【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】
← 前回分 【バックナンバー】

【連載第11回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

続々と発売されるPSP&NDSグッズを大検証!!


当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。連載もはや10回を越えたが、ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、今後も鋭意努力していく所存である。



 PSPとニンテンドーDS(以下NDS)が発売されて以来、各社から続々と関連グッズが登場している。当研究所では、今までに液晶保護フィルター(第1回第2回第4回)や収納ケース(第3回第5回第6回)、バッテリー充電機器(第7回)といったPSPとNDSのゲームグッズを取り扱ってきたのだが、携帯ゲーム機ライフを充実させてくれる製品は他にも沢山存在している。ということで、あらためてPSPとNDSのゲームグッズを新旧問わずチョイスし、実際に入手したものを検証していくことにした。

 本記事の中で異彩を放っているグッズといえば、やはりPSP用のシリコーンカバー「PSPシリコーンジャケットset」だろうか。本連載の第4回で表面全体を傷や汚れから保護することができるPSP用の前面保護シートを取り上げたのだが、「PSPシリコーンジャケットset」ではPSP本体の約90%を保護することが可能となっている。また、PSP用の防水ケース「CYBER・ウォータープルーフケース」も注目したいグッズ。これを使えば、お風呂にPSPを持ち込んで快適なバスタイムを過ごすことができるのだ。このように、プレイ環境を変化させてしまうグッズも登場する今回のゲームグッズ研究所。この中からお気に入りの一品が見つかれば嬉しい限りである。

● NDS用ゲームグッズ編

 NDS用のゲームグッズは、ロアスのNDS用収納ケース「ニンテンドーDS専用ソフトポーチ」と「ニンテンドーDS専用ソフトケース」に加え、モリガングの液晶保護フィルター「液晶ガードDS+タッチスクリーンガードDS」をチョイスした。順番に紹介していこう。

・ NDSを手軽に収納「ニンテンドーDS専用ソフトポーチ」&「ニンテンドーDS専用ソフトケース」

 まずはじめに、ロアスから新しく発売されたNDS用の本体収納グッズを見ていこう。「ニンテンドーDS専用ソフトポーチ」は、合成革製の巾着袋だ。巾着を締めるための紐にはストッパーが付いており、紐が緩んで本体が飛び出すといった事故を防ぐことができる。ポーチの内部はフリース地のような柔らかな素材を採用しているため、ポーチ内で本体に傷がつくといった心配も無いだろう。素早く出し入れしたい、シンプルに持ち運びたいという方にはオススメの一品だ。

「ニンテンドーDS専用ソフトポーチ」の購入価格は880円。合成革製は柔らかく、さわり心地が良い

 「ニンテンドーDS専用ソフトケース」は、表面の素材に低反発ウレタンを採用し、外部からの衝撃を和らげるという配慮もなされている。内部には、NDS本体の下部を支えることができる「ズレ防止バンド」が付いているため、ケースを開けた時の不意な落下を防ぐだけでなく、ケースに入れたままプレイすることも可能だ。L/Rボタンはケースの溝に少し隠れてしまうため、やや押し辛くなってしまうが、L/Rボタンを多用しないタイトルや、タッチペンによる操作がメインのタイトルであれば、ケースに入れたままでも快適にプレイすることができた。

「ニンテンドーDS専用ソフトケース」の購入価格は1,380円。大きなファスナーを採用しているため開け閉めも簡単だ

・ 強い粘着力でピタッと貼り付く「液晶ガードDS+タッチスクリーンガードDS」

 「液晶ガードDS+タッチスクリーンガードDS」はNDSの液晶画面とタッチパネルを傷から守るための液晶保護フィルターだ。フィルターの表面には傷を防止するハードコート加工がなされている。また、光沢表面処理によって色の再現性も高く、映像の美しさが保たれている。粘着面は新開発のポリマー樹脂が採用されており、液晶画面とタッチパネルにピッタリと貼り付けることができるだけでなく、何度でも貼り直すことが可能だ。

「液晶ガードDS+タッチスクリーンガードDS」の価格は945円 通常の液晶画面用とタッチパネル用の保護フィルターが2枚セットになっている

 それでは早速NDSに保護フィルターを貼り付けていこう。タブシールなどは付いていないため、保護フィルムを剥がした後は保護フィルターを指で挟みながら持つことになる。保護フィルター自体が硬いので、しなることもなく持ちやすかった。しかし、ここでトラブル発生。貼り付け位置が少しずれてしまい、保護フィルターが液晶画面の枠外にはみ出してしまったのだ。当研究所所員はこれまでに十数枚の保護フィルターを貼り付けてきたこともあり、このようなトラブルでも平常心で対処することができる……はずだったのだが、この保護フィルターは剥がそうにもなかなか剥がすことができない! これが新開発のポリマー樹脂パワーなのか!

 この粘着力の高さは、販売元であるモリガングも認識しているようで、保護シートの剥がし方を詳しく解説した1枚の紙が添付されていた。その解説によると、保護フィルターにセロハンテープを貼り付けた後、5分以上時間を置いてからセロハンテープを持ち上げる必要があるようだ。少し時間を置くのはセロハンテープをしっかり定着させるためである。

保護フィルターを剥がしたい時は、添付されている剥がし方の説明書を良く読んでから行なおう

 解説通りに対処してみたところ、液晶画面に保護フィルターの吸着素材が残ることもなく綺麗に剥がすことができた。その後、位置合わせを正確に行ない、見事に貼り付け成功となったのだが、ここでまたひとつ大きな特徴を発見。大抵の保護フィルターでは、液晶画面と保護フィルターの間にホコリが入ると、ホコリの周りに気泡が発生するのだが、この保護フィルターはホコリをも完全に取り込み、全く気泡が発生しないのである。保護フィルターの堅さが影響しているのか、吸着力の高さが原因なのかはわからないが、当連載第2回で取り上げた6種類の保護フィルターと比較しても、このような製品は初めてであった。

 使用感については、硬い保護フィルターということでタッチパネルの反応が気になっていたが、何も貼り付けていない状態の時と同じ感覚でプレイすることができた。もちろん、タッチペンで激しく擦っても傷が付くことはなく、ハードコートの効果が十分発揮されているようだ。画面の見た目に関しては、保護フィルターを装着していない時と変わらぬ明るさと色調を保ち、つやのある映像を確認することができた。

 貼り直しという場面ではやや苦労するかもしれないが、これだけしっかりと液晶画面に貼り付くので、不用意なトラブルで剥がれてしまうことはまず無さそうだ。「1回で綺麗に貼れる! 」という自信のある方は是非使ってみて頂きたい。


● PSP用ゲームグッズ編

 PSP編では、HORIの収納ケース「ポータブルポーチ」、ミヤビックスの収納ケース「エアロケース for PSP」、本体の大部分を傷から保護することができるパワーサポートの「PSPシリコーンジャケットset」、USB端子で充電が可能なサイバーガジェットの「CYBER・USB電源ケーブル」と「CYBER・USB電源&データケーブル」、最後にサイバーガジェットの防水ケース「CYBER・ウォータープルーフケース」を紹介していこう。

・ カラーバリエーションが豊富な「ポータブルポーチ」

 HORIの「ポータブルポーチ」は、PSPの純正ケースにマジックテープで素早く開閉ができるフタが付いたという感じのケースだ。ケースを空けると、フタの部分にインナーポケットが2つ備えられており、メモリースティックDuoを2枚収納することができる。カラーバリエーションは、今回紹介した「ホワイト」以外に「ブラック」、「オレンジ」が用意されており、さらにHORIの直販サイト「HORISTORE.com」では「ホットレッド」、「ライムグリーン」のオリジナルカラーを購入することができる。ケースというとシルバーやブラックが多いのだが、カラーバリエーションが豊富に用意されていることは嬉しいポイントだろう。

「ポータブルポーチ」の価格は714円 メモリースティックDuoをしっかりとホールドしてくれるインナーポケット
ケースに入れたままでもイヤホンの着脱が可能だ

・ スリムだけど多機能な「エアロケース for PSP」

 次に、耐衝撃性と多機能さを兼ね揃えたミヤビックスの「エアロケース for PSP」を見てみよう。ケース表面は簡単には曲げられないほどの硬い素材が使われているため、強い衝撃が一点に集中しても、十分耐えることができる。ケースの背面には、ベルトに通すためのルーフと大きなフックが付いており、ズボンのベルト通しやバッグのリングなどにケースをぶら下げて持ち歩くことも可能だ。

「エアロケース for PSP」の価格は1,470円 フックを取り外してよりコンパクトに持ち運ぶこともできる

 ケース内にはUMD用の収納ポケットが付いた仕切りが備え付けられている。この仕切りをPSPの液晶画面に被せることで、ケースに収納したアイテムとの接触を防ぎ、液晶画面を傷から守ることができる。また、PSP本体は2本のゴムバンドで固定することが可能で、ケースを開けた時に本体がズレ落ちてしまうのではないかという心配も無い。ケース内にも安全性を高める工夫が施されているというわけだ。

 メッシュ状の多目的ポケットには、PSP用のアクセサリーを収納することが可能だ。早速純正のリモコンとイヤホンを入れてみたところ、ケースが閉まりにくくなり少し窮屈。PSP本体とUMD、リモコン、イヤホンをすべて収納した場合、なんとかケースを閉じることはできるが、衝撃を吸収するスペースがほとんど無くなってしまうため、この状態で強い衝撃を受けた時のことを想像すると少し不安を感じてしまう。UMDを収納するか、リモコン・イヤホンを収納するかの2択で考えた方がよいだろう。クリーニングクロスやメモリースティックDuoなど、厚みのないアイテムを収納しておくのがベストだ。

UMD用の収納ポケットには、1つのポケットに2枚ずつ、計4枚のUMDを収納することができた 本体をゴムバンドで固定すれば、ケースに入れたままでもゲームをプレイすることが可能だ。ただし、液晶画面の一部はゴムバンドで隠れてしまう 多目的ポケットの入口はゴムバンドになっており、収納したアイテムが飛び出さないようになっている

 「どうせならPSPで使うアイテムをすべて入れてしまいたかった! 」というのが本音ではあるが、厚みのないスリムなケースということも本製品の特徴である。PSP本体やUMDをスマートに、そして安全に持ち運びたい方にオススメしたい。

・ 操作感も良好! 本体の大部分を傷から守る「PSPシリコーンジャケットset」

 パワーサポートの「PSPシリコーンジャケットset」は、PSPの上部と液晶画面以外をシリコーン製のカバーで覆い、広範囲にわたって傷から守ることができるシリコーンジャケットだ。方向キーや各種ボタン類もしっかりとカバーしつつ、装着したままでも操作が可能というところがポイントである。パッケージにはシリコーンジャケットの他に、液晶画面をカバーする保護フィルターとアナログパッドに被せるシリコーン製のカバーがセットになっている。これらすべてを装着すると、ほぼ完全な傷対策ができるというわけだ。

 まずは、シリコーンジャケットの外観からチェックしてみよう。シリコーンの素材には若干の黒みが加えられており、PSP本体の色と馴染むようになっている。R/Lボタンが配置されている上部に関しては完全にオープンな状態。そのため、USBコードの接続や、UMDの入れ替えも装着したまま行なうことが可能だ。また、バッテリ充電用の端子、ワイヤレスLANスイッチ、イヤホン端子、POWER/HOLDスイッチの部分には穴が開けられているので、装着時でも充電や電源操作などを行なうことができる。ただし、メモリースティックDuoの出し入れを行なう際には、シリコーンジャケットを一旦取り外さなければいけないため、何枚かのメモリースティックDuoを併用していたり、PC用のメモリースティックリーダーで動画や音楽ファイルを転送している方にとっては少し残念な点だろう。

「PSPシリコーンジャケットset」の価格は、パワーサポート直販価格で3,570円 装着したままでもUMDを交換することができるが、UMDのOPENスイッチをスライドさせるだけでは途中でUMDが引っかかってしまう。手際よく取り出すためには手でカバーを大きく広げる必要がある

 それでは早速PSP本体にシリコーンジャケットを装着してみよう。装着方法は、シリコーンジャケットの上部からPSPを差し込み、少し引っ張りながら方向キーやボタン類に位置を合わせていくだけ。シリコーンジャケット自体は丈夫で伸縮性も高いため、大胆に装着しても破損するということはないだろう。馴れてしまえば10秒程度で着脱ができてしまうほどカンタンだ。

 装着した状態でゲームをプレイした時の操作感は重要な要素だ。方向キーや「□、△、○、×ボタン」、「ホームボタン」、「セレクトボタン」、「スタートボタン」に関しては、柔らかいシリコーンとはいえ若干の負荷がかかるのだが、普段より強く押そうと意識する程の負荷でもなく反応は良好。ただし、親指の第一関節あたりを使いながらコマンドを入力することが多い格闘ゲームのようなタイトルでは、力強く入力したほうが確実だろう。一方、「音量ボタン」や「ディスプレイボタン」、「サウンドボタン」のような小さなボタンは、はっきりと押しにくさを感じてしまった。そのため、ボタンの中心を指の先で強く押すといった操作が必要かもしれない。

 付属しているアナログパッド用のシリコーンカバーは、アナログパッドの頭部へ覆い被せるように装着する。若干本体と擦れてしまうのだが、操作感を損なう程では無く、アナログパッドが引っかかって元に戻らないということも無い。むしろグリップ感が増して使いやすくなったという印象だ。

方向キーや各種ボタンにもピッタリとフィットしている。この丁寧な作りが快適な操作感を実現しているのだろう

 また、同梱されている液晶画面を傷から守るための保護フィルターは、透明度の高い高光沢高品質フィルムが採用されている。粘着面はポリマー樹脂でできているため、何度でも貼り直しが可能だ。表面にはハードコート処理が施されており、試しに保護フィルターの表面をツメで強く擦ってみたが、傷が残るということは無かった。これだけ強固であれば、指紋などの汚れも気軽に拭き取ることができるだろう。

 シリコーンジャケットを装着したPSPを電車で使用していたところ、ちょっぴり嬉しい効果を発見した。人混みの中でプレイしている時に一番気を使うのが、ボタンを押した時の音では無いだろうか。 たまに押す程度ならそれほど気にならないかもしれないが、激しく連打をすると、「ペチペチペチペチッ! 」という音が意外と響き渡っていることに気が付く。しかし、本製品を装着した後では、ボタンの連打音もかなり軽減されていたのである! 実に静かであり、シリコーンジャケットのおかげで静かな場所でも全力でプレイすることができるようになった。ボタンの音が気になる方にも、オススメのグッズだ。


・ パソコンやPS2でPSPの充電ができる「USB充電ケーブル」

 当連載第7回のバッテリー充電グッズ編ではパソコンのUSB端子でPSPの充電が可能になる携帯機器用のUSB充電ケーブルを取り上げたのだが、2月下旬にゲーム周辺機器メーカーであるサイバーガジェットからPSP用のUSB充電ケーブルが発売され、ゲームショップでも容易に入手することができるようになった。そこで、USB充電に対応したサイバーガジェットの「CYBER・USB電源ケーブル」と「CYBER・USB電源&データケーブル」の2製品をあらためて紹介しよう。

 「CYBER・USB電源ケーブル」はUSB端子とAC充電端子を備えたシンプルなケーブルとなっている。そのため、価格が580円と安く、手軽に購入できるというのが特徴だろう。「CYBER・USB電源&データケーブル」は、一本のケーブルでPSPの充電とセーブデータや音楽ファイルなどのデータ転送を可能にした製品だ。充電用、データ転送用と2本のケーブルを用意する必要が無くなるという便利なゲーブルである。

「CYBER・USB電源ケーブル」の価格は580円。ケーブルの長さは約1m 「CYBER・USB電源&データケーブル」の価格は980円。PSPのUSB端子とACアダプタ端子に接続。ケーブルの長さは約1mとなっている

PS2とPSPを「CYBER・USB電源ケーブル」で接続して充電中

 早速充電テストを行なおうとしたところ、CYBER・USB電源&データケーブルの説明書に、PS2のUSB端子を利用した場合は2時間30分で充電を終えることができると書かれていた。確かにPS2にはUSB端子が搭載されているためUSB充電ケーブルで充電することは可能だ。第7回ではパソコンのUSB端子を利用したのだが、フル充電までに7時間28分もの時間を費やしてしまった。そこで、今回はPS2のUSB端子を使い、実際にどれだけの時間でフル充電できるのかテストしてみることにしよう。

 接続方法は、PS2の電源をオンにして、「CYBER・USB電源ケーブル」または「CYBER・USB電源ケーブル」をPS2のUSB端子とPSPのAC充電端子に接続するだけだ。今回の充電テストでは、PS2に初期型のSCPH-10000を、USB充電ケーブルは「CYBER・USB電源ケーブル」を利用した。結果、PSPの電源が入らなくなった状態からバッテリー残量が100%になるまでの時間は3時間44分かかった。説明書に記述されている2時間30分よりも1時間ほど長いという結果になってしまったが、少なくとも外出先で充電したい時にパソコンとPS2があった場合はPS2を利用した方がよさそうだ。

・ 「CYBER・ウォータープルーフケース」で快適なバスタイムを

 携帯ゲーム機の魅力といえば、やはり「いつでもどこでも気軽に遊べる! 」ということだろう。外出先や部屋の中で遊ぶというのが基本になると思うが、お風呂でゲームをプレイしたいと考えたことはないだろうか? 特に半身浴で長時間お風呂に入っているという方々は、少々暇を持て余しているはずだ。

 そんなバスタイムを快適な空間に変化させてくれるのが、サイバーガジェットの「CYBER・ウォータープルーフケース」。この製品は浮き輪などに使われているビニールで作られたケースで、PSPを水から守ることができる。使い方はいたって簡単。ケースの中にPSPを入れてフタの部分を3重に折りたたみ、最後にマジックテープで固定するだけ。「折りたたむだけってことは密封されていない状態なの? 」と水の侵入に対して若干不安を感じるかもしれないが、ケースの中に空気を入れてフタを閉じ、上から強く押しても空気が漏れるということは無かった。

「CYBER・ウォータープルーフケース」の価格は980円 3重に折りたたむトリプルディッチ構造により、高い密封性を誇る
ケースを通して画面を見ると、若干ノイズが乗ったような映像になる

 早速PSPとケースをお風呂に持ち込み、実際にPSPを操作してみると、ケース全体がやや硬いこともあり、L・Rボタンが若干押しにくいと感じた。前面に配置されている方向キーや各ボタンの操作感は良好だ。ただし、アナログパッドの操作は難しく、力を入れてパッドを動かすことである程度の操作はできるものの、アナログパッドがケースに引っかかってしまい入力状態が続いてしまうということが何度かあった。残念なことだが、アナログパッドを多用するタイトルをお風呂で楽しむことはできないと思った方が良いだろう。音に関しては、密封されているとはいえ十分聞き取ることができた。

 アナログパッドが操作しづらいということが発覚し、プレイできるタイトルが少し減ってしまったのだが、PSPはゲーム以外にも音楽や動画を再生する機能が搭載されている。観たり聴いたりするだけであれば複雑な操作をする必要は無いため、このケースに入れたままでも問題なく使うことができるというわけだ。音楽を聴きながらエコーのかかった美声を響かせるのも良し、お風呂場をミニシアターとして利用するのも良し、もちろんゲームを楽しむのも良し。お風呂だけで半日過ごせそうな勢いである!

入浴スタイルをひとつご提案しておこう。タオルは水分を拭き取るだけでなく、PSPを立てるためにも利用できる。動画を見るならこのスタイルがベストだ。脱水症状を防ぐために飲料水を用意することもオススメしたい おっと水の中! でも大丈夫。若干の空気が入っていれば、プカプカと優雅に浮かんでくれるため完全に水に浸かってしまうことはない

 手足が十分にふやけてきたら、快適なバスタイムも終了の時間となる。しかし、ここで気を抜いてはいけない。PSPが一番濡れやすいのは、風呂上がりにケースからPSPを取り出す時なのである。自分の体だけでなく、ケース全体と、入り口のマジックテープ付近の水分をしっかり拭き取り、素早くケースから取り出そう。

 お風呂場を快適空間に変化させてくれた「CYBER・ウォータープルーフケース」とPSP。おかげ様でPSPに熱中しすぎてついつい長風呂になってしまうことが多くなってしまった。ある研究所所員は、PSPと共に1時間以上もの入浴を楽しんでいたところ、完全にのぼせてしまってちょっぴりアブナイ状況に陥ったこともあるという。お風呂でプレイする際には、くれぐれも“十分な換気”と“十分な水分補給”を心がけて頂きたい。


● 発売から時期が経ち、周辺グッズも充実してきたこれからが楽しみ

 発売直後に比べ、圧倒的に品数の増えた携帯機用ゲームグッズ。今回の検証はやや駆け足気味になってしまったが、その数には圧倒されるばかりだ。まだまだこれからもユニークな商品が出そうな市場なので、新製品を楽しみに、今回のレポートを終わらせていただくことにしよう。


 当研究所では、みなさんに取り上げてほしいネタなどを随時募集する。ドシドシと編集部までメールを送って下さい (編集部)

→ game-watch@impress.co.jp ←

■■ 注意 ■■

  • この記事の情報は編集部が検証した個体のものであり、すべての製品に共通するものではありません。
  • この記事を読んで行なった行為によって、生じた損害はGAME Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。
  • GAME Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

「ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険」
(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc. (C)Yohsuke Tamori All rights reserved.

□ロアスのホームページ
http://www.loas.co.jp/
□モリガングのホームページ
http://www.moritoys.co.jp/
□HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□ミヤビックスのホームページ
http://www.miyavix.co.jp/
□パワーサポートのホームページ
http://www.pawasapo.co.jp/
□サイバーガジェットのホームページ
http://www.cybergadget.co.jp/

(2005年3月17日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.