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【連載第6回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

PSP用ケース「PDAIR」シリーズ2つを試す


当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。



●ゲームグッズフラッシュ!(まだ仮称) ――「PDAIR Leather Case for PSP」、「PDAIR レザーフェイスカバー for PSP」を試す

どちらもミヤビックスが運営するオンラインショップ「Vis-a-Vis」で販売されている
 株式会社ミヤビックスから、PSPのネジ穴を利用した2つのレザー製カバーが2月上旬から発売されている。「PDAIR Leather Case for PSP」、「PDAIR レザーフェイスカバー for PSP」の2つがそれで、基本的にどちらも革製。カバーする場所が異なる以外は、ほぼ同様の製品に見える。サンプルをご提供いただいたので、早速取り付け、使用感をレポートしてみることにした。

・ネジで固定するレザー製PSPカバー「PDAIR レザーフェイスカバー for PSP」

 「PDAIR レザーフェイスカバー for PSP」は、PSP液晶側前面を覆う形のフェイスカバー。ブリスターパックに収められているのは、カバーだけでなく、取り付け用のマイナスドライバーの2つ。丁寧なステッチがひと目でわかるカバーは、表は高級感のある黒のレザー、裏地はやや硬質感のある皮が縫い合わされた形になっている。間にはスポンジがサンドされた状態になっていると思われ、カバーを閉めれば多少の衝撃も吸収してくれそうだ。

表と裏。皮素材は柔らかいものが表に使用されており、液晶に接する裏には硬質のものが使用されている。きっちりとしたステッチで縫い合わされており、間には衝撃吸収を目的としたスポンジと思われる素材がサンドされている。また、カバー固定用のドライバーも1本付属

 高級感を感じさせるこのカバー、取り付けは至極簡単だ。PSP上部のUSB端子両脇にある穴に、付属のネジで固定するだけ。このネジはあらかじめカバーに通されており、プラスティックのストッパーで外れないようにセットされている。付属のドライバーで軽くネジを回してみると、あっさりと固定できた。カバーを固定することに執着して、ネジを回し過ぎないように気をつける以外、特に気を使うこともないだろう。本体側にプラスティックのカバーがついているので、万一締めすぎてもPSP本体に傷はつかないだろう。

カバーを固定するのは2つのネジ。PSPの上部、USB端子の両脇にあるネジ穴を使う。付属のドライバーであっさりと固定できる。締め過ぎないように注意したい

ネジでの固定以外はなにもないので、カバーは簡単に開くことができる
 固定してみると、カバー部とは別に、皮を2枚張り合わせたパーツでPSPとカバーが接続される形になる。このパーツも適度にやわらかく、カバーは簡単に開くし、特にストレスは感じられない。カバーを閉じた形は非常にすっきりしており、PSP本体正面のボタン類以外の、電源、アドホックスイッチ、USB端子、メモリースティックスロットなどのアクセスはまったくストレスなく行なえる。また、UMDドライブへのアクセスはカバーをした状態で行なえば問題ない。

 ただ、カバーを閉じた状態で固定するものはないので、完全に固定されていないカバーが多少ぶらぶらしてしまうのは致し方ないといったところか。ゲームをプレイする際には、カバーをPSPの背面に持っていき、カバーごと指で挟んでおけばブラブラすることはない。

カバーのデザインもすっきりしており、一体感を感じさせてくれる

・PSPを表と裏から挟み込んでカバーする「PDAIR Leather Case for PSP」

 「PDAIR Leather Case for PSP」のほうは、表と裏の2枚のカバーがついており、PSPを前後からはさんだ形で保護する。それぞれのカバーの材質は「レザーフェイスカバー for PSP」と同じく革製となっている。固定方式も同じく、2つのカバーに固定されたネジをPSPのネジ穴にねじ込んであげればOK。

 「Leather Case for PSP」の特徴は、2つのカバーに、UMDが1枚入るポケット、そしてメモリースティックDUOを2枚収納するスペースが与えられたことだろう。また、カバーを閉じるときはマグネット式のボタンがついたベルトを使うことで、しっかりと固定することができるのも大きなメリットといえる。「レザーフェイスカバー for PSP」と同様の固定パーツの外側を、さらにベルトが回り込むという形状になっているので、がっしりとしたカバー具合となる。表面のカバーはベルトに支持される形でより安定感があるが、PSPを使用する際は、同様に折りたたむように背面に持って行ける。

 裏面のカバーは、PSP本体から多少浮いた形で固定されるが、PSPで遊ぶ場合は、このカバーを指で挟みこむようにして持てばよく、柔らかな素材のせいもあり、ちょっとリッチな持ち味となる(笑)。とはいえ、大げさなものではないので、違和感はさほど感じないだろう。逆に、「PSPの薄さに頼りなさを感じる」という大きな手のユーザーには、このカバーごとPSPをホールドしたほうがゆとりが持てると思われる分、オススメできる。

裏面のカバー裏側にはメモリースティックDUOのホルダーが2つ、表面のカバー表側にはUMDを1枚収納できるポケットがついている
左が裏側、中央が表側になる。「フェイスカバー for PSP」同様すっきりとした外観が印象的だ
裏側を上にした状態から開く。PSP本体を外に回転させれば表側の液晶が見えてくる
表側のカバーを開けてPSPを遊ぶ際は、裏側のカバーごと持てば、安定するようにできている。厚みが増すので、PSPの薄さが気になっていた人にはちょうどいいかもしれない
表のカバーを開けたところ。背面に持っていったカバーはマグネットで固定することも可能

 カバーを閉じると、きっちり採寸されたと思われるカバーとPSPのマッチングは上々。ただ、ベルトがいかにしっかりしていても、当然カバーのよれはあるわけで、カバーだけでPSPを持ち歩こうとすると、PSPのサイド部分がわずかだが飛び出すこともあるため、完全防御を期待する人にはちょっと向かないかもしれない。

 また、閉じた状態では、USBコネクタ、そしてUMDドライブへのアクセスはできないものの、メモリースティックスロット、電源スイッチやヘッドフォンコネクタへのアクセスは通常通り行なえる。カバーを開くと、USBコネクタ、そしてUMDドライブへのアクセスは可能となるが、ここで「ちょっと困ったな」と思ったのがUMDソフトの交換だ。OPENボタンはカバーを閉じても開いていても問題なく使えるのだが、UMDを交換するには裏面のカバーを持ち上げて行なう必要が出てくる。その際、カバーを持ち上げても、UMDスロットのカバーはそれほど大きく開口しないため、UMDの出し入れには多少気を使わざるをえない。

UMDを1枚収納し、メモリースティックも1枚ホルダーに入れてみた。結構パンパンになるが、革製ゆえに使い込めば馴染んでくる? UMD収納部。新品ではちょっとキツいぐらいのテンション。キツいなと感じるときは、ベルトをはずしてからUMDを入れてみるといいかもしれない。ただし、完全にポケットに入るわけではないので、不安を感じるなら別にUMD収納ケースを用意したほうがいい
メモリースティックホルダーは、カバー側にへこみが作られており、PSP本体側には飛び出さないような配慮がされている。また、するっと抜けてしまわないようにきっちりしたサイズで作られているし、穴が開いているので取り出しも考慮されている。ただ、意図的にカバーを圧着させるようなことを行なうと、本体にも接触してしまうかも UMDの交換にはちょっとコツがいる。OPENボタンを押してから裏側のカバーを上げるとUMDドライブのカバーが開くのだが、きっちりカバーを上げてあげないと、UMDと軽く接触してしまう

・過信は禁物だが、雰囲気も大人っぽくなるナイスなカバー

 どちらのカバーも、「PSPの液晶を保護したい」という目的に充分機能する作りになっている。PSP本体の保護、というところまでの要求を満たすとしたら、別の素材や固定方法が適していると思われるが、サイド部分はほとんどカバーされていないことは、使い勝手を落とさない工夫とも取れる。実際使ってみたが、ヘッドフォンを接続したまま、電源のON/OFF、レジュームなども問題なく行なえている。もし、サイド部分の保護に気を使うようなら、このカバーごとポーチなどに収納するといい。

 そして、ネジでしっかりと本体に固定されていることも安心の一言。カバー部分を持ってPSPを振り回したりしないかぎり、外れたり壊れたりすることはなかろう。レザーカバーでちょっと大人っぽくなったPSP、意外といい雰囲気ではないだろうか?


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□ミヤビックスのホームページ
http://www.miyavix.co.jp/

(2005年2月9日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]


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