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【連載第24回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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様々なPS2用のコントローラをPCで使う! (後編) |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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今回は先週に引き続き、プレイステーション 2(以下、PS2)用のコントローラをWindowsのパソコン(以下、PC)で使うためのグッズ「コントローラコンバーター」について研究していこう。前回は、入手し易いコントローラコンバーターとして、サンワサプライの「USBゲームパッドコンバーター(1P用)」とエレコムの「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(2ポート接続タイプ) 」を紹介したが、今回はその2製品にサンワサプライの「USBゲームパッドコンバーター(2P用) 」とエレコムの「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(1ポート接続タイプ) を加えて、4製品の動作をチェックしていく。
コントローラコンバーターを使用したときの、コントローラの動作具合も気になるところだが、PS2用のワイヤレスコントローラなどで、ワイヤレスの恩恵を存分に感じている人ならば、PCでもワイヤレスで快適にゲームをプレイしたいところだろう。今回はそのあたりを一気に検証しつつ、最後にXboxでPS2用のコントローラを使うためのコンバーター「XBコンバーター」の動作も検証していくことにしよう。
・USBゲームパッドコンバーター(2P用)
メーカー:サンワサプライ
価格:2,919円
接続方式:USB1.1
ポート数:2ポート
ケーブル長:約50cm
対応OS:Windows XP/2000/Me/98SE/98
振動機能対応
・USBtoPSゲームパッドコンバーター2(1ポート接続タイプ)
メーカー:エレコム
価格:3,780円
接続方式:USB1.1
ポート数:1ポート
ケーブル長:約50cm
対応OS:Windows XP/2000/Me/98SE/98
振動機能対応
以上の2製品は、今回新たに加わったコントローラコンバーターだ。基本的にはどちらも、前回で紹介した製品と同系統のもの。異なるのはコントローラを接続できるポートの数となる。1ポートと2ポートの製品ではどのように動作が異なるのか? ということも検証してみた。
● 様々な有線コントローラで一気にチェック!
まずは、これまでに当研究所でも紹介してきたPS2用有線コントローラの動作をチェックしていこう。今回チェックした有線コントローラは以下の製品となっている。
- サイバーガジェット「CYBER・アナログコントローラ光」
- サイバーガジェット「CYBER・アナログ連射コントローラ」
- ゲームテック「バトルパッドターボ2」
- HORI「アナログ振動パッド2ターボ」
- HORI「アナログ振動パッド2ターボ サウンド」
- フジワーク「アナログ連射コントローラ」
- フジワーク「真アナログ連射コントローラ」
- セガ・ロジスティックサービス「復刻版セガサターンコントロールパッド for PlayStation2」
個別の製品に関してはバックナンバーをご覧頂きたい。
まず先に結論を申し上げてしまうと、動作のチェック結果は大きく二つに分かれた。それは「動いたもの」と「動かなかったもの」になる。今回コンバーターの動作をチェックしたタイトルは、カプコンのWindows版「ロックマンX8(体験版)」とWindows上で懐かしのファミコンタイトルが楽しめるサービス「なつゲー」で提供されている各種タイトルだ。ちなみに「ロックマンX8(体験版)」と「なつゲー」の提供タイトルでは、コンバーターの動作自体に異なる点は感じられなかった。
・サンワサプライ「USBゲームパッドコンバーター(1P用)」
まず、「USBゲームパッドコンバーター(1P用)」で動作が確認できなかったのは、サイバーガジェットの「CYBER・アナログコントローラ光」だ。このコントローラは全体が光を発するという、今回テストした中でも異色のもの。コンバーターに接続してみると、光るはずの本体は光らず、コントローラの中央部にあるエンブレムだけが光るという状態であった。そして操作を試みたものの、ピクリとも反応しない。つまり、入力信号がPCに届いていないという結果だったのだ。
この結果から感じられるのは、ゲーム機での接続とUSBでの接続で異なる「電力」の違いがあるのではないか、ということだ。コントローラ全体が光ることになる「CYBER・アナログコントローラ光」では、他のコントローラと比べて多くの電力を必要とするのかもしれない。その結果、USBから供給されている電力だけでは、動作に至らなかったのではないだろうか。
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左が「CYBER・アナログコントローラ光」を「USBゲームパッドコンバーター(1P用)」に接続したとき、右がPS2に接続したときの光り具合 |
それでは、他のコントローラはどうかというと、すべて問題なく動作を確認した。操作中も遅延の類は体感できず、心配していた振動機能もしっかりと機能しているようだ。ただ、若干振動の強さがPS2に接続しているときと比べて弱いような感触があった。やはりここも供給されている電力の違いによるものではないかと感じる。振動については後半に、おなじみの水面波紋テストでチェックしてみたのでそちらをご覧頂きたい。
連射機能があるコントローラで連射時の動作テストしてみたところ、速すぎる連射に対してWindows側の認識が途切れることがあるようだ。この途切れ具合はコントローラによる違いはなく、どのコントローラでもある一定以上の連射速度で同様の結果が得られた。
・サンワサプライ「USBゲームパッドコンバーター(2P用)」
お次は同じくサンワサプライより発売されている「USBゲームパッドコンバーター(2P用)」だ。これは「USBゲームパッドコンバーター(1P用)」のものと、同系統のものとなっており、ひとつのコンバーターで2つのコントローラを接続できる、というタイプだ。Windows上では、2つのコントローラを接続したときには別々に接続した製品が認識される。
まず、動作しなかったのが1ポートのものと同様に「CYBER・アナログコントローラ光」だった。動作しない理由は1ポートのチェックで記述したものと同じと考えられる。その他のコントローラは問題なく動作し、ほぼ同様の操作感を得られた。製品的には、秒間あたりの入力値が若干1ポートの製品と比べて劣っているとされているのだが、1ポートのもので秒間55回の入力、2ポートのものでも秒間30回の入力をカバーするとあるので、通常の使用ではその差を体感することはあまりないのではと感じた次第だ。
コントローラを2台接続したときの入力テストでは、2ポート側に接続したコントローラのボタンというボタンを設定できる限りオート連射の状態にして行なってみた。11個のボタンが秒間20回で常に入力されている状態となり、コンバーターにとってはかなり過酷なテストかもしれない。
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コントローラの動作確認画面では、11個のボタンステータスが高速に点滅している |
この状態で「ロックマンX8」をプレイしてみたところ、連射で固定していた2ポート側のアナログスティックを押し込んだときの操作、つまりR3ボタンの入力がなぜか1ポート側の操作に混じってくるという現象が見られた。頻度は10秒に1回程度とプレイに支障がでるほど。2ポート側の他のボタンに関しては、特にそういった反応は見られなかったのだが、若干激しい入力時には、入力信号が混ざってしまう可能性があるかもしれない。
上記の現象以外には特に1ポートのものと比べて変化は見られなかった。お手軽に2つのコントローラを接続したいという場合には2ポートの製品を、というところに落ち着くのではないだろうか。
・エレコム「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(1ポート接続タイプ)」
続いてはエレコムから発売されている「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(1ポート接続タイプ)」だ。まずこの製品では、テストで使用した全てのコントローラが動作したことをお伝えしておこう! これまでに動作が確認できなかったサイバーガジェットの「CYBER・アナログコントローラ光」だが、エンブレム以外の本体部分は光らないものの、コントローラの操作は可能だったのだ。このことから、USBからの供給電力的には非常にきわどいラインに「CYBER・アナログコントローラ光」が位置しているのかもしれないと考えられる。
コントローラの動作に関してだが、今回テストした「ロックマンX8」や「なつゲー」での提供タイトルでは、遅延などは見られなく、快適なプレイをすることができた。この動作の具合はサンワサプライの製品と同様の感触だ。一定以上のボタン連射に対して、Windows側の認識が途切れるという現象も、すべてのコンバーターで見られたことも付け加えておこう。
・エレコム「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(2ポート接続タイプ)」
最後はエレコムの「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(2ポート接続タイプ)」である。これはサンワサプライの1ポート、2ポートの製品と同様に、「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(1ポート接続タイプ)」とほぼ同系統の製品であり、2ポート対応版と捉えて問題がないだろう。
エレコムの1ポートの製品と同様に、全てのコントローラが動作したのが印象的だ。動作の具合もほとんど同様。「CYBER・アナログコントローラ光」に関しても、中央部のエンブレムしか光らないものの、操作は可能であった。一定以上の連射に対する反応までも、やはり変わらない。
サンワサプライの2ポートのものと同じく、2ポート側に接続したコントローラのボタンをオート連射の状態にしてのテストも行なってみたのだが、こちらでは特に誤動作のような症状は確認されなかった。動作に関しては至って良好な結果となったのである。
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コントローラのステータス画面。11個のボタンが秒間20回で入力されている |
・4製品ともに、動作するコントローラに関してほぼ同様の操作感を得られたのはなぜ?
4製品を使用して研究所員一同が感じたのは、動作するコントローラに関しては、操作感の違いがほとんど感じられなかった、というところである。もちろん個々のコントローラの形状などからくるものは別としてだ。これは、コントローラから発せられた信号がコンバーターを通過し、最終的にはWindowsが処理している、というところからくる結果だと考えられる。コンバーターによって、使用されているドライバなどに違いはあるものの、最終的にゲーム画面に反映される結果は同一の処理がされているということだ。
アナログスティック部分に関しても、Windows側でほぼ同様の処理がされているように見受けられるし、今回テストした4製品は、アナログボタンの入力に対してデジタル変換処理をしている。ボタンの押し込み具合が最大、つまり完全に押し込んだときに、ボタンの反応がONになるという処理になっているのだ。このことから、コントローラ自身の形状やボタンストロークの長さから感じられる変化はあるものの、それ以外の部分はほぼ同様の結果が得られた、ということである。
● PCでワイヤレスコントローラを使いたい……果たして動作するのか!?
有線コントローラのチェックを終えたあとは、いよいよPS2用ワイヤレスコントローラの登場である。有線コントローラのチェックでは、おそらく電力的な差と思われるところで、全体が光るコントローラに変化が見られた。この点から「ワイヤレスはやっぱりきついのかなー? 」と想像していた所員一同。今回テストしたワイヤレスコントローラは、
- HORI「ワイヤレスアナ振2ターボ」
- ロジクール「コードレス・コンパクト・コントローラ」
のふたつだ。「ワイヤレスアナ振2ターボ」については第20回を、「コードレス・コンパクト・コントローラ」については第15回を参照していただきたい。
チェックするコンバーターは有線コントローラと同様の4製品である。その結果はというと……。HORIの「ワイヤレスアナ振2ターボ」は、全てのコンバーターで動作し、ロジクールの「コードレス・コンパクト・コントローラ」は、全てのコンバーターで動作をしない、というはっきりとしたものになったのだ!
少々残念だが、HORIの「ワイヤレスアナ振2ターボ」のみを見ていくことにしよう。操作感に関しては良好であり、有線コントローラとほぼ変わらない動作を実現している。光るコントローラが正常に動作しないという結果となった反面、「ワイヤレスアナ振2ターボ」がなんら問題なく動作したのは驚きだ。また、「ワイヤレスアナ振2ターボ」には、操作をせずに3分間放置すると、コントローラの電源が自動的に切れるオートスリープモードを備えている。コンバーターへ接続している最中にスリープモードへ切り替わっても、問題なく復帰することができた。
ロジクールの「コードレス・コンパクト・コントローラ」が動作しない理由は定かではないものの、「ワイヤレスアナ振2ターボ」に関しては、電力の供給を必要としているのはワイヤレス受信部のみとなっており、コントローラ側は乾電池で駆動していることがよい作用を及ぼしているように思える。
● 振動テストでコンバーターによる電力供給量の違いが明白に?
これまでは振動機能の動作状況のみを報告してきたが、ここでは水面の波紋を利用して振動の強さを調べていくことにしよう。このテストで利用したコントローラはPS2の純正コントローラ、サイバーがジェットの「CYBER・アナログ連射コントローラ」、HORIの「ワイヤレスアナ振2ターボ」の3台。チェックしたコンバーターは、これまでに扱ったコンバータの4製品だ。ただし、ポート数の違いによる振動の差は無かったため、レポートはサンワサプライの「USBゲームパッドコンバーター(1P用)」とエレコムの「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(1ポート接続タイプ)」の2製品でお伝えすることにしよう。
まずはじめに純正コントローラを両コンバーターに接続し、コントローラの左グリップを水の中に入れて波紋の具合をチェックする。
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純正コントローラを利用したテスト。左が「USBゲームパッドコンバーター(1P用)」、「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(1ポート接続タイプ)」 |
水面の波紋を見ると、「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(1ポート接続タイプ)」に比べて「USBゲームパッドコンバーター(1P用)」の方が波紋の幅が広くなっていることがわかる。幅が広いということはモーターの回転速度が遅くなっているということであり、実際に「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(1ポート接続タイプ)」の方が振動が強いと感じた。
2つのコンバーターで振動の強さが違うことがはっきりわかったのは「CYBER・アナログ連射コントローラ」をチェックした時である。
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「CYBER・アナログ連射コントローラ」を利用したテスト。左が「USBゲームパッドコンバーター(1P用)」、「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(1ポート接続タイプ)」となっている |
「USBゲームパッドコンバーター(1P用)」に接続した時の波紋はうっすらと見える程度。手に持った時の感覚では、「今にもモーターが止まりそう! 」といった感じだ。どうやら「USBゲームパッドコンバーター(1P用)」においては、供給されている電力が若干少なく、モーターの先についている“おもり”を回すパワーが不足しているようだ。こうなると、有線コントローラの中で動作させることができなかった「CYBER・アナログコントローラ光」も電力不足が原因である可能性がより高まったといえる。一方、「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(1ポート接続タイプ)」はPS2で利用したときとほとんど変わらない振動の強さを維持してるという結果となった。
次はワイヤレスコントローラである「ワイヤレスアナ振2ターボ」をチェックしていこう。
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「ワイヤレスアナ振2ターボ」を利用したテスト。左が「USBゲームパッドコンバーター(1P用)」、「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(1ポート接続タイプ)」である |
波紋の写真を見ると、一見「USBtoPSゲームパッドコンバーター2(1ポート接続タイプ)」の方がダイナミックに感じるかもしれないが、これは光の反射具合が異なっているだけであり、波紋の幅はほとんど変わらない。手に持った時に感じる振動の具合も同じだ。
有線コントローラではコンバーターによって振動の強さに違いが発生したのに、なぜワイヤレスコントローラでは変わらないのか? 理由は簡単、ワイヤレスコントローラはコントローラ側に内蔵した電池でモーターを回転させているからである。つまり、コンバーターから供給されている電力によって振動の強さが変わることは無いというわけだ。
● PCで使うコントローラの選択肢が一気に広がるコントローラコンバーター
なにはともあれ、特殊なものを除くと、全体的に多くの製品が良好な動作をしたという結果になった今回のPC用PS2コントローラコンバーターの研究。特に、なかばムリだろうと考えていたワイヤレスコントローラがワイヤレスアナ振2ターボだけとはいえ、スムーズな動作を見せたのはよい成果だった。
これでPC側のキーボードやマウスもワイヤレス化すると、非常に満足度の高い環境が生み出せることだろう。使い慣れたPS2用のコントローラでPC用のゲームをプレイできるコントローラコンバーター。今回の研究結果が購入を考えていたかたの参考になれば幸いだ。最後にXboxでPS2用のコントローラを使用可能にする「XBコンバーター」を紹介して、今回の内容を締めくくろう。
● PS2用コントローラをXboxで使えるようになる「XBコンバーター」
ここで紹介するグッズは、UGAMEから発売されている、PS2用のコントローラをXboxで使用可能にするコントローラコンバーター「XBコンバーター」だ。XBコンバーターがどのような製品なのか、紹介は前編で行なっているので、そちらも合わせてご覧頂きたい。
前編にもあるのだが、このコンバーターの意義はなんといっても豊富な種類が揃っているPS2用のコントローラをXboxで使用できるところにある。中でもワイヤレスコントローラやスティックコントローラといった製品がXboxにはあまり登場していない。Xbox自体の高性能さを生かしたアーケードからの移植タイトルを存分に楽しむためにも、PS2用スティックコントローラが使用できるようになるのは大きいだろう。
それではXBコンバーターの動作をチェックしていこう。今回動作のテストに使用したタイトルはSEGAから発売されている「スパイクアウト バトルストリート」だ。「スパイクアウト バトルストリート」はアーケードで好評を博したアクションバトル。Xbox付属のコントローラによる操作も考慮されてはいるものの、やはり快適にプレイするのにはスティックコントローラを使用したくなるところだ。
● 動作に遅延などは感じられず、アナログボタンの感触まで再現
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サターンパッドで「スパイクアウト バトルストリート」をプレイすると気分(だけ)はセガサターン版だ! |
XBコンバーターをXbox本体に接続し、まずは、PS2の純正コントローラを接続してみた。「スパイクアウト バトルストリート」のトレーニングモードで操作をしてみると、動く、動く。何の違和感もなく操作ができてしまった。操作のレスポンスも、遅延などを感じることがなく良好だ。
ここでふと気づいたのだが、「スパイクアウト バトルストリート」はアナログボタンのアナログ動作に対応しているタイトルであるということ。XBコンバーターを使用してのアナログボタンの感触を見てみると、しっかりとアナログボタンをサポートしている様子。
軽くボタンを押した状態ではキャラクタは動かず、強くしっかりと押すことでキャラクタはパンチを繰り出す。Xbox純正のコントローラと交互に操作してアナログボタンの感触を確かめてみたところ、その操作感は非常に近い。むしろ、本来「スパイクアウト バトルストリート」というタイトルにはアナログの強弱によって異なる操作性は必要とされていないため、手元にアナログとデジタルの切り替えがあるPS2用コントローラのほうが使い勝手がよいという結果になってきた。
次々に有線のPS2用コントローラを接続しなおしてチェックを進めてみたが、どれも良好な操作を得ることができた。チェックしたコントローラは今回の前半で紹介しているPC用PS2コントローラコンバーターで使用したものと同様だ。XBコンバーターには純正のXbox用コントローラと同じく、メモリーユニットやボイスチャットユニットを装着するためのスロットが2個設けられている。メモリーユニット、ボイスチャットユニットともに、問題がなく使用できたことも付け加えておこう。
● ワイヤレスコントローラとスティックコントローラでチェック!
お次は、XBコンバーターにPS2用ワイヤレスコントローラを接続してみる。テストしたPS2用ワイヤレスコントローラはPC用コンバーターと同様にHORIの「ワイヤレスアナ振2ターボ」とロジクールの「コードレス・コンパクト・コントローラ」だ。
ワイヤレスコントローラの受信ユニットをXBコンバーターに接続。試してみると、なんと、なんの問題もなく動作してくれた。PS2用の有線コントローラと同じく、操作感は良好。アナログスティックやボタンに関しても十二分な操作感だ。見事なまでに動作しているため、特筆すべきところもない、といったところである。
この勢いで、続いてテストしたのはスティックコントローラ。今回テストしたPS2用スティックコントローラは以下のようになっている。
- HORI「REAL ARCADE PRO(リアルアーケードプロ)」
- HORI「FIGHTING STICK2(ファイティングスティック2)」
- HORI「コンパクトジョイスティック」
- セガロジスティック「ネオジオスティック2」
こちらもその全てが問題なく動作した。中でもHORIの「FIGHTING STICK2(ファイティングスティック2)」は、アナログ入力にも対応しているという風変わりなスティックコントローラなのだが、アナログモードでの動作もしっかりとした感触を得られた。スティック部分が振動するという特徴もキチンと動いていた。
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ネオジオスティック2でSNKプレイモアのタイトルをプレイすれば、やはり気分(だけ)はネオジオ版? |
唯一のアナログ動作をサポートしているファイティングスティック2。レバーに搭載された振動機能もしっかりと動作している |
● Xboxユーザーなら持っておきたいコンバーター
PS2用の有線コントローラ、ワイヤレスコントローラ、スティックコントローラとスタンダードなものを全てチェックしてみたが、どれも満足のいく動作をしてくれたXBコンバーター。特にXboxで使用したいときに選択肢がほとんどない、ワイヤレスコントローラとスティックコントローラが使えたのは非常に嬉しいところだ。
スティックコントローラに関しては特に、形状的にも大きなものが多いため、あまり何台も買い揃えたくはないもの。XBコンバーターはXboxでのコントローラチョイスを大きく広げてくれる、現時点での決定版としてよいだろう。
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□サンワサプライのホームページ
http://www.sanwa.co.jp/
□エレコムのホームページ
http://www2.elecom.co.jp/
□UGAMEのホームページ
http://www.ugame.jp/
(2005年6月24日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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