を指で軽く押し込めば良い。カバーの着脱は簡単だ。
カバー装着後にDS Liteを閉じても、上側用と下側用カバーとの間にはほとんど隙間が発生しなかった。これは、上側用カバーのフチが、DS Lite本体に被さるよう若干伸びているからである。第62回でレポートした「DSL用シリコンプロテクター」は、DS Liteを完全に閉じることができず、1mm程度の隙間が発生した。チリやホコリの侵入に不安が残ったが、「CYBER・シリコンジャケット」では気にする必要は無さそうだ。
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「CYBER・シリコンジャケット」を装着すると、全体的に0.16~0.2cm厚みが増す。固定力は十分、不意に外れることは無かった |
上側用カバーによってDS Liteのヒンジ部分を除く上面と側面がガードされる。カバーの透明度は低く、DS Lite表面のDSマークはほとんど見えない |
タッチペンホルダー周辺には指が入る十分なスペースを確保。シリアルナンバーを見ると透明度の具合が良くわかるだろう |
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写真左は前面から、写真右は側面から撮影した写真だ。上側用と下側用カバーの間には、ほとんど隙間が発生しない。電源スイッチとボリュームの真上までカバーがかかっているが、下側に大きなスペースがあるため快適に操作できた |
DS Liteの背面にあるのは1本の長いカバーのみ。ACアダプタを接続するときは、カバーを少し上に押し上げてから挿し込む |
それでは、カバーを装着したままゲームをプレイしてみよう。まず、手に持った感触だが、カバー表面がサラサラしているため未装着時よりもグリップ性は落ちる。また、平坦なテーブルに置いた場合でも未装着時のほうが滑りにくく、「CYBER・シリコンジャケット」によるグリップ性の向上はあまり感じられない。DS Liteを手に持って操作している時は、本体下側の両端を手の平で押さえつけることになるが、カバーは三角形のガイドでガッチリと固定されるため、操作中にカバーがずれることは無かった。
L/Rボタンの操作性についてだが、L/Rボタンの真上には厚み0.13cmのカバーが位置する。このカバーに指が干渉するため、若干押しにくさを感じるところだ。少し見た目は悪くなるが、カバーを上方向に0.2cmほどずらすだけでL/Rボタンを押したときの違和感はずいぶんと解消される。
ひとつ気になるのは、DS Lite本体下側のDSカードスロットとGBAカートリッジスロット周辺のカバーが細長く、この部分を掴んで本体を持ち上げると、カバーがめくれ上がってしまうこと。特に、本体底面を上に向けた状態から持ち上げると、カバーがめくれて落としてしまう可能性がある。カバーに厚みがあるのでちぎれる事は無さそうだが、気を付けて扱いたい。
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カバーを装着したままLボタンを押したときの写真だ。カバーに厚みがあるため、このように指が干渉してしまう |
写真のようにカバーを上方向にずらすと0.2cm程度の隙間ができる。たったこれだけの隙間だが、操作性の向上を実感できる |
DS Lite本体底面を上に向けた状態でDSカード、GBAカートリッジのスロット付近を掴んで持つと、カバーがめくれ上がることがある |
● カバータイプのDSカード用ケースと高級志向なDSカード&GBAカートリッジケース
・「DSカードジャケット」
メーカー:キーズファクトリー
価格:600円
サイズ:縦4.1cm×横3.6cm×厚さ0.7cm
重量:5g(1個当たり)
3個入り
◆ 外観をチェック
「DSカードジャケット」は、ゴムのような柔軟性があるエラストマー樹脂を使用したジャケットタイプのDS用カードケース。ケースをDSカードに被せて傷や汚れから守るという、これまでには無かったタイプだ。ケースには帯電防止処理が施されているため、静電気からもDSカードを守ることができる。
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パッケージには、ホワイト、ブルー、ネイビーカラーのケースが1個ずつ、計3個がセットになっている |
ケースには指に貼り付くようなグリップ性がある。厚さは約0.7cmで、これはDSカード2枚分の厚さとほぼ同じだ |
DSカードの端子部分を挿し込む箇所には四角い突起が設けられている |
◆ 実際に使ってみる
DSカードを収納する方法は、端子側からケース内に挿し、DSカードの上部を指で軽く押し込む。端子側を挿し込む部分にある四角い突起により、間違った向きでは収納できないようになっている。取り出し方法は、ケースの上部をめくって露出したDSカードをつまみ出せば良い。このように、収納と取り出しの手順は非常にシンプル。
収納後は、DSカードのタイトルシールが完全に露出するため、収納したままでもタイトルの確認はできる。しかし、タイトルシール部分には直接衝撃が加わるわけで、安全性を考えるとやや不安は残る。DSカードの端子部分までチリやホコリが侵入することは無さそうだ。
当研究所でもいくつか紹介しているが、DSカードを1枚ずつ収められるプラスチック製ケースのほうが「DSカードジャケット」よりも安全性は高いと言える。本製品を使う利点は、DSカード収納ポケットが無い本体ケースでも、DS Lite本体とDSカードをまとめて安全に持ち運べることだろう。本体ケース内にDS LiteとDSカード、またはプラスチック製のDSカードケースと一緒に収納すると、DS Lite本体に傷がつく可能性がある。柔らかな素材を使用した「DSカードジャケット」であれば傷の心配は無用だ。ただし、DS Liteを収納した状態でDSカード2枚を重ねて収められるスペースが必要となる。このような使い方をしたい場合は、お手持ちの本体ケースのスペースを確認してから購入を検討して頂きたいところだ。
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ケースにDSカードを収納した状態だ。DSカードのタイトルシールがはっきり見える |
取り出すときは、写真のようにケースの上側をめくってDSカードを露出させる |
・「DSカードケース レザータイプ」
メーカー:HORI
価格:1,554円
サイズ:縦15.7cm×横9.2cm×厚さ3.7cm
重量:65g
カラー:ホワイト、ダークブラウン、ブラック
◆ 外観をチェック
「DSカードケース レザータイプ」は、合皮を使用した2つ折りタイプのDSカード&GBAカートリッジケースだ。カラーバリエーションは、ホワイト、ダークブラウン、ブラックの3種類。今回セレクトしたホワイトカラーは、光が当たると強く反射する加工が施され、真珠のような質感になっている。また、ケースの内部はスウェード調の素材を使用していて、高級感を感じるところだ。ケースにはDSカード6枚、GBAカートリッジ2本、そしてタッチペン2本を収納できる。
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ケースは表側の中央にDSマークの型押しがあるだけというシンプルなデザイン。サイズはDS本体よりも大きく、何も収納していない状態でも3.7cmの厚さがある |
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ケースの開閉部にはマグネット式のボタンホックを採用。軽い力で着脱できる |
ケース内部の左側にDSカード用ポケット3つとタッチペンホルダー2つ、中央にしきりにDSカード用ポケットを3つ備える |
ケース内部の右側に設けられているのがGBAカートリッジが収まるマルチポケット。ポケットの深さは4.7cm。「プレイやん」も収まるサイズだ |
◆ 実際に使ってみる
DSカード用ポケットにDSカードを収納してみると、ポケットの開口部が半円状に切り取られているので、DSカードは最大2cmほど露出する。初めてDSカードを収納する時は、ポケットの開口部にほとんど隙間が無いため、若干入れにくさを感じるところ。しかし、使用しているうちに素材が若干伸びて開口部が0.3cm程度浮いた状態になり、スムーズに収納できるようになる。取り出しに関しては、DSカードのタイトルシール部分に親指を押し付けてスライドさせると取り出しやすい。
マルチポケットは、ポケットの側面が内側に織り込まれた状態になっている。そのため、GBAカートリッジの側面や指を使って開口部を広げてから収める必要がある。スムーズに収納するのが難しい作りになっているのは少々惜しいところだ。マルチポケットは4.7cmの深さがあるものの、GBAカートリッジの上部が0.7mmほど露出した状態で収まるので取り出しは簡単。GBAカートリッジの他にも、「プレイやん」やGBAコネクタカバーも収められた。DSカードも1つのポケットに3枚ほどを収められるが、ケースを開いたときに脱落する可能性があるのでオススメはできない。
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DSカード用ポケットにDSカードを収めてみた。タッチペンホルダーにはDS Lite純正タッチペンと、第66回でレポートしたHORIの「ラクなタッチペンDS Lite」を収納している |
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GBAカートリッジ用ポケットの側面は内側に織り込まれており、収納時に開口部を大きく広げる必要がある。写真内右側のポケットに収納しているのは「プレイやん」だ |
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ケース内にDSカード6枚、GBAカートリッジ2本、タッチペン2本を収納した状態。ケースの厚みは3.7cm未収納時と変わらない |
本製品を使っていて気になるのはケースのサイズ。DS/DS Lite用の本体ケースと、本製品をバッグに入れて持ち運ぶにはそれなりのスペースが必要だ。また、DS本体よりサイズが大きい割には、収納力が低いと感じるところ。携帯性や収納力を重視する人には向いていないかも知れない。「DSカードケース レザータイプ」の魅力はやはりシンプルで上品なデザインだろう。「DSカードケース レザータイプ」のホワイトカラーは、第70回でレポートした同社のDS Lite用本体ケース「スリムポーチDS Lite」の素材に良く似ている。「スリムポーチDS Lite」にマッチしたDSカード用ケースをお探しであれば、チェックしておきたい製品だ。
PC用ワイヤレスコントローラ、そしてDS Lite用シリコンカバーとDSカード用ケースをレポートしてきたがいかがだっただろうか。PC用のワイヤレスコントローラは種類が少なく入手性も低い。このような状況も含めて、完成度の高い「ワイヤレスアナ振PC」はPC用ワイヤレスコントローラの決定版と言っても良いだろう。
「ワイヤレスアナ振PC」を使っていて唯一気になるところは電池残量だろうか。本製品では、電池残量が少ないことをランプの点滅で知らせると同時に、振動機能を自動的にOFFにして動作時間を延ばすようになっている。しかし、ゲームプレイ中に電池残量不足で操作できなくなるという不安は残る。Xbox 360用純正ワイヤレスコントローラのように、USBポートからも電源が供給されれば、と感じたところだ。ちなみに、発売時期は未定だがXbox 360用純正ワイヤレスコントローラをPCで使用可能になるレシーバーが発表されている。いずれ研究所でもとりあげたい。
当研究所では、みなさんに取り上げてほしいネタなどを随時募集する。ドシドシと編集部までメールを送って下さい (編集部) → game-watch@impress.co.jp ←
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□HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□サイバーガジェットのホームページ
http://www.cybergadget.co.jp/
□キーズファクトリーのホームページ
http://www.keysfactory.co.jp/
(2006年8月21日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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